PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

シロナガスクジラの好物は? すべての通貨建て資産です


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

(突然ですが、)
あなたは『シロナガスクジラ』です。

体長は25メートルほど、あります。
(8階建てのビルと同じくらい・・)

食欲??
食欲はもちろん旺盛です。

プランクトン、いわしなどの小魚から
中型魚まで、要は『なんでも』食べます・・。


俗に「国際分散投資」と云われますが、
そのココロは、

★『なんでも』旺盛に食べますよ!
の世界なのです。

そうです、あなたの名は:
『シロナガスクジラ』

好きな食べ物:
『すべての通貨建て資産』です。

シロナガスクジ

??

たとえば、
お客様のポートフォリオ構築のお手伝いをする際に、

多くのお客様は(無意識に)
【円建て資産】と【外貨建て資産】の
バランス」を考慮されています。


「山本さん。
株式内での比率ですが、

日本株式:先進国株式:新興国株式
 4   :  4   :  2

となっていますね。

これはどんなお考えからですか?」

「いや、日本株の割合がちょっと多いとは
思うのですが、

日本株を少なくしちゃうと、
円建て資産が少なくなってしまうので、
それが不安なのです・・」


なるほど・・。

○ トータル資産を俯瞰した場合、
あまりに『外貨建て資産』の割合が大きくなると
不安 を感じてしまう・・

そういう人、たくさんいると思います。

たとえば、
2000万円のご資産をお持ちの鈴木さんが、

3割 『円建て資産』
7割 『オーストラリアドル建て資産』

となっているなら、
それはやはり「危険」でしょう。

なぜなら、全資産の7割を、
たったひとつの国の、たったひとつの通貨
【賭けて】いる状態だからです・・。


しかし、『外貨建て資産』の割合が
大きくなりすぎないようにするために、

円建ての日本株式を多く保有することも、
それはそれでリスキーだと思いませんか・・?

この種の不安の源泉は
(外貨建て資産を持つことによる)
為替リスク】の存在にあります。

話を単純にするために、
『株式』の部分のみにフォーカスしますが、

たとえば山本さんの場合、
日本株式:先進国株式:新興国株式の部分を、

TOPIXインデックス(1ヵ国)
先進国株式インデックス(23ヵ国)
新興国株式インデックス(21ヵ国)

というように、
それぞれのインデックス(指数)に連動する
インデックス・ファンドで保有されています。

TOPIXインデックスファンドは、
円というひとつの通貨建ての「株式」ですが、

先進国株式インデックスファンド、
新興国株式インデックスファンド では、

実際、何を保有しているかというと

USドル、ユーロ、ポンド、カナダドル、豪ドル、
ニュージーランドドル、スイスフラン、
スウェーデンクローネ、シンガポールドル、

韓国ウォン、台湾ドル、ブラジルレアル、
インドルピー、ロシアルーブル、香港ドル、
トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソ、

タイバーツ、マレーシアリンギット、
インドネシアルピア、フィリピンペソ などの、

30を超える通貨建ての株式を、
広く・浅く保有しているのです。


あのー、これに
「日本円」も含めてイメージしてみてください。

TOPIXインデックス(1ヵ国)
先進国株式インデックス(23ヵ国)
新興国株式インデックス(21ヵ国)


これって『どういう状態』・・?

まさに、
『シロナガスクジラ』の状態なのです。

シロナガスクジ

好きな食べ物:
すべての通貨建て株式』ですね。

インデックスファンドを用いて
国際分散投資をされる山本さんは、

30を超える通貨建て資産を
隈なく保有する投資家なのです。

ほんの一瞬、
『世界の通貨マーケット』を
思い浮かべてみましょう・・。


たとえば、2017年10月××日

日経新聞の一面に、

「世界の主要30通貨、すべて暴落!!」

みたいな見出しが載ったりするのでしょうか?

いや、それはあり得ません。

○ 通貨という資産の価値は、
他の通貨との相対的な力関係で決まります。

つまり、

★ どこかの通貨が売られれば、
必ずどこかの通貨が買われるわけです・・。

(すべての通貨が下落する、
というのはあり得ません)


山本さんはいわば、

TOPIXインデックス(1ヵ国)
先進国株式インデックス(23ヵ国)
新興国株式インデックス(21ヵ国)

を通じて、

『世界の通貨マーケット』のミニチュア版
保有されているのです・・。

どこかの通貨が売られれば、
必ずどこかの通貨が買われるのが
『通貨市場』の世界ですから、

中長期的に見ると、
山本さんは【為替リスク】に対して

限りなく「ニュートラル」な状態に近づいていくと
わたしは考えます。

(ただし、たとえば、67歳のときに、
持っている3,000万円分の株式インデックスファンドを
一気に解約する、というような場合は、

時間の分散が効かず、
そのときの「円」と「その他多くの通貨」との
一時的な為替レートの影響を受けてしまいますが・・)

大切な視点は、

日本の、日本円を起点として、
自分のポートフォリオを見るのではなく、

そもそも『シロナガスクジラ』として、

世界の主要な通貨建ての株式、
債券を保有している自分を、
海の上から眺めてみてほしいのです・・。

似顔絵




関連記事

| 投資の発想法 | 13:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/1941-bb4f61ec

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT