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高田馬場の中古ワンルームマンションと新興国株式インデックスファンドの比較


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

『素材』が違えば、
その捌き方、料理法が違ってくるように、

『資産』の種類が違えば、
その特性は大きく異なってきます。

弊所「コンサルティング専科」でも、
しばしば【不動産投資】のことが話題に上ります。

たとえば、
A.高田馬場の「中古ワンルームマンション」と
B.「新興国株式インデックスファンド」という

ふたつの「投資対象」を比べてみると、
ずいぶん勝手が違うことに気付きます。


まず、ニワトリ(資産そのもの)を借金して買うのか、
買わないのかという「違い」があります。
(Aでは、借金をして購入する人が多いですね..)

また、Aでは、
ニワトリ(資産そのもの)を買って、

定期的にタマゴ(家賃)をもらうことが
そもそも取得の「目的」です。

毎月タマゴが着実にもらえるのは、
不動産ならではの「特性」であり、
ココに惹かれる人が多いのではないでしょうか..。


一方、ニワトリ(資産そのもの)の
成長
期待しているかというと・・・・、

多分、NOでしょう。


にわとりと卵


Bでは、
定期的なタマゴ(配当・分配金)は
ほとんど期待していません。

「目的」はニワトリ(資産そのもの)を
成長させることです。
また、Bのほうは、
借金をして買う人はほとんどいません…。


◆ どちらが「良いのか」という問題より、
あなたの資産運用の目的が、

○ 定期的にタマゴをもらうことにあるのか、
○ それとも、ニワトリを大きくさせることにあるのか・・、
ここをよーく吟味する必要があります。


一方、
『購入単価』のほうはどうでしょうか?

「パティオ高田馬場」(ワンルーム)
売出し価格:820万円
東京都新宿区高田馬場
専有面積:24.2m2(壁芯)
バルコニー:3.7m2
築 1984年6月

こちらは文字通り、
820万円のお金が必要です。


(その他、購入時に諸経費として
物件価格の5~7%程度が必要)
※ あっ、上記物件情報はフィクションですよ。


「eMAXIS新興国株式インデックス」
ファンド価格:8,732円(5月17日現在)
純資産額 115.67億円
新興国21ヶ国の株式
専有面積:??
運用開始日 2009年10月

こちらの購入単価はというと、
つみたて投資の場合、
1,000円、または500円から・・。

購入時の諸経費はゼロ


また、不動産、株式ファンドとも、
「けいぞく的なコスト」がかかってきます。

両者は資産の種類が違うだけでなく、
投資対象の【範囲】も異なります。

ワンルームマンションという投資対象は、
日本国・東京都・新宿区・高田馬場1丁目25-31
「パティオ高田馬場」713号室 という、

限りなく絞り込まれた一点投資です。
(円建てです)

一方、

eMAXIS新興国株式インデックスの
投資対象は、
新興国21ヶ国の株式688社です。
(投資通貨も20以上に分散されます)

各会社の↑本社所在地の分布でいうと、
おそらく、半径は何千キロに及ぶでしょう。


ABC_header-global-opportunies.jpg


次に、保有スタイルです。
どちらも、
中長期的に保有するスタイルは共通。

また、期待リターンの点で申しますと、
どちらも【安く買うことが重要である点】は、
変わりません・・。

それでは、
その資産の【希少性】という点ではどうでしょうか?


「パティオ高田馬場」713号室という資産は、
唯一無二のものです。
(代わり、というものがありません)

一方、
eMAXIS新興国株式インデックスという資産は、
何万人の人が「シェア」することができます。

(買った地点が同じなら、
誰が買っても『同じリターン』がもたらされます)


JR、地下鉄の駅から
歩いて4分のところにある、
「パティオ高田馬場」という立地
(ロケーション)の希少性、

これが
不動産投資においては重要です。

つまり、将来にわたって
堅実な家賃収入が期待できる
ロケーションと、

それを「安く購入できる」という
【希少性】を求め、

数多の人が、
不動産という資産を探し求めているのです。



たとえば、もしあなたが、
なんらかの理由があって売主が売り急いでいる、
「パティオ高田馬場」712号室という
資産の存在を知り、

それが599万円で
取得できそうだと分かり、

物件のデューディリジェンス(調査)でも
問題がないと判明した際に、

不動産投資を始めたばかりの
友人の早川さんに、
「パティオ高田馬場」712号室のことを教えますか?


(どうです・・?)


・・教えませんよね。

これが不動産という資産の
希少性」の意味です。

一方、
eMAXIS新興国株式インデックスという資産は、
【いつ購入するか?】という点では、
投資家の間で「差」が生じますが、

あなたが
eMAXIS新興国株式インデックスを買い、

早川さんも、
田辺さんも、島本さんも、

その他3万人くらいの人が
eMAXIS新興国株式インデックスを買っても、
期待リターンは変わらないわけです。


(市場そのものの「成長」を買っているため!)


それに
eMAXIS新興国株式インデックスのほうは、
少額から売ったり買ったりできるため、

「投資の時期を分散できます。」
(【つみたて投資】がよい例です!)

一方、
「パティオ高田馬場」712号室は、
5つに分けて、1/5だけ買う、あるいは売る、
ということが出来ません。

(ひとつの『大きな塊の資産』なのです)

購入するときは『一括購入』しか
道がありません。
(すなわち、投資時期の分散は出来ない。)


◆ リターンの広範な
再現性」という意味で、
インデックスファンドは
普遍を帯びているのに対し、

不動産は「個別性」に
終始した資産です。

不動産の購入体験は、
あくまでその人特有のものであり、

他者のリターンの「再現」に
必ずしも結び付かないことに注意しましょう。

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