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ほお~、新興国REIT指数があるのですか・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

朝起きて、時々思うことがあります。
この50年でふつうの投資家に起こったことは、

(もしかすると)【投資の半径】が
どんどん大きくなることではなかったかと・・。

投資の半径・・?

そうです。

たとえば、50年前・・、
株式投資といえば【個別株】のみで、

私たちは国内の、
具体的な会社の株を保有するしか
「選択肢」がありませんでした・・。

その後、
【投資信託】なる商品が出始め、
日本株式ファンドだけでなく、

海外の株式や債券を大きな
「パッケージ」(ファンド)として
買えるようになりました。

ただし、まだ手数料が高く、
生活用品でいうと
「舶来品」を購入するようなイメージだったのです。


そのうち、
インデックス・ファンドという類の

投資信託も現れ始め、
コストが少しずつ下がっていきます。

そして、
2001年のREIT(不動産投資信託)の上場によって、

株式だけでなく、
不動産も「ファンド」の一種として
認識されるようになりました。

まさに、
投資ができる資産が多様化してきたという意味で、
【投資の半径】が一挙に広がったのです。

視線を転じますと、この10数年の
新興国地域の成長は目覚ましいものがあります。

株式、債券においては、
「新興国インデックス・ファンド」
「新興国ETF」などの選択肢が存在し、

50年前には想像も出来なかった
投資の半径】を今、私たちは手に入れています。

つまり、

国内債券、国内株式、国内REIT
先進国債券、先進国株式、先進国REIT
新興国債券、新興国株式、新興国REIT

という
「9つのアセットクラス」が出揃ったのです。

9つのアセットクラス??


いや、すみません、
まだ出揃っていません・・。

「新興国REIT」の商品が存在しないのです・・。
(残念。)

具体的には、
新興国地域のREIT(不動産投資信託)を網羅した

新興国REITインデックス・ファンドや、
新興国REIT ETFですね。

いや「指数」そのものはあるんですよ。

ブログ「インデックス投資日記@川崎」の管理人、
kenzさんが
ファンドが存在しない新興国REIT指数の国別構成比率をチェック】という記事を書いておられます。 

その中で、
FTSEグループの新興国REIT指数
「FTSE EPRA/NAREIT エマージング指数」を

紹介されています。

 (2011年9月30日時点)
FTSE EPRA/NAREIT Emerging Index FactSheet(PDF)

上記を見ると、
新興国REIT指数の組み入れ上位国として、

1位ブラジル、2位南アフリカ、3位インドネシア、
4位マレーシア、5位インド、6位中国、7位タイ、

8位フィリピンなどが挙げられています。
(指数への組み入れは計15か国です)


指数そのものの算出が、
2008年の12月スタートであり、

これってフロンティアマーケット指数(株式)よりも
新しいのですね・・。

「カンさん。それより、
そもそも、
FTSE EPRA/NAREITって何なの?」

あっ、失礼しました。
EPRAというのは、どういう意味なのか?

ズバリ、
European Public Real Estate Association (EPRA)

日本語的にいうと、
欧州公立不動産協会? となります。

一方、NAREITは、
National Association of Real Estate Investment Trusts の略です。全国REIT協会?

(ここで重要なのは、
EPRA/NAREIT の意味するところが、
上場されている不動産会社とREIT
という点でしょう・・)

(NAREIT) is the trade association for
REITs and publicly traded real estate companies

つまり、
FTSEグループの新興国REIT指数や、
先進国REIT指数などでは、

そもそも指数の【構成銘柄】が
REITと、上場されている不動産会社の混在形
なのです。


たとえば、
FTSE先進国REIT指数の「ファクトシート」を
見てみると、

オーストラリアより、日本のほうが
組み入れが大きくなっています。

もし、この指数が純粋な意味での
「REIT指数」ならば、
(不動産投資信託のみ、ならば)

オーストラリアのほうが日本より
組み入れ比率が高くなるのではないでしょうか。

〇 わたしは狭義の意味でREIT指数は、
不動産投資信託のみで構成されるべきだと思います。

(ポートフォリオを組む際に、
株式というアセットクラスに「不動産会社」も
入ってくるためです・・)

兎にも角にも、
不動産投資信託の市場はまだまだ黎明期であり、

今後、その国の法制や、
その国の取り組み方次第で、

グローバルなREIT(不動産投資信託)マーケットの様相は
大きく変わる可能性を秘めているといえるでしょう・・

似顔絵




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COMMENT

Re: タイトルなし

実物 → 有価証券へと、不動産の持ち方がシフトしていけば、マーケットはこれから大きくなっていくでしょう。

| カン・チュンド | 2013/06/16 12:49 | URL |

Re: タイトルなし

早く登場して欲しいものですね!

| カン・チュンド | 2013/06/16 12:47 | URL |

Re: タイトルなし

おっしゃる通りです!
> あまりETF自体1万~2万といった金額での投資で開始する感じではないような気がしたので、

| カン・チュンド | 2013/06/16 12:45 | URL |

新興国REIT指数の存在は存じ上げませんでした。
REIT市場は株式や債券市場に比べまだまだ小さいです。流動性リスクがつきまといます。
どんどん大きくなり、「第3のアセットクラス」となってくれれば嬉しいですね。

| アフロ | 2013/06/14 08:59 | URL |

記事ご紹介ありがとうございます!

新興国REIT指数のインデックスファンドやETFが発売されたら少し買ってみたいところです。
私も新興国REIT指数はREIT(不動産投資信託)のみで構成されるべきだと思います。

| kenz | 2013/06/14 07:54 | URL | ≫ EDIT

初めまして。先日、先生のETFの本を読ませていただきました。
手数料の兼ね合いで、ETF自体あまり少額投資に向かないという感じなのですが、実際に50万や100万といった金額をボーナス時に継ぎ足しで購入していくのが一般的な購入方法なのでしょうか?
あまりETF自体1万~2万といった金額での投資で開始する感じではないような気がしたので、伺ってみました。すいません・・・。

| あそびん | 2013/06/13 14:54 | URL | ≫ EDIT














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