FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

お金との付き合い方2,000年史 その1)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

【人には寿命がありますが、お金には寿命がありません・・。】
云い得て妙だと思いませんか。

人はいつか必ず死んでしまいますが、
お金は、その価値が上がったり下がったりしながらも、
人の何倍もの間、生き続けることが可能です。

ただ、別に、お金が人格を持って
「長く生きていく」わけではありません。

(意識しないうちに)
私たち人が、お金に【長い生命】を付与しているのです。
人が・お金に・命を付与?

あっ、すみません。
最初からちょっと硬い言い回しになってしまいました..。

「カンさん。そんなことより、
ワタシはTSUTAYAに行って、
400円で「スパイダーマン」のDVD借りてくるわ。」

はい。たしかに..。
そういうのも、お金の身近な利用法ですね。

ところで、
あなたもわたしも、母方の家系を辿れば、
約15~20万年前にアフリカに生存した
ひとりの女性」にたどりつくと言われます。

わたしは、ヒトが今日の「人」になり得たのは、
以下の3つの理由によると思います。

1.【道具】を作り、それを生活の中で活用した。
  (たとえば、「火」も道具のひとつですね)

2.【言葉】を発達させ、コミュニケーション力を育んだ。
3.【貨幣】を発明し、モノ・サービスの流通力を高めた。

1.2.とも、
20巻の全集が出来るくらい、重厚で奥深いトピックですが、
わたしの場合(仕事柄、)3.に惹かれます。

お金という道具を編み出し、
お金という概念を発展させてきたのは、
まぎれもなく「人間」です(= 私たちの祖先です)

たとえば、海辺に住む「海彦さん」、
山の中に住む「山彦さん」を想像してみてください。

海彦さんには魚が余っていますが、キノコがありません。
山彦さんにはキノコが余っていますが、魚がありません。
(よくある「たとえ」ですね..)

お互いに余剰な食物が生じた場合、
自分たちに足りないものと【交換】できたほうが便利です。

◆【貨幣の果たした役割】って何かといいますと、
モノとモノの「交換の機会」を
劇的に増加させたことなのです。

その結果、
ヒトが行う活動(=経済行為)が
飛躍的に拡大しました。

(最初の頃は、
貝殻や石が「貨幣」として用いられたようです。

現存する最古の貨幣は
紀元前7世紀頃に作られた
エレクトロン貨といわれています..)

お金とヒトは長い歴史を持ちますが、
そうはいっても、今から1000年以上前、
奈良時代や平安時代に生きた多くの庶民にとっては、
お金は、モノを得るための「媒体」にすぎませんでした。

想像してみてください・・。
ほとんどの庶民にとって、
今日生きること、
明日を生き抜くことが死活問題であり、

お金とは(たとえば)
塩を得るため、鍬(くわ)を得るために、
ただ、【用いる】ものだったのです。
~お金は原始、単に【用いる】ものだった。~

それから時代がくだります。
さまざまな技術革新が興り、
貨幣経済がさらに浸透すると、

社会全体の中で「富」の蓄積が進んでいきます。
その「おこぼれ」を、
庶民も享受できるようになったのです。

このときはじめて、ヒトは【お金を貯め】、
それを「未来」に使うことを覚えました。

改まって言うのもなんですが、
お金を貯めるとは、
まさに人にとって【新たな行い】でした。

なぜなら、
◆ 貯めるとは、使うことと「真逆の行い」だからです。

先ほどお話したように、
お金の第一の特性は、モノを得るための「媒体」です。
つまり、【消費するための道具】であるわけですが、

◆ それをせず、【貯めておく】ということは、
「消費」を未来に先延ばす行為 に他なりません。

お金を貯める = 消費を未来に延ばすこと・・。
これはよくよく考えてみますと、
相当に【高度な行い】です。

では、長い年月の中で、
ヒトはお金を【貯める】ことで何を得たのでしょう?

1.明日に対する【安心】です。
言い方を換えると、私たちはお金を【貯める】ことで、
「その日暮らし」から、
「未来のことを考える生き物」に変わったのです。

(ちょっと大げさですか?でも、真実ですよ)

2.未来に対する【時間軸】です。
私たちは、お金を貯めることを通じて、
来月や、6ヶ月先のこと、1年先、5年先のことを、
【主体的に】考えられるようになりました。

(時がただ向こうからやってくる、
という感覚は終焉したのです..)

3.【可能性】です。
これは、2.と関連しますね。

未来のためにお金が使えることで、
私たちは【生きる可能性】を広げられる、
と感じ始めました。

(もちろん、江戸時代までは身分制の社会でしたから、
【貯めた】お金を【用いて】、
自身が飛躍するには限界がありましたが・・)

さて、お金が貯まっていくと、
人の気持ちにどんな変化が生じるのでしょうか?

皆さん、想像してみてください・・。
自分の手元に
お金が積み上がっていくということは、
それだけ【買えるモノ】が増えるということ。

これって、大いなる誘惑 になりますね。

お金に対して、
自己をコントロールする【制御心】がなければ、

積み上がったお金を賭博に使ってしまったり、
気持ちだけが大きくなり浪費してしまったりと、
さまざまな「副作用」が起こります。

どの時代、どの地域の人であれ、
いっとう最初に、
自分の身の丈以上の「お金」を持ってしまった人の、
(その使い方の)狂乱ぶりは、
私たちの想像を絶するものがあります。

(まあ、でも、狂うような浪費があって、
文化・芸術の花が開いたという面もあるのですが・・)

ともかく、長い年月の中で、
◆ ヒトは、お金を【貯める】という行為を通じ、
お金をコントロールする術を覚えていったのです。

~お金を【用いる】ことにプラスして、
 お金を【貯める】ことを覚えた。~ (つづく)

似顔絵




関連記事

| ヒトは1万年前からお金と付き合ってきた | 10:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/1658-d9e51894

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT