FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

第24回 2月18日に上場した、4つのレバレッジ・インバース型ETN「ETF解体新書」


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

マネックス証券より許可を得て、
コラム【ETF解体新書】第24回目を転載いたします。
(一部、加筆しています..)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんにちは。晋陽FPオフィス代表のカン・チュンドです。
以前、当コラムで「レバレッジ・インバース型ETF」について
ご紹介しました。
レバレッジ・インバース型ETFという新しい武器

実は先週の18日(月)、ハンセン指数、
KOSPI200指数を原指数とする、
レバレッジ・インバース型ETNが
東京証券取引所に上場しました。

今、ETNと書きましたが、
決して言い間違いではありません。
ETNとはExchange Traded Noteの略であり、
ETFとたいへんよく似た特性を持つ金融ツールです。

(ETF、ETNとも「上場証券」と解されます)
ETNのNは「Note(債券)」であり、
特定の指数や資産価格との連動を約した
「債券」という意味です。

もちろん、ETFと同じように株式市場に上場し、
随時市場価格が変動します。
ただし、ETFとの相違点もいくつかあります。

1.発行体の信用リスクがある。
ETFはその中身が株式や債券のパッケージであり、
資産としての裏付けがあります。

しかしETNは
特定の指数との連動を約した債券であるため、
発行体の信用リスクが表面化すると、
ETNの価格そのものが指数と乖離し、

仮に発行体が破たんすると
価格は限りなくゼロに近づきます。

2.満期(償還期日)がある。
ETFの運用期間は無期限ですが、
ETNは債券であるため、あらかじめ満期が決まっています。

3.ETNは原則分配金がありません。
(ETFは分配金あり)

以下、18日に上場を果たした
4本のETNをご紹介しましょう。

まず、NEXT NOTES 香港ハンセン・ダブル・ブルETN(2031)
とNEXT NOTES 香港ハンセン・ベアETN(2032)です。

原指数は香港ハンセン指数となります。
2031は、ハンセン指数の日々の変動率の
2倍になるように設計されています。

ハンセン指数は香港市場に上場する香港資本の企業、
中国資本の企業50社からなる株価指数です。

元々組み入れられているHSBC銀行、
キャセイパシフィック航空などをはじめ、
近年は中国資本の銀行、保険会社などの割合が
大きくなっています。

(ざっくり申し上げると、
 金融・不動産の色彩が強い指数です)

また、2032はハンセン指数の
日々の変動率の-1倍になるよう設計されています。

続いて、NEXT NOTES 韓国KOSPI・ダブル・ブルETN(2033)
とNEXT NOTES 韓国KOSPI・ベアETN((2034)です。

原指数は韓国200種株価指数(KOSPI200)です。
2033は、KOSPI200指数の日々の変動率の
2倍になるように設計されています。

KOSPI200は
韓国を代表する企業200社からなる株価指数です。

上位組み入れ銘柄は、サムスン電子、現代自動車、
ポスコ、新韓金融グループ、LG化学などです。
(ざっくり申し上げると、
 輸出関連の色彩が強い指数です)

また、2034はKOSPI200指数の日々の変動率の
-1倍になるよう設計されています。

4本のETNとも運用会社(委託会社)は野村證券で、
信託報酬は年0.80%。ETNの満期は2033年となっています。

ETNの発行体はノムラ・ヨーロッパ・
ファイナンス・エヌ・ブイ、
発行体の保証者は野村ホールディングスです。

(実質、当該ETNの信用リスクは
野村ホールディングスが負っていることになります)

いずれのETNも、原指数の日々の変動率の2倍、
ないし-1倍になるよう設計されているため、
長く持てば持つほど、ETNそのものの値動きが
原指数の2倍、ないし-1倍から乖離していきます。

レバレッジ・インバース型のETF、ETNとも、
短期取引の金融ツールであると自覚する必要があるでしょう。

似顔絵




関連記事

| インデックス投資全般 | 08:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/1814-b616c53d

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT