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ポートフォリオの「出口戦略」について


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

もしかして、今日も残業でしたか?
(いつもお仕事、お疲れさまです・・)

資産運用のほうは、いかがですか?
時々は、ポートフォリオの状況を
チェックされていますか?

長くこの仕事を続けていますと、

『ご資産を殖やすことに注力するあまり、
ご資産を殖やすことが目的化している』お客様を
時々お見かけします・・。

お気持ちは分かるのですが、
ちょっと「ゼロの地点」に帰ってみましょう。


★ あなたはいったい何のために運用を行うのですか?

答え)・・【使うため、】ですよね。

えっ、?

最終的に金融商品を解約し、
ポートフォリオから引き出して、
そのお金を有意義に【使うため】に、

私たちはわざわざ資産運用などという
「面倒なこと」を行っているわけです。

(ですよね?)

Q では、私たちは【いつ】
金融商品を本格的に解約し始めるのでしょうか?

A 定期的収入が途絶えたときです。

(シンプルですね?)


それは58歳かもしれませんし、
あるいは、64歳かもしれません。

はたまた70歳である人もいるでしょう。

★ 私たちは【その時】のことを想って、

―つまり、金融商品を解約して、
お金を使うことを想像して―、

日夜運用に励んでいるわけです・・。

仮に、ポートフォリオの解約の仕方
(いわゆる【出口戦略】)を考えずに
運用を行うなら、

それは食することをせずに、
ひたすら料理を続けているようなもの・・。


さて、肝心の解約の仕方ですが、
ひとつ「具体例」を挙げさせてください。

仮にあなたが以下のポートフォリオで
65歳(リタイア)を迎えたとしましょう・・。

あるべき資産

4,900万円のこの「ポートフォリオ資産」を、
どんなふうに【解約】していきますか?

そもそも、
【解約】をし始めるということは、
運用が終わる、ということですか?

いえいえ。NO です。

★ セカンドライフの資産管理は、
【引き出しを行いながら、運用そのものは続けること】です。


まず、どのくらいの頻度で解約するかですが、
毎月行ってもいいのですが、

それだとせっかくの
「セカンドライフ」の時間が犠牲になります・・。

わたしは半年に1度、
ないし1年に1度の解約でよいと思います。

(※ たとえば、半年に1度、
ポートフォリオの【リ・バランス】を行うなら、

それに合わせて半年に1度、
ポートフォリオからの引き出しを行う。)

ここで、前提として
セカンドライフの生活資金として不足するお金を
年150万円程度とします。

「じゃあ、とりあえず株式ファンドのところから、
150万円解約しよう!」

ん?

これってどうですか?

もし、株式ファンドのみから
150万円分解約してしまうと、
全体のバランス】が崩れてしまいますね。

じゃあ、正解は?

年150万円分を、
上記の「ポートフォリオの割合通りに解約」するのです。

(つまり、この場合、すべてのファンドを
30万円ずつ「解約」する・・)


最初は「金額ベース」でも構いませんが、
できれば、パーセンテージ(%)で
ポートフォリオ管理を行ったほうがよいと思います。

なぜなら、
ポートフォリオが数年にわたって
マイナスの成績に沈んでしまった場合、

150万円という「金額ベース」の引き出しでは、
ポートフォリオの毀損率が大きくなってしまうためです。

(【発想転換】をしてください!)

4,900万円の「ポートフォリオ」を、
年150万円分「解約」すると、約3%となります。

★ たとえば、半年に1.5%ずつ、
ポートフォリオから引き出すという【ルール付け】は
いかがでしょうか?

ポートフォリオが膨らんだ年
→ 引き出し金額増える。

ポートフォリオが縮んだ年
→ 引き出し金額減る。

というイメージですね・・。


このブログではあくまで「一例」として、
リタイア後のポートフォリオを提示していますが、

あなたにとってふさわしいポートフォリオは、
あなたがこの世から隠れるときに、

【自分の資産をどうしておきたいのか?】
によっても違ってきます。

4,900万円の「ポートフォリオ」を、
毎年3%ずつ「引き出して」いくとして、

あるべき資産

25年後、

A. 4,900万円を9,000万円に殖やしたいのか。

B. 4,900万円と(実質的に)同じ価値でよいのか。

C. 4,900万円が2,900万円に減っていてもいいのか。

あなたは、
A、B、Cのうちのどれを望みますか?


もし、Cを望むなら、

ポートフォリオそのものの期待リターンは、
(毎年の引き出し率である)3%程度か、
もしくはそれ以下でもよいわけです。

実際、上記のポートフォリオほど、
リスクを取る必要はないでしょう・・。

では、Bの場合はどうでしょうか。

25年後、4,900万円と(実質的に)
同じ価値であるためには、

ポートフォリオそのものの期待リターンが
3%+インフレ率程度であればよいことになります。

(上記のポートフォリオよりは、
債券の割合を増やしてもよいのでは?)

では、Aの場合は・・?

ポートフォリオの期待リターンが
5.5%程度必要となってきます。

(上記のポートフォリオ程度のリスクテイクが必要)

つまり、
ポートフォリオの出口戦略を構築するとは、
あなたの人生の【出口戦略】を思い描くということなのです・・。

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