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2003年の「個別株の予想」はどうなった?(日経マネー 2003年9月号より)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

当オフィスのホームページでは、
皆さんに次のような【疑問】を投げかけています。

☆ 投資とは、満天の星空の中から、
たったひとつの星」を選び抜くことなのでしょうか?

えー、ひとつひとつの星を、
【個別株】とイメージしてみてください。

あなたにもっとも合う、
ーつまり、株価が長期的に上昇し、
あなたに利益をもたらすー

【ひとつの星】を見つけ出すことって、
けっこう至難の業ではないでしょうか・・。


実はこの間、
オフィスの中に滞留する本、雑誌を
整理しておりましたら、
【日経マネー 2003年9月号】が出てきました。

日経マネー

(懐かしい!)


その中に、
次のような「コンテンツ」があったのです。

株の達人10人に聞く 今月の特選銘柄
今月のテーマ「増復配で買える株」!


こういうのって、
今でもよくありますよね。

株式評論家の方が「買うならこの株ですよ!」と
銘柄推奨するコーナーです。

考えてみたら、2003年9月号から
ほぼ10年経っています・・。

2003年の時点で、
10名の専門家の方が勧められた
10種類の「会社の株価」がどうなっているかを

今、検証してみることにしました。


ちなみに、日経マネー2003年9月号が
発売されたと思われる

2003年7月22日の
日経平均株価の「終値」は
9486円でした・・。

さあ、10種類の「推奨銘柄」は以下の通りです。


★ 信越化学工業 

日経マネー2003年9月号内では、
「目指すは4600円前後、次いで5000円の大台奪回。」
と記されていました。

2013年7月18日現在の同社の株価は、
7070円!

(すごい、上がっています!)


★ 東芝テック

日経マネー内では、
「470円~530円あたりは買い場。
売却水準は600~630円を目指したい。」とあります。

現在の株価は、575円

嗚呼、10年後なんて・・。


★ エイブル 

「現状の2300円水準でも十分に割安感は強いものと考える。
上値3300円期待」と記されています。

現在の株価は・・、

すみません。


エイブルは
2012年8月31日、

株式会社エイブル&パートナーズとして
JASDAQ上場廃止となっております。

【追記 07.21】

それより前、2010年の10月に
エイブルから、エイブルCHINTAIホールディングスへ
株式移転」があった模様です。

2012年8月30日の株価は、
578円 でした・・・。


★ グッドウィル・グループ
「43万円以下は買い 中長期では50万円乗せを目標としたい。」
と記されています。


さて、現在の株価は・・、

こちらも、スミマセン・・、


東証2部に上場していた
ラディアホールディングス(旧グッドウィル・グループ)は、
2009年10月29日に上場廃止となっております。

ちなみに、
2009年10月28日の株価は・・、
3円 でした。


★ 白銅 
日経マネーの誌面では
「上値1200円目標。」と記されています。

現在の株価は・・、

802円


★ 富士通フロンテック
「700円台半ばが狙い目」と記されていますが、

10年後、現在の株価は 637円です。


★ 飯田産業 
「できれば1800円前後を買い、比較的短期に2500円以上を目指したい。」
というコメントが踊っていますが、

現在の株価は・・、
1887円 です。

【追記 07.21】

こちらは修正致します。

過去情報を遡った結果、飯田産業は2010年4月に、
1株⇒2株の【株式分割】を行なっております。

従いまして、
7月18日時点の株価は1887円ですが、

理論株価としては3774円であり、
目標株価を上回っています。


★ 千趣会 
「株価は年内1000円を目標としたい。」

とありますが、
現在の株価は・・869円


★ グローリー 
「3500円程度が当面の目標だ。」と、
誌面では強気の発言でしたが、

10年後の株価は、2475円

【追記 07.21】

こちらも修正致します。

過去情報を遡った結果、グローリーは2004年3月に、
1株⇒2株の【株式分割】を行なっております。

従いまして、
7月18日時点の株価は2475円ですが、

理論株価としては4950円であり、
目標株価を上回っています。


★ 商船三井 
「現在は350円前後で推移。目標株価は390円前後とした」

でも、10年後、420円 です。


(※ エイブル、グッドウィル・グループ以外は、
すべて2013年7月18日の「終値」です・・)


☆ 結局、、日経マネー2003年9月号で
10人の専門家の方が推されていた銘柄の中で、

10年後、目標株価を超えていたのは、
「信越化学工業」と「商船三井」のみでした・・。

「信越化学工業」と「飯田産業」と「グローリー」と
「商船三井」でした・・。



ひとつの金融商品を選び切ること自体、
とても過酷な作業ですね。


そして、ひとつひとつの会社は
それぞれ唯一無二であり、
それぞれ独自の個性や歴史を持っています。

行なっている事業の内容がまったく違いますし、
会社を経営する人材や、カルチャーや、
財務状況もまったく異なります。


○ わたしがなぜ、インデックスファンドという
金融商品を選択するかというと、

個々の会社が抱える、
見えにくい【固有のリスク】を
背中に背負わなくてすむからなのです。

おそらく、
最初に「インデックス投資」の概念を
思いついた人は、

個々の会社が抱える【固有のリスク】を
限りなくゼロに近づけることが出来る、
というところに狂喜したのではないでしょうか・・。

(グッドウィル・グループを思い返してみてください)

つまり、

【市場リスク】のみを負えばよい、
というシンプルさに
心惹かれたのだと思うのです・・。


さて、その市場平均ですが、
MSCIワールド指数の「ファクトシート」をご覧いただくと、

MSCIワールド指数(これは先進国24か国の株式マーケット)
の直近10年のリターンは年率7.82%です。

また、MSCIエマージングマーケット指数
(これは新興国21か国の株式マーケット)の
直近10年のリターンは年率14.02%となっています。

(いずれもUSドル建てベース。2013年6月28日現在)


満天の星空の中で、
ひとつひとつの星を見比べ選ぼうとするより、

「満天の星空ぜんぶ買っちゃったほうがいいじゃん。」
というところに、
わたしはひとつの真理を感じます・・。

※ 今回は不完全な形での記事となってしまい、皆さまにはご迷惑をおかけしました。お詫びして修正をさせていただきます。

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| 投資の発想法 | 19:10 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ご指摘ありがとうございます。

貴重なご指摘ありがとうございます・・。
過去の情報を遡って改めて調べ直しました結果、3点が明らかになりました。

1.エイブルは、2010年の10月に、エイブルからエイブルCHINTAIホールディングスへ「株式移転」があった模様です(こちらは株価そのものには大きな影響はなかったと思われます)

2.飯田産業は2010年4月に、1株⇒2株へ株式分割を行っています。その旨、ブログ記事本文で修正をさせていただきました。
3.グローリーは2004年3月に、1株⇒2株へ株式分割を行っています。その旨、ブログ記事本文で修正をさせていただきました。
今回は不完全な形での記事となってしまい、ご迷惑をおかけしました。お詫びして訂正いたします。


| カン・チュンド | 2013/07/21 17:29 | URL |

株式分割は・・・。

| katamichi | 2013/07/21 15:03 | URL | ≫ EDIT














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