PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

息子(中学生)に投資を教えたいと思っていますが、早すぎるでしょうか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

本日は【ワールドインベスターズ.TV】「66ライブ」
カン・チュンドの投資人生相談室】よりお届けいたします。

(ブログ用に拡大編集しております・・)


【ご質問】

息子が中学生になりました。
金融教育の一環として株取引をやらせてみたいのですが、どう思われますか?
最初はゲーム感覚でFXとかやらせてみるのが良いのでしょうか・・。

それとも「座学的」なところから、入るのが良いのでしょうか?
早いうちに「投資」について教えたいのですが、漠然としています。
早すぎますかね?

それとも何か効果的なやり方ってあるのでしょうか?
私は投資暦16年でひと通り経験しています。
(失敗もたくさんしました・・)

ノッチーさん 48歳 男性



【回答】

ノッチーさん、ご質問ありがとうございます

息子さんが投資に興味を持つのは「良いこと」です。
早すぎることはありませんよ・・。

ただし、投資の実行って、
なんと言いますか、
ひとつの【到達点】だと思うのです。

順序として、
お金について知る ⇒ 経済について知る、
⇒ お金の流れを実感する、

また、会社や仕事(労働)について理解する、
という「プロセス」があっての、
【投資】だと思いませんか?


もし、ノッチーさんの息子さんが、
ネット上の「数字」が上がり下がりする、
そして、儲かった、損したという、

いわゆるゲーム的な「感覚」から
【投資】に入ってしまうと、

息子さんは(もしかすると)
とても大切なことを学ぶ「機会」を逸してしまうかもしれません。


たとえば、株式会社・・。

「そもそも会社って何?」ということに、
息子さんの関心を向かわせたいものです。

そのためには、ノッチーさん自身が

「会社」ってどういうところで、
「会社」で何をやっているのかを
息子さんに聞かせてあげて欲しいのです。


どういう商品・サービスを扱っていて、
どういう取引先があって、
そして、どうやって利益を上げているのか?

(そもそも、なぜ
利益を上げる」ことが必要なのか?)

(会社の利益があるからこそ、
ノッチー家も毎月生活ができ、
そして息子さんも学校に行けるのです、みたいな・・)


たとえば、研究開発をしている会社なら、
日々の苦労、努力が報われる喜び、
現実の中で直面するどうしようもない哀しさ、

人としてのさまざまな「感情」を
仕事(労働)を通じて経験しますね。

そんな雑多な人間の営みそのものが「会社」であり、
その会社の「現在価値」を、

たまたま数字に置き換えたものが「株価」なのだ、
と伝えてあげることが大切なのではないでしょうか・・。


あのー、あなたの家
(このブログを読んでいるあなたです)では、
ご両親が「お金」のことを話されていましたか・・

これって(話さないより)断然、
話したほうがいいですよね・・。

そんなに「深刻」ばらずに
ひとつのトピックとして、

お金について自然に話し合える雰囲気を
醸し出していくことって、とても重要です。


日々の買い物とか、ニュースとか、
家族の会話の中に、
実は【経済】って含まれているんだ・・。

「お前もマンガとか、コンビニで買うだろ。
じゃあ、お前も立派な【経済主体者】だ」、
みたいな・・。

そういう感覚って大切だと思うのです。


たとえば、ノッチーさん。
息子さんに「お小遣い」をあげるときに、

【このお金はどこから来たゲーム】をしてみる、
というのはいかがでしょうか?

??

お小遣いとして1000円渡す。
はい、この1000円は、
どこから来た?ゲームです(笑
)」


はい、この1000円はどこから来た?

○ お父さんの給与から・・。

じゃあ、お父さんの給与33万円はどこから? 
○ 会社の利益から・・。


じゃあ、会社の利益は?
○ 会社の売り上げから。

会社の売り上げはどこから?
たとえば、
「スポーツシューズ」を作っている会社なら・・?

○ シューズを買ってくれる、
ひとりひとりのお客様が支払ったお金が、
売り上げの元手です。


そして、スポーツシューズに関わっている人は? 
(そもそも)一体どこでシューズを作っている?

それは、もう、
シューズの部位ごとで作っている国が異なるのです。

たとえば、ですが・・、

甲皮は中国で。
中底はバングラデシュで。
本底はベトナムで、みたいな・・。


シューズの材料となる
ナイロン、ポリエステル、プラスチック、
それぞれに搬入業者さんがいて、

タイやカンボジアやチリや日本の群馬県や、
東京都や広島県の業者さんたちが、

縦横無尽に「ひとつのスポーツシューズ」に
関わっていて、

そしてようやく、シューズの製造のための
「下準備」が完了するのです・・。


そして、
スポーツシューズの製造そのものは、
主にインドネシアでやっている、のかもしれません・・。

(以上、全てわたくしの勝手な想像ですが・・(^^;)


つまり、ノッチーさん・・、
「ひとつの商品」を通じて、

無限につながるお金の流れ
そして、「ひとつの商品」を通じて、

ヒトとヒトが見えない鎖でつながっている
そのダイナミズムのようなものを
息子さんに伝えてあげて欲しいのです・・。


「スポーツシューズ」に関わるすべての人たちに
報酬を払って、

会社の家賃、光熱費、広告宣伝費、人件費など、
さまざまな経費をひいて、

やっと、会社としての「利益」が出る。
まあ、その経費の一部に人件費があるのですが、

その中から
ノッチーさんという人の給与が出て、

そして、息子さんが今日、
週刊ジャンプを買えるんだ、みたいな・・。

そういう壮大なドラマを
伝えてあげて欲しいのです。



こういう話をされることで、
息子さんの「知識」と「想像力」が刺激されるはず・・。


そして、お父さんの話が終わったあと、
お小遣いとして1000円をもらって、

息子さんが「何を買うか」「いくら貯めるか」
そして、「何に投資をするのか」、

いずれを選択しても、
それは
経済という大きな生態系の【一部】となり、

息子さんが世の中に主体的に関わっている、
ということになるのです。


スキルとしての、
株やFXや投資信託を教えるより、

(最初は「知的好奇心を養う」という意味で、)

ノッチーさんが奥さまに、
自身の投資の「報告」をされる、というのは
いかがでしょうか?

それを息子さんがなにげに聞いているのです。

このような「定期報告」をするほうが、
息子さんにとって
よい環境づくりにつながるとわたしは思います。


ノッチーさんは投資で、
ただ、息子さんに「儲けること」を教えたいのですか?

それとも、投資を通じて、もっと多くのことを
学んでほしいと思いますか・・?

カン・チュンドの投資人生相談室




関連記事

| ヒトは1万年前からお金と付き合ってきた | 11:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/1930-fdf9b9f6

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT