PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

楽天証券で3つのアクティブ「バランス型ETF」が登場


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ETFという金融ツールに関わっていて思うのは、
この道具の可能性というものを、
私たちはまだ、完全に把握していないのでは、ということです。

ETFとは、少し乱暴に言ってしまうと、
サイズが大きめの「個別株」であり、
それそのものを「材料」として、
いろいろな【料理】ができるツールであると思います。

たとえば、
機関投資家はいくつかのETFを買い持ちして、
一方で、いくつかのETFをショート(カラ売り)しています。

また、いくつかのETFを寄せ集めて
「ファンド・オブ・ファンズ」的、

いや、もっと正確にいうと、
「個別株の組み合わせで、
なんかファンドっぽいモノ作ったよ。」みたいな、
商品組成も可能であると考えます。

たとえば、マーケットの状況に応じて、
ひとつのETFを半分売却し、
もうひとつのETFを買い増しするとなると、
そこには、個別株であるETFを
動かしていくよー」という意思が内包されています。

つまり、今わたしがお話したのは、
完全に、アクティブ運用としてのETFなのです。

以前、当ブログでもお話した、
SPDR SSgA Global Allocation ETF(GAL)
ですが、 
このたび、楽天証券でも購入可能になりました。

このETFは、TAA
(タクティカル・アセット・アロケーション)を
標榜しています。
(当ETFは今年の4月25日に運用を始めたところ..)

いくつかのETFの組み合わせで
このETF自体が成り立っているのですが、
パーツとなる各ETF(各資産)の割合
「固定」するのではなく、

マーケットの変化に応じて、
各ETFの保有割合を機動的に変えていく
「運用スタイル」を取り入れています。
(これがすなわちTAAなのです..)

ETFを「銘柄」として保有しつつも、
それを用いた運用の仕方そのものは
完全にアクティブなのです(ここ、重要)

実は、当該ETFは
SPDR SSgA Active Asset Allocation ETFs
というシリーズの中のひとつのプロダクトです。

楽天証券で購入可能となった、あと2つの
アクティブ「バランス型ETF」は、

SPDR SSgAマルチ・アセット・リアル・リターンETF
(RLY)年間経費率 0.70% と、

SPDR SSgAインカム・アロケーションETF
(INKM)年間経費率 0.70% です。

RLYは、コモディティETFに近い構成であり、
「インフレに強い商品」というふれ込みです。

資産クラスとしては、
天然資源が 38.26%
不動産が 23.47%
物価連動債券が 22.85%
コモディティが 15.42%となっています。

(それぞれETFによって保有されており、
「ファンド・オブ・ファンズ」の構成になっています)

INKMは「インカム」を重視する投資家向けで、
資産クラスとしては、

株式(高配当のもの)42.99%、
債券 31.73%
ハイイールド債券 9.69%
ハイブリッド 7.96%
グローバル不動産 7.64%
となっています。

(それぞれETFによって保有されており、
「ファンド・オブ・ファンズ」の構成になっています)

つまり、
3つのアクティブ「バランス型ETF」はそれぞれ、

GAL ⇒ ノーマル型
RLY ⇒ インフレ対応型
INKM ⇒ 利回り重視型 となっており、

少し意地悪な言い方をすると、
3つの「バランス型ETF」間でも、
タクティカルに、資金移動をする人が出てくるのでは、
と思ってしまいます..。

わたしの意見としては、
GALが、インフレ対応の部分も持ち合わせ、
かつ、利回りというものも内包している、

どんな状況にも対応がしやすい
アセット・アロケーションではないかと思います。
(おまけに年間経費率が0.35%といちばん低いです)

今後、運用実績を積み重ねる中で、
アセット・アロケーションの【変化】の推移を、
Fact sheetなどで
詳細開示していただけるとありがたいですね。

似顔絵




関連記事

| インデックス投資全般 | 11:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/1700-dd4ec0bc

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT