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65歳時に暴落に遭わないためのリスク・コントロール法とは?



こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

100年後、あなたもわたしも
この世にはいません。

(そうですよね?)

しかし、マーケットは・・、
存在し続けています。

100年前、あなたもわたしも
この世にはいませんでしたが、

マーケットは・・、
存在していました。


市場(いちば)という場所は、
人間の営みが続く限り、
そこに在り続けます・・。

わたしは思うのですが、
投資信託という道具は、

その市場(いちば)から銘柄をピックアップし、
個人の資産形成をしやすくするためのツールですから、


○ 基本思想として、

市場(いちば)が在る限り、
投資信託という道具も存在し続ける・・、

そういう「理念」を持っていると思うのです。
(ここ、重要!)


そのような「長い時間スパン」に比べると、

私たちの一生、
― 正確には、私たちが「投資を出来る期間」― は、

やはり限られています・・。


そして(つみたて投資でいえば)
私たちが毎月の掛け金を託すことが出来る「時期」も、
概ね決まっているのです。

(たとえば、60歳までとか、65歳までとか・・)


○ 投資資金を追加で投入できる【期限】は
あらかじめ決まっていますが、

マーケットがそのことを
【考慮】してくれる可能性は、ゼロ です。


今、33歳のあなたには
想像できないかもしれませんが、

【追加投資が自然に出来る時期】と、
【積み上げた資産をメンテナンスしていく時期】では、

まるで、見える景色が違うのです。

そんなことを、
NightWalkerさんのブログ

長期投資で一番大切なこと、と聞かれたら
を拝読して感じました。

NightWalkerさんは上記ブログ記事で
こう言われています。


―人が、投資できる期間は「有限」だからです。

限られた期間で順調に成長するとは限らないし、
限られた期間の最後の最後に、
とんでもない事態になっているかもしれません。―

まったくその通りですね。

あなたの人生のスケジュールと、
市場のアップダウンの仕方の間には
なんの「因果関係」もありません・・。


NightWalkerさんはさらに続けます。

―よく本に書かれているような、
長期で投資していれば必ず儲かるというのは、

いわば「超長期投資」での真実であって、
一人の人生で可能である「長期投資」には当てはまりません。

長期投資(のようなモノ)では、
リスクコントロールがきわめて重要なのです。―

なるほど・・。


ところで、リスク・コントロールと言われて、
まず思い浮かぶのが
【リ・バランスの作業】です。

○「リ・バランス」とは、
あなたが背中に背負うリスクの大きさを
当初のイメージ通りに保つ作業に他なりません。

今、33歳のあなたが、
定年退職直前の64歳時に、

同じリスク許容度を持っていたとしたら、
【ポートフォリオ】はそのままでいいのでしょうか?

繰り返しになりますが、
あなたが追加資金を投入できなくなるのは
退職時」です。

この退職時というのは、
ある程度「決まってしまって」います。


少し保守的に聞こえるかもしれませんが、
市場がどんなふうに
「アップダウン」するかに関わりなく、

○ あなたはあなたの「人生スケジュール」に従って、
粛々と「資産のリスク管理」、

具体的には【定年退職の日】に向けて、
資産の保守化を図っていかなければならないと
わたしは考えます。


○ それは何のため?

65歳で定年退職する、その3週間前に、
暴落が襲ってきても慌てないようにするためです。


以下、あくまでひとつの「シミュレーション」ですが、
ご参照いただければ幸いです。

(注: えー、eMAXISと書いてありますが、
あくまで「一例」であり、
SMTシリーズでも全然OKですよ・・)


もう一度「主題」に戻りましょう。

65歳時に暴落に出会わないようにするためには?
→ 65歳時に安全資産を潤沢に持っておく。   

たとえば2033年、
あなたは54歳ですが、39回目の「リ・バランス」を終えて、
以下のような【骨太ポートフォリオ】を堅持しているとしましょう。

(安全資産:リスク資産 = 20:80)

ぱ 1

その1ヶ月後、
あなたは55歳になりました。

あなたは「定年退職時」に向けて、
リスク・コントロール(具体的には資産の保守化)を行うために、

これから10年をかけて、たとえば
(安全資産:リスク資産 = 60:40)
に移行する計画を立てます。

つまり、

ぱ 2

に移行する計画です。

この場合、
あなたは【ふたつのこと】を実行する必要があります。


【実行:その1】

55歳から、
毎月のつみたて金額の「配分割合」を変更する。

ぱ 3

から、

ぱ 4

への移行ですね。


これを実施すると、
たしかに少しずつ「国内債券」の割合が増えていきますが、

でも、よく考えてみますと、
何十年の間に資産が積み上がっているわけですから、

毎月の「配分割合」のみを変更しても、
(資産全体から見れば)その影響は微々たるものですね。


【実行:その2】

したがって、積み上がった資産についても、
安全資産:リスク資産 = 60:40にシフトさせるために、

55歳時から10年をかけて、
「安全資産」の割合を高めていきます。

ぱ 1

から

ぱ 2

への移行です。


しかし、上記「資産の割合」をシフトさせるのは、
けっこう、大きな作業です

○ ここで【リ・バランス】をうまく活用するのです!

55歳時~65歳までの
【半年ごとの リ・バランス時】に

わざと 安全資産(国内債券)の割合を2%増やして
リ・バランスを完了させます。


(2%増やすとは、
あとの4つの資産割合を0.5%ずつ減らすということ・・)

半年ごとに安全資産を2%増やすと、
1年で4%増やすことに・・。

すると、・・・・
10年で、40%増えますね。


ここでのポイントは、
たとえマーケットが暴騰しようがそれには構わず、
『規則的に・自身のポートフォリオを・保守化していく』
ということです。

○ なぜなら、
マーケットはあなたの定年退職の時期など
まったく考慮せずに、自由に暴れるからです・・。

ここでのわたくしの意図は、

潜在リターンを犠牲にしてでも、
ポートフォリオを保守化する、ということです。

「リスク・コントルール」の具体的な実践法の
ひとつとして、ご参照ください・・。

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