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ETFにおける指数提供会社のシェアって、かなり寡占が進んでいるのです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ETFの先進国アメリカでは、
ひとつの投資対象に対して、
複数のETFが存在しています。

これって、同じ「缶コーヒー」でも、
BOSSもあれば、
ジョージアもあれば、
ダイドーブレンドコーヒーもあるよ、
というのと同じですね。

各メーカー(ETFの運用会社)は、
それぞれの個性を出しながら、
「私たちのETFを買ってください」と
アピールしています。

たとえば、新興国株式ETFでは
異なった指数】を用いることで、
(結果として)それぞれのメーカーが
個性を現出しています。

たとえば、
MSCIエマージングマーケット指数を採用しているのが、
iシェアーズMSCI エマージングマーケット・
インデックスファンド(EEM)です。

このたび、FTSEエマージング指数を
採用することになったのが、
バンガード・MSCIエマージングマーケッツETF
(VWO)です(採用【指数】を変更したのです!)

そして、
S&PエマージングBMI指数を採用しているのが、
スパイダーS&P 新興国株式 ETF(GMM)です。

どれも、新興国群に広く投資を行うという
コンセプトは同じなのですが、
細部」が異なっているわけです。


(ちょっと高度な話になりますが、)
ETF投資家は今後、

各種コスト、トラッキングエラー、
日々の出来高、純資産残高、
市場価格と理論価格の乖離だけでなく、

採用されている【指数】の違いについても
チェックしていく必要があります。

実は、ETF投資家にとって
とても重要なニュースがこの7月にありました。

指数提供会社として有名な
スタンダード&プアーズとダウジョーンズが
合併会社「S&Pダウジョーンズ・インディシーズ」を
発足させたのです。
S_E_P_Dow_Jones.png
これ以後の、
ETFにおける指数提供会社のシェアって
どこにも載っていないなあと思っていましたら、
ETF TRENDSのこちらの記事に掲載されていました。

hequity index provider


以下、記事からの要約ですが、
株式ETFに指数を提供する会社は44社以上あります。

しかしながら、上記表にある通り、
上位6位の「指数提供会社」で、
シェアのおよそ84%を占めています(純資産残高ベース)

また、S&P DowJonesとMSCIの2社で見ると
およそ63%のシェアとなります。
(私たちの印象以上に寡占が進んでいるのですね..)

私見ですが、
ETFの運用会社のシェア以上に、
指数提供会社のシェアは寡占が進みやすいと考えます。

それは、私たち投資家が無意識に
「この指数って、みんなが使っているものなの?」という
問い掛けを発しているからではないでしょうか。

(※ ご注意。複数本の海外株式ETFをFTSE指数に
変更したバンガード社のETFについては、
上記表ではまだその変更が反映されていないと思われます)


記事中のいちばん下の表も、
とても興味深いですね。

海外株式ではMSCIのシェアが大きいのですが、
アメリカ株式においては
S&P DowJonesの存在感が大きいのです。

考えてみますと、
ETFの運用会社には、
地域性というものが存在しますが、
(日本でいえば、野村AMや日興AM)

指数そのものはユニバーサルな商品であり、
まさに「グローバル市場」というマーケット内で
熾烈なシェア争いを演じているのですね・・。

似顔絵




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