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どの国に投資するべきかについてのゆる~い「考察」


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたくしは投資の方法論として、
「ひとつの国」に賭けることはお勧めしていません。

先進国群の株価指数や、
新興国群の株価指数を指標として、

国・地域を跨いで「広く・浅く」投資を行うことが
「リスク管理」の要諦だと思っています。

しかし、読者の中には
国ごとの投資」に心惹かれる人もいるでしょう。

あるいは、ポートフォリオのメインは
広く・浅くのインデックス投資だが、
サブとして(リスクテイクを行う部分として、)

1ヵ国への投資」も
一部加えたいという人もいるでしょう。

そんなとき、
どの国に投資するべきかを計る
【物差し】のようなものはあるのでしょうか?


(いきなりですが、)
ひとつ【クイズ】を出してみましょう。

皆さんは 経済 が発展する条件として
ヒト・モノ・カネ のうち、
どれがいちばん大切だと思いますか?

(ファイナンシャルプランナーが訊いているのだから・・)
「当然 お金?」

いえいえ、(当然)ヒト です。

戦争が終わった直後の日本には
モノも、カネも ありませんでした。
お腹をすかせたヒトがいるのみだったのです。

それでも
優秀なヒトがいれば
→ モノやカネを呼び寄せることができます。

逆に、モノ・カネがあっても、
→ それを使うヒトがだらしなければ、
結局(モノ・カネ)はなくなってしまう・・。

たとえば、ロシアなどで、
カネを生み出す「製造業・サービス業」の裾野が
なかなか広がらないのは、

原油や天然ガスで、
カネ儲けが出来てしまうからではないでしょうか・・。

ここ、よく考えてみましょう。

地下に原油や天然ガスが埋蔵されているのは、
ロシアの人々が努力したからですか?

(いいえ。)
それは、単なる偶然ですね・・。

天然資源で一度、
おいしい思いをしてしまうと、

―具体的には2006年、2007年のような
天然資源価格の高騰で莫大な収入を得てしまうとー

無から有をコツコツ積み上げ、
創意工夫を行って

産業を発展させようということが
馬鹿らしく思えてしまうのです。

ということは・・?

「資源」があるということは、
(必ずしも)経済発展に良いとは言い切れません。
(特に長期で見た場合・・)

・資源に頼っている国には投資しない


上記のことを勘案すると、
実は ヒト という資産が、
もっとも【期待収益】が高いのではないでしょうか。

では、優秀な人材がいるという仮定で、
どのような国が(成長を)見込めるのでしょうか?

まず「四季」があったほうがいいですね。
(三季でも構いません)

「季節 と 経済成長 になんの関係があるの?」
と思われるかもしれませんが、
キーワードは【変化】です。 

温度が変わる・・、
芽吹く植物が変わる・・、
空の色も変わる・・。

目に見える景色が(1年のうちで)
何度も華麗な変身を遂げます。

季節があれば、
旬の食べ物が変わり、
「さて、今日は何を食べようか・・」

季節があれば、
まとう衣服が変わり、
「今日はなにを着ていこうかしら・・」

このような「変化」が脳を活性化させ、
新しいアイデアの呼び水になると
わたしは考えます。

暑さにも、寒さにも
(忘れず)適応するということは、

それだけ、
思考の柔軟性に幅が出てくる、ということ。


それから「言葉」です。
できれば共通の言語が
あった方がいいでしょう。

コミュニケーションのコストは
低いほうがよいのです。

それから、
宗教」においては
深刻な対立がない方がよいです。

また「政治」が安定していること、
過去に「試練の歴史」を持っていることも
重要だと思います・・。

「試練の歴史」というと、
なにか仰々しく聞こえるかもしれませんね。

シンプルに申し上げると、

〇 ヒトは抑圧され、
苦い思いをしたことがあるほうが、
跳ね返ったときのエネルギー量が膨大になる、

すなわち、ヒトとしての
ポテンシャル(潜在可能性)が大きくなり

現出しやすくなるとわたしは考えます。
(要するに「頑張れる」ということ・・)

また、ある程度「公正な競争機会」が
保たれていることも重要です。

そして何より、
豊かになること」が
是として受け入れられていることが必要でしょう。

(そして最後に、)
実際の投資執行においては、

その国の株価が割安であるほうがよいことは
云うまでもありません・・。


【蛇足】

今から20年後くらいには、
現存するほとんどの国に「株式市場」が存在し、

そこに世界各地からアクセスできるインフラが
整っていることでしょう・・。

似顔絵




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COMMENT

Re: タイトルなし

言い得て妙ですね。→ > タイには2つの季節がある。”暑い”と”スーパー暑い”だ

| カン・チュンド | 2013/06/08 17:01 | URL |

素晴らしい考察だと思います。参考になりました。ちなみに、私の友人のタイ人は「タイには2つの季節がある。”暑い”と”スーパー暑い”だ」と言っておりました。。

| ちんあお | 2013/06/08 05:21 | URL |

Re: タイトルなし

昨日はありがとうございました! 国別株式ではETFが(インデックスファンドより)一歩リードといった感じですね。今後のラインナップに期待しましょう・・。

| カン・チュンド | 2013/06/06 16:58 | URL |

カンさんこんにちわ。いつも楽しく拝見しております。
昨日はコツコツ集まる夕べありがとうございました。お会いできて光栄でした。

生産年齢人口の推移統計から見えてくる人口ボーナスのある国は、インドネシア・マレーシア・インド・フィリピン・南アフリカ。小生はサテライト運用として、これらに個別に投資できる投信が欲しいと思っているのですが、なかなかインフラは整わないですね。残念。いつか個別国に投資できるインデックスファンドが出来る日を楽しみにしております。

| アフロ | 2013/06/06 10:31 | URL |














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