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スピンオフETFについて


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ヒトは「勘違い」の生き物だと思います。

たとえば、
従業員3万人の会社に勤めていても、
実質、60人のカンパニーの責任者と思えれば、

仕事に対する「危機感」の持ち方が違ってきます。


翻っていえば、
経営陣の人たちは、
いかに従業員の人たちに

「自分がトップなんだ。頑張らないと」
と思わせるかに腐心しているのでしょう・・。

これは私見ですが、
これほど世界が一体化し、
変化が大きく(かつ早く)起こる時代においては、

○ 従業員数百人規模までの「集団」が、
いちばん機能的に動けるのではないでしょうか。


もしかしたら、
あなたの会社もそうかもしれませんが、

今、日本の大企業には
【ふたつの分厚いフタ】が被さっています。


ひとつは、
大量のシニア層の社員というフタ。

もうひとつは、
「ウチはこれでここまで大きくなったんだ!」
という、

過去・栄光振り返り型というフタ です。

これらのフタは、
しばらく時間が経てば(自然現象的に)
外れていきますが、

それを待っているとあなたはもう
49歳になってしまいますから、


それよりも、
会社を「古い部分」と
「新しい部分」に振り分け、

包丁でスパッと切ってもらったほうが
よいと思いませんか?

それが【スピンオフ】です。


あなたは親会社という艦船から、
小さな船に乗り換えます。

しかし、資本関係という綱は、
艦船と小さな船の間で繋がっているのです。

(これは私見ですが、
たとえば、日本経済新聞社のような大企業は、

スピンオフで、
NIKKEI NEO みたいな「別の新しい会社」を
作ったほうが活性化すると思います・・)


実際、艦船の中に居た人たちが、
小さな船でより自由に、
かつ果敢に動けるようになって

新たなビジネスの花を咲かせた例は
枚挙に暇がありません。

(あっ、そういえば、NTTドコモも
もともとそうでしたね・・)


米国では、
スピンオフした会社だけを集めた
ユニークなETFが存在します。

それが、
Guggenheim Spin-Off ETF」(銘柄コード CSD) です。

(まさにスピンオフETF!)

当該ETFは、
Beaconスピンオフ指数との連動を目指します。

この指数は米国株式、ADR等の中から、
過去30ヶ月以内にスピンオフした企業のみを
組入れ銘柄としています。

実はこのETF、
2006年の12月にローンチしており、
わりと老舗のETFなのです。


Yahoo Financeを見ると、
当該ETFの純資産額は約1.4億ドル、

直近3ヶ月の1日あたりの売買高は
86,000口となっています。

このような(多少)マニアックなETFでも、
これだけの純資産額、出来高があるのですね。

(さすがは米国ETFマーケット・・)


注目すべきはこれまでの「成績」です。
当該ETFのファクトシートを見ると、

2006年12月から2013年3月31日までの
S&P500指数の年率リターンは「+3.76%」と
なっていますが、

Beaconスピンオフ指数の
同期間の年率リターンは
ナント「+7.59%」なのです。

直近5年、3年、1年いずれを取っても、
スピンオフ指数の成績は、
S&P500指数のリターンを上回っています。

ただし、当該ETFの年間経費率は
グロスで1.02%と少し高め・・。

(現在、当該ETFは
日本の証券会社を通じて購入することは出来ません)


最後に、日本の社会で「スピンオフ」が
もっと起こるためには、

大きな艦船から、
小さな船に乗り換えることが「格好いい!」

「社会的に意義があり、尊敬されるべき!」
という文化を育む必要があると思います・・。

似顔絵




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