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投資信託は誰のモノ?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

突然ですが、今あなたが100億円を持っていたら、
どうしますか?

この、「どうしますか?」は、
100億円の資産の管理を、

1.あなた自身が行いますか?(それとも)
2.誰かに管理・運用を委託しますか?
という意味ですよ・・。

おそらく、多くの人が
2.誰かに管理・運用を委託する と
答えられるのではないでしょうか。

(なにせ100億円ですから・・)

結局のところ、
運用の起源というものは
上記のような事例が「発端」となっています。

昔むかし、
王侯貴族や資本家などのお金持ちが、
誰かにその資金管理を任せたのが
(要するに)資産運用の始まりなのです。

今、あなたが100億円を持っているとしたら、
実感できると思いますが、

真のお金持ちにとっては、
お金を殖やすことより、
お金の価値を維持していくことのほうが
ずっと大切なはず・・。

雇い主(お金持ち)の意向が、
お金を殖やすことより、
いかにお金の価値を維持していくかにあるわけですから、

運用会社(雇われた側)は、
リスクの分散と、リスクの管理に重きを置いた
資産運用を行うようになります・・。

(そうですよね?)

たとえば、通貨の分散を心がける
株式、債券を適度に組み合わせるなど、
リスク管理のノウハウが、
長い時間をかけて醸成されてきたわけです。

(そして、近年になって
上記のようなノウハウが
個人の資産運用にも降りてきたのです・・)

投資信託という道具も、
このようなプロセスの途上で
生まれたきたツールなのでしょう..。

日本でも明治、大正期と、
リスクマネーが縦横無尽に行き交い、
資産運用のビジネスが
大きく飛躍する可能性を秘めた時代がありました。

しかし、他の商品、サービスと同じように、
戦争の足音が、
ビジネスの萌芽を摘み取ってしまいます。

藤野英人さんの
ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義】に
詳しく書かれていますが、

日本では1940年に
投資信託の歴史が始まります。

しかし、それは、
需要側からの「こういう運用の道具があればいいなあ」
という発露ではなく、

国家が投資資金をまとめて管理し、
また、軍需などの重点産業にお金を回りやすくするための
道具であったのです。

日本においては、
投資信託は最初から「官製」だったのですね..。
(そして、投資信託の管理は、
大蔵省の規制が及ぶ証券会社に委ねられます・・)

証券会社とは、
株式市場の発展とともに出現した「仲介会社」です。

つまり、欧米、特にヨーロッパにおいては、
証券会社の歴史より、
資産運用会社の歴史のほうがうんと長いわけです。

(ところが日本では逆で、
証券会社の歴史より、
運用会社の歴史のほうが浅い・・)

歴史時間という長いテーブルで思考すると、
投資信託は、
日本の証券業界の暗部を照らす光であると分かります。

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