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i シェアーズのETF(3銘柄)が7月17日に日本市場に上場予定!



こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ついに、【ついに、来た。】という感じがしています。

ETFプロバイダーの最大手
i シェアーズのETF(3銘柄)が
7月17日に日本の証券取引所に上場される予定です。

(i シェアーズを運営する「ブラックロック」の
ニュースリリースは【こちら】)
 
以下がその【3銘柄】となります。
(括弧内の数字は日本での「コード番号」です)

・i シェアーズ 先進国株ETF(1581
(MSCIコクサイ指数に連動)
0.25% TOK  約603億円

・i シェアーズ エマージング株ETF(1582
(MSCIエマージングIM指数に連動)
0.18% IEMG  約1,410億円

・i シェアーズ フロンティア株ETF(1583
(MSCIフロンティア100指数に連動)
0.79% FM  約192億円


※ %は年間の経費率です。
アルファベットは米国市場での銘柄コード。
××億円は1ドル=100円とした場合の純資産残高。


日本国内のETFマーケットはこれまで
運用会社がほぼ「国内系」で占められていました。

プロバイダー世界第2位の「ステートストリート」が
スパイダーS&P500ETF(1557)や

ABF汎アジア債券インデックス・ファンド(1349)を
日本市場に上場させていますが、

これらは外国籍のETFにあたるため、
別途外国証券取引口座の開設が必要でした。

今回のi シェアーズの3銘柄は、
日本型預託証券(JDR)形式であるため、

日本の個別株とまったく同じ方法での取引となります。
(もちろん「特定口座」もOKです)


では、詳細を見てまいりましょう。

i シェアーズ 先進国株ETF(1581)は
(米国市場でも)おなじみのTOKです。   
(2007年に米国市場に上場しました)

当該ETFは日本以外の先進国株を網羅するため、
ほんらい、日本の市場に上場してこそ
その力を発揮するツールです。

(米国でのファクトシートは【こちら】です)

国内市場では、
日興アセットマネジメントが運用する

「上場インデックスファンド海外先進国株式」
(1680)と競合することになります。


続いて、エマージング株ETFですが、
これは世界的に有名なETF、

MSCI エマージング・マーケッツ・インデックス・ファンド
(EEM)ではありません。

去年の10月に新しく組成された
【i シェアーズ コア】シリーズの中のETFです。

(正式名称は
i シェアーズ コア MSCI エマージング・マーケッツETF)

では、
MSCI エマージング・マーケッツ・インデックス・ファンド
と、今回の

i シェアーズ エマージング株ETF(1582)の、
どこが違うのか・・?

1.年間経費率が違います。

i シェアーズ エマージング株ETF(1582)は
年間経費率が0.18%と、このアセットクラスに
投資を行うETFとしては業界最低水準です。

2.採用指数が違います。

MSCI エマージング・マーケッツ・インデックス・ファンド
は、インデックス・ファンドでもおなじみの
「MSCI エマージングマーケッツ指数」が採用指数ですが、

i シェアーズ エマージング株ETF(1582)のほうは、
「MSCI エマージングマーケッツInvestable Market指数」が
採用指数です。


「じゃあ、カンさん。
この2つの指数はどこがどう違うの?」

あっ、はい、

要するに、
「MSCI エマージングマーケッツInvestable Market指数」
のほうが、小型株も内包しており、

指数の対象範囲がより広いとご理解ください。

※吊られた男さんの下記ブログ記事が
MSCI エマージングマーケッツInvestable Market指数を
詳しくまとめられています。

MSCIのInvestable Market Index(IMI)って何が違うの?
- MSCI Emerging Markets IMIとか



今回、ブラックロックが
i シェアーズ エマージング株ETF(1582)のほうを

ラインナップしてきたところに「本気度」の高さが伺えます。
(米国でのファクトシートは【こちら】です。)

最後に、
i シェアーズ フロンティア株ETF(1583) ですが、

現状は、以下の4ヶ国で組み入れのおよそ70%を
占めています。

(まさにフロンティアなマーケットですね。
米国のファクトシートは【こちら】)

クウェート      25.64%
カタール       18.10%
アラブ首長国連邦  13.89%
ナイジェリア     12.47%
(6月13日時点)


以下、わたしの私見ですが、
i シェアーズETFの上場はこの3銘柄だけで
留まるものではないと思います。

昨年立ち上げた
【i シェアーズ コア シリーズ】からの
更なる上場もあり得ますし、

「国別株式ETFのラインナップの豊富さ」からいって、
東南アジア系の国別株式ETFを
上場させてくる可能性もあると思います。

兎にも角にも、
これで「国内ETFマーケット」に

よい意味で【刺激物】が入り、
活性化の道筋が開けるのではないでしょうか・・。

【参照記事】
【ETFをめぐる苛烈な戦い パート2
(コスト本格競争の時代がやってきた?)
iシェアーズとバンガードの、
年間経費率における苛烈な戦いの模様、そして、
iシェアーズ コアシリーズについて言及しています。

i シェアーズMSCIフロンティアマーケッツETF

似顔絵




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COMMENT

Re: タイトルなし

これからどんどん銘柄が増えて欲しいですね。

| カン・チュンド | 2013/06/17 09:36 | URL |

カンさんこんにちわ。

外国ETFでは特定口座に対応できていない等、税制面で難を抱えておりましたが、これが国内の株式という事になれば解消でき、非常に便利になります。

ここまでくるともう海外株式でなく、東証で取引すればいいのではないかとすら思えてきます。

更にフロンティア株に至っては国内籍ではこれまでなかった銘柄です。
フロンティア株にも低コストかつ手軽に投資できるようになることは、個人投資家にとって大変良いことだと思います。

| アフロ | 2013/06/17 08:47 | URL |














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