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ちょっと待って! 金融商品はヤマダ電機で洗濯機を買うのとはワケが違うのです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

あの、お気持ちはすごーく分かります。
どんな商品でもいったん買うと決めたら、
すぐに「売り場」に行きたいものですよね。

でも、まあ、そんなに焦らないで・・。
ここに座って、
ホットココアでも飲みませんか?

たしかに、ヤマダ電機に行って、
「えーっと、洗濯機で
オススメのものはどれですか?」
と「質問」することは間違っていません。

店員の人はおそらくあなたの予算を聞いて、
複数のメーカーのものを比較して、

それぞれの長所・短所を説明しながら、
オススメできる洗濯機を教えてくれると思います。


ところが、同じ「商品」でも、
金融商品は、まるで様相が違うのです

「えーっと、株式の投資信託で
オススメのものはどれですか?」

なんて、金融機関の販売員の人に
ゼッタイ聞いてはいけません。

ここは、よーく考えてみましょう・・。

洗濯機と、投資信託の【本質的な違い】、
それは「性能が確定しているか否か」です。


ヤマダ電機の店員さんが、
複数のメーカーのものを比較し、
それぞれの長所・短所を説明し、
オススメできる洗濯機を教えてくれ、

それを私たちが概ね「信用」してもよいのは、
家電製品では、
【性能が一定レベルに集約されている】
という、暗黙の了解があるためです。

また、家電製品では、
売り手が持つ情報と、
買い手が入手できる情報のかい離が【小さい】のです。

たとえば、洗濯機であれば、
価格.comなどで、
同等の洗濯機の価格の比較ができます。

また「人気ランキング」や
「満足度ランキング」も掲載されています。

たとえば、
洗濯乾燥機で性能的に優れているもの、
コストパフォーマンスがよいもの、
量販店の細部情報など、

豊富な口コミ情報(消費者からの!)を
確認することができます。


しかし、
金融商品はまったく違います。

そもそも、売り手がもっている情報と、
買い手が認識している情報の間に
【かい離】存在します。

そして、洗濯機と違い、
(たとえば)投資信託という商品の
【性能・効用は、前もって確定していません。

えっ!?
ホントです。

これを「洗濯機的」に言うと、
投資信託という「商品」は、
衣服がきれいに洗える場合もあれば、
洗えなかったりすることもあるのです・・。

・・ホントです。

投資信託という商品の効用、効き目は
「貴方のお金を殖やすこと」ですが、
これは必ず達成されるという【保証】がありません。

また、達成できたとしても、
それがいつになるかは分かりません。

また、仮に達成されたとしても、
それは永続するという【保証】もありません。


私たちの期待とは裏腹に、
貴方のお金が減ってしまう可能性すらあるのです。
(効き目がぜんぜん発生せずに・・)

こんな感じでよかったら買ってください。
というのが、
(実は)「リスク性金融商品の本質」なのです。

家電製品では、
【性能が一定レベルに集約されている】
という暗黙の了解があるのに対して、

リスク性の金融商品では、
商品の性能が(ナント)問われません


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たとえば投資信託では、
毎日「価格」を開示する、
ファンド資産は受託会社が管理し、
倒産リスクをかい離するなどの
「最低限の約束ごと」はありますが、

貴方のお金が殖えるかどうかという【保証】は
問われないわけです・・。

○ そして、ここからが重要なのですが、
【この投資信託の性能については、
保証いたしかねます。
それに納得していただけますでしょうか?】

【はい。】と答えて
それを買ってしまうと、
商品の売り手には、それ以上の責任が発生しないのです。

(もちろんメーカーが発行する
「保証書」なんてありません・・)


「えーっと、株式の投資信託で
オススメのものはどれですか?」
とあなたが聞いて、

「最近は多くの方が、
こちらの投資信託を買っておられますよ。
いかがでしょうか。」と、
販売員の人が勧めても、

その人は、
【この商品の効用、品質が確定しないこと】
またそれによって、

【売り手側が責任を追及されないこと】を、
重々承知の上で、
あなたに上から4番目くらいの
笑顔を振りまいているのです。

この、事実認識はたいへん重要です。


これは、
「えーっと、洗濯乾燥機で
オススメのものはどれですか?」と聞いて、

「シャープのES-V520Lがオススメですよ。」
とヤマダ電機の人が答えるのとは、
まったく【意味合い】が異なるのです。

金融商品は、
とても特殊な商品であり、
最低限のルールさえ守って作り、販売していれば、
アフターケアの必要も基本的にありません。

「あのー、もう1年6ヶ月も持っているけど、
一度もプラスにならないよ。
どうしてくれるの!!」と言われても、

「お客様。マーケット環境が
このように厳しい状況にありまして、

当該ファンドも世界経済の減速の影響を
まともに受けてしまっているような
形になっております・・。


なにぶん、
元本保証がない商品でございますので、
ファンドのパフォーマンスは
長期的に見ていただく必要があるかと・・。

また、投資の自己責任というところは、
関係法規を鑑みて
ご理解いただくようお願い申し上げます・・」

みたいな、
マニュアルで決まっている文言で
さらさらと応えるだけなのです。

金融機関は手数料を得ます。
皆さんはリスクを引き受けます。
どちらが ですか?
(このことをよーく考えてみましょう・・)

ひと言でいうと、
世間の常識とはまったく正反対のことが、
金融商品の販売では起こっているのです。

似顔絵




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| 投資の発想法 | 16:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re: 山村正です。

いつでもどうぞ。

| カン・チュンド | 2012/12/05 10:06 | URL |

山村正です。

はじめまして山村正です。
興味があるのでまた遊びに来ますね!

| 山村 正 | 2012/12/04 16:15 | URL | ≫ EDIT














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