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ポートフォリオのリスク許容度とは?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

はい、確かにそうです・・・
「分散」して投資を行うことは、
ヒトの「本能」に反しています。

なぜなら、
私たちの祖先はこれまで、
何かを「選ぶ」ことで、生き延びてきたからです。

狩猟時代、
獲物を求めてひたすら移動するヒトは、
雲の動きや、風の匂いや、

あるいは植物を観察し、
あるいは他の動物の動向を見て、
「よし、こちらに行こう!」と決断していたわけです。

こちらに行こう!と決めたら、
あちらのほうには行けません・・。

1週間も獲物が見つからず、
もう少し「ここに」とどまるか、
それとも「移動」するのかも、二者択一です。

はっきり言って「分散投資」という概念は、
ヒトにとってとても高度なものです。

しかし同時に、
太古の昔でさえ、
ヒトは物事を組み合わせ、
大きく「」として認識する知恵も持っていました。

たとえば、ですよ・・、
マンモスの肉と木の実を合わせて食べると
消化によいとか、

そういうことって
「経験」をして、積み重ね、
「知識」として体系化してきたわけです。

(また獲物の話ですが、)
マンモスを見つけたとしても、
それをどうやって捕獲するのかというところで、

集団となって獲物を追い込み、
「お前たちは右から先に行って、囮になれ。」
「俺たちは左からゆっくり行って、
そのあと追い込むから・・」と声を掛け合い、

まるでサッカーのフォーメーションのように、
私たちの先人は
高度な「共同作業」を行っていたのです。

(※ 別の視点から見ると、
この高度なコミュニケーションの必要性こそ、
ヒトが言語を獲得できた要因なのでしょう..)

さまざまな資産にそれぞれの仕事をさせ、
それを統合して管理する、
こういうエッセンスを、
あなたの祖先はやってきているわけです。

今、投資に関するさまざまな情報が溢れ、
投資に参加する人たちの
「知識レベル」も日々向上しています。

そのような意味でいいますと、
どんな配分で運用の設計図を作るのか、
すなわち、どんな【ポートフォリオ】を作るのか
ということは、

資産運用の世界で残された、
数少ない【フロンティア】だとわたしは思います。

私たちが行う投資の収益は、
すべて【未来の変化の中】に宿っており、

したがって、誰にも
「これが絶対正解だ」と言い切れるポートフォリオは
存在しません。

ところで、
ポートフォリオを作る際には、
最初に【悪いことをイメージしておく】ことが重要です。
(いいことは、放っておいてもやって来ますから・・)

あなたが
ポートフォリオという「家」に住んでいるとしましょう。
あなたはどれくらいの揺れ
=「価格変動」なら耐えられますか?

この「耐えられますか」という問いは、
単に価格変動という揺れに
【我慢できますか】という意味ではなく、

たとえ【ポートフォリオ】が縮んだとしても、
今までと同じ気持ちで運用が続けられますか、
という意味合いです・・。

資産運用の世界では、
前もって、次の年がプラスになるか、
マイナスになるかということがわかりません。

万一、最悪の1年に遭遇して
ポートフォリオが下落してしまった場合、
あなたは
「どの程度のマイナス」なら許せるのでしょうか。

⇒ これが
 「リスク許容度」の基本的な考え方です。

※ リスク許容度とは「良い・悪い」の問題ではありません。
また、度胸がある・ないという事柄でもありません。

あなた自身が
心地よく運用を続けられるかどうかの「目安」なのです。

具体例 その1)
あなたはポートフォリオ2000万円で
運用を行っていました。
折り悪くイスラエルがイランの核関連施設を攻撃し、
世界の株式市場は大きく下落してしまいます。

あなたが保有する投資信託の価値も
大きく下がってしまいました。

あなたの資産はマイナス20%となり、
結果、2000万円のポートフォリオは
1600万円になってしまいます。

「それでもあなたは大丈夫でしょうか・・。
同じスタンスで運用を続けられますか?」

文章ですらすらと、
とても「過酷なこと」をお尋ねしてすみません。

しかし、
上記の例についてよくよく考えてみてください。

―結果、2000万円のあなたのポートフォリオは
1600万円になってしまっています。―

あなたは大丈夫でしょうか?
(今までと同じ気持ちで運用が続けられますか?)

もしYESと答えられるなら、
あなたは資産価値の20%程度の下落なら許容できる、
つまり、それだけの
【リスク許容度】を持っていることになります。

ここではじめて、
「わたしは20%程度のマイナスなら許容できる」
ということを前提に、
ポートフォリオを作成していくのです。

これがすなわち、
リスクからポートフォリオを作る】という意味合いです。

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