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新興国小型株ETFのインパクトの大きさについて


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

「i シェアーズ」のブランドで有名なETFのプロバイダー
ブラックロックが、

フロンティア株式ETF、新興国小型株ETF、
新興国債券(現地通貨建て)ETFという
3本の海外ETFを日本市場に投入しました。
(詳細についてはこちらのリリースをチェック)

i シェアーズ MSCI フロンティア 100
インデックス・ファンド(銘柄コードFM)については、
当ブログ内【こちら】の記事で詳説しましたので、

本日は新興国小型株ETF
i シェアーズ MSCI エマージング・マーケット
小型株インデックス・ファンド(EEMS)
について
お話します。

当然ですが、新興国の会社の中には
「大型株」だけでなく「小型株」も存在します。

当該ETFが連動を目指す
「MSCI エマージング・マーケット小型株インデックス」は、
MSCI エマージングマーケットの時価総額下位14%を占める
小型株式の実績を反映するように設計されています。

(MSCIでは小型株式を、市場における時価総額が
2億USドルから15億USドルの範囲に該当する上場株式と
定義しているのだそう..)

私たちが普段見聞きする、
たとえば、ブラジルの石油大手ペトロブラスや、
韓国のサムソンや、台湾のタイワンセミコンダクターや
中国のチャイナモバイルなどは、

新興国の株式ではありますが、
同時に【巨大な国際企業】でもあります。

これらの企業は、
国内経済の景況にも影響を受けますが、
同時にグローバル経済の一翼も担っています。

つまり、真に新興国経済の「成長」を
投資対象として捉えたいのであれば、
大型株よりも「小型株」にフォーカスするのが
正しい戦略であるともいえます。

新興国の株式を「大型株」と「小型株」に分けて見ると、
さまざまな【違い】が見えてきます。

○ 業種における【違い】

一般に「大型株」では金融、エネルギー資源の割合が
高くなります。
(そもそも巨額の資本を必要とするため・・)

逆に「小型株」では、一般消費財、サービス関連、
資本財、不動産などの内需関連の比率が高くなります。

経済成長の初期段階では、
「大型株」が圧倒的な存在感を示しますが、
経済成長が安定化するにつれ、
内需の成長を反映して、小型株の貢献度も増してきます。

もちろん「小型株」に対する注意点もあります。
当然ながら、大型株に比べリスクは大きくなります。
したがって、投資資産全体の中で、
組み入れる「比率」を厳格に定めるべきでしょう。

○ ETF(ポートフォリオ)内における
各企業の組入れ割合の【違い】

大型株の場合、
時価総額が巨大な複数の会社の存在感が圧倒的です。
結果、ETF内においてはどうしても、
一部企業の組入れ割合が高くなる傾向にあります。

一方、小型株の場合、大型株のように
時価総額で突出した企業があるわけではないので、

個々の会社の組入れ割合が小さく
結果として【銘柄分散】が徹底されることになります。
当該ETFの「ファクトシート
をご覧いただくと、

上位10銘柄の純資産残高に対する保有比率が
いずれも1%以下となっていることが分かります。


emerging-markets.jpg


整理しておきましょう..。

i シェアーズ MSCI エマージング・マーケット
小型株インデックス・ファンドは
2011年の8月にアメリカ市場に上場を果たしています。
年間経費率は 0.69%
組入れ企業は647社となっています。

一点、危惧するのは
ヤフーファイナンス(EEMS)によると、
当該ETFの直近3ヶ月の平均売買高が
1,289口となっていること・・。

また、純資産額も9.12Mとなっており、
900万ドル(日本円で7億円あまり)というのは
小さすぎる規模でしょう。

また、売り気配と買い気配の差(スプレッド)
が大きいのも気になる点です。

ともかく、個人投資家の選択肢の中に
「新興国小型株」が含まれるインパクトは
大きいと考えます。

たとえば、以下のようなポートフォリオ構築が
可能になるわけです。



(最後にまとめておきましょう・・)
楽天証券とSBI証券で購入可能となった海外ETF3本
(マネックス証券では、11/28から取引可能に)

i シェアーズ MSCI フロンティア 100 インデックス・ファンド(FM)年間経費率 0.79%
i シェアーズ MSCI エマージング・マーケット小型株インデックス・ファンド(EEMS) 年間経費率 0.69%

iシェアーズ 現地通貨建てエマージング・マーケット債券ファンド(LEMB)年 間経費率 0.60%
(連動指数は、バークレイズ・新興市場ブロード自国市場建国債インデックスです..)

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