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インデックスファンド、今昔物語。


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

(わたしの勝手な想像ですが、)
このブログをお読みになっている相当数の方が、

すでに「インデックス投資」を
実践されていると思います。

すなわち、
○ どこかのネット証券に口座を開き、
○ネット証券という「ひとつの窓口」で、

○ たくさんのラインナップが揃っている
「インデックス・ファンド」を、
自分の好みに応じて「セレクト」し、

ポートフォリオを組んでいるわけです。


(もちろん、)
・購入時の手数料は「ゼロ円」で、
・信託報酬(運用管理費用)も
年0.8%以下くらいで、

おまけに、
・給与口座からの「自動引き落し」が出来て、
ラクラク積み立て投資が実践できている・・・。

【上記に当てはまる人、手を挙げて!】
と呼びかければ、
(このブログ内でも)

100人くらいの人の手が
挙がるのではないでしょうか・・。


「カンさん。なに言っているの??
そんなの 当たり前のインフラじゃない・・」
と、あなたは思われるかもしれません。

まあ、(今となっては)
たしかに「当たり前」なのですが、
ここに辿り着くまでには、

ひと言では語りきれない
さまざまなドラマ】が存在したのです・・。

わたしは
インデックス投資アドバイザーである前に、
「インデックス投資家」です。

1990年代の終わりから、
2000年代前半にかけて、
実にさまざまな「インデックスファンド」と
出会ってまいりました。

あれ??

実にさまざまな
「インデックスファンド」と
出会わないといけないって、
それって、どういう状況なの?

はい、(実は)今ほど、
インデックスファンドをめぐる
インフラ環境】がよくなかったのです・・(^^ゞ  


たとえば、
国内債券、海外債券(先進国債券)
国内株式、海外株式(先進国株式)の、

4つの【インデックス・ファンド】が
きれいに、
それも一度に「揃う」なんて、
(まるで)夢のような話でした・・。

わたしは、
「投資信託 四季報」で知ったのですが、
日興アセットマネジメントが

【パレット】という、
「インデックス・ファンドシリーズ」を
出しているのを知りました。

「パレット」は、
販売手数料なし(ノーロード)で、
信託報酬も当時としては「割安」で、

画期的な
「インデックスファンド・シリーズ」だったのです。

商品としては、

・日本株式インデックス225  0.7%(信託報酬)
・日本債券インデックス    0.47%
・海外株式インデックス(ヘッジなし) 0.82%
・海外株式インデックス(ヘッジあり) 0.82%

・海外債券インデックス(ヘッジなし) 0.7%
・海外債券インデックス(ヘッジあり) 0.7%
・パレットマネー           0.3%

という「ラインナップ」でした。


それに加え、
このシリーズは、
日興アセットマネジメントの「直販」であり、
(ナント!)

この仕組みそのものも斬新で、
目を見張るものがありました。


index-funds.jpg


しかし、わたしにとっての大きなネックは
運用期間が「有期限」で、

1998年10月から、
2008年10月までの
「10年間のみ」というところでした。

結局、この最後のところが
(ワタシ的には)気に入らず、
パレットは購入するに及ばなかったのです・・。

ということで、
国内債券・海外債券(先進国債券)
国内株式・海外株式(先進国株式)を、

それぞれ「バラ」で探し求める、
という日々がスタートしたのです・・。

いちばん苦労したのが、
「海外株式」でした。
これも、いろいろと検討した結果、

「MSCIインデックス・セレクト・ファンドシリーズ」の
中の、

MSCIインデックス・セレクト・ファンド コクサイ・ポートフォリオ】という、海外株式インデックスファンドが良いだろう、
という結論に至りました。


このファンドには、
2.1% の「販売手数料」を払っていました。

また当時、
販売会社は「大和証券」のみで、

わたしは、神戸三宮にある
大和証券に行って、
わざわざ購入したのを覚えています。

そして、
【MSCIインデックス・セレクト・ファンド コクサイ・ポートフォリオ】の「信託報酬」は年0.945% でした。
(運用開始は1997年11月)

この、年0.945%という「信託報酬」も、
まあ、こんなものだろう」と、
(当時は)高いとは・まったく・思っていなかったのです。


2001年になると、
ソニー銀行で
「中央三井インデックスファンドシリーズ」の
取扱いが始まったので、

わたしは、中央三井外国債券インデックスファンド
(現:外国債券インデックスファンド)を購入しました。

当時は(これまた、)
「販売手数料」がかかったのですが、

これも、「まあ、仕方がないな」くらいで、
ふつうに思っていたのです。

(今ではちょっと考えられないですが・・。
また、信託報酬は0.74%ですごく安いと感じました..)


そうそう、
ソニー銀行といえば、
「MONEYKitスタンダード」という、

これまた、
斬新なインデックスファンド・シリーズを
ラインナップしたりしていましたね。

運用会社はなんと、
バークレイズ・グローバル・インベスターズ
(BGI)だったのです。

このシリーズも、
販売手数料がかかりましたが、
しかし、とても洗練されていたのを覚えています。

(ソニー銀行の、
MONEYKitのページ自体が、衝撃的でしたから・・)

しかし、
インデックスファンドの有用性について知る人が
今よりも、うんとうんと・少なく、


メディアでの露出もほとんどなかったため、
なんと「MONEYKitスタンダード」は
2004年に早々と、
「繰り上げ償還」になってしまいます・・(涙)

今でも、検索すると
ちゃんと「その事実」が出てきますよ。

(ソニー銀行サイト)

「MONEYKitスタンダード」繰上償還(予定)のお知らせ
掲載日:2004年6月 7日

「MONEYKitスタンダード」(BGI日本株式インデックス)
(BGI日本債券インデックス)(BGI外国株式インデックス)
(外国債券インデックス)の投信会社である
バークレイズ・グローバル・インベスターズ株式会社において、
2004年7月26日に同ファンドの繰上償還が予定されています。

これに伴い2004年6月7日解約申し込み分より、
解約時における信託財産留保額を下記の通り変更いたします。


⇒ 今から振り返ってみますと、
繰り上げ償還とか、

突然、自分が注目していた
「インデックスファンド」が扱われなくなったとか、

自分が「これは!」と思っていた販売会社が
お店を畳んでしまったりとか、 
とにかく、いろいろなことがありました・・。

たしか、Eトレード証券で2000年に登場した、
「プルメリカ・グローバル・インベストメント
・マトリックス・シリーズ」という、

インデックスファンドシリーズも、
繰り上げ償還? で、
途中からその姿を見なくなりました。

東京海上・シュワブ証券は、
たしか1年も経たないうちに店じまいしました。

わたしが個人的に
その「コンセプト」を絶賛していた、
野村ファンドネット証券は、
たくさんの恨みを残して廃業してしまいました・・。

(野村ファンドネット証券は、
はじめてインデックスファンドの品揃えを充実させた、
投資信託専門のネット証券会社だったのです!)


今、あなたが手にしている、
おそらく世界でも随一の
「インデックス投資のインフラ」、
そして「つみたて投資のインフラ」は、

この10年間の、業界の、
あるいは、
孤独なひとりひとりの投資家の、

試行錯誤の結果、・・・
やっとの思いで存在しているのです。


「ステート・ストリート外国株式インデックス・オープン」の、
販売手数料 2.1%
信託報酬  0.9975%
があったからこそ、

世界経済インデックス・ファンドの、
販売手数料 0%
信託報酬  0.525%

に「辿り着けている」わけですから・・。
(まさに)光陰矢のごとし、ですね。

◆ 参照 水瀬ケンイチさんの記事
【外国株式インデックスファンド放浪記(まとめ)】

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