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『長期』『分散』『低コスト』・・たまには投資ルールの「おさらい」をしておきましょう


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

率直に申し上げて、
有料で資産運用のセミナーを受けられる人は、
とても『高いハードル』を越えられていると思います。

弊所では
1日コースのセミナーが終わる前に、
必ず30分程度『質問コーナー』を設けているのですが、

そこで当面の『疑問』が払しょくされ、
晴れやかなお顔をされて帰宅したとしても、

お客様は(実は)、
あらゆる方面から
投資を始めない『理由』を探されています。

つまり、それほど
新しいことを一からスタートさせるのは】、
たいへんなことだ、ということ・・。


それはコンサルティングの現場でも同じです。

もう、6年以上前の話ですが、
あるお客様から、

「カンさん。たしかに投資は必要だと思いますが、
結局、わたしにはそんな勇気はありません・・」

と言われたことがあります。

そのお客様とは何度か面談の機会を持ち、
保守的な資産配分を作って

無理なく投資をスタートさせましょう、
というところまで来ていました。

しかし結局、そのお客様は
投資を始めるに至らなかったのです・・。

そもそも、投資を行うか否かは
【勇気】の問題なのでしょうか・・。

いいえ、そうではありませんね。


わたしはそのときから、
『投資』という行いを

日本流にアレンジしてご紹介する必要性を
強く感じ始めました。

一般に、欧米人が考える投資とは、
非日常の中で、一大決心をし、
大きなお金を動かす行為です。

「エイヤー! の世界ですね。」

しかし、多くの日本人は、
そのような【非日常的、かつ冒険的な投資】には
違和感を覚えるのではないでしょうか・・。

○ 日本人にふさわしい投資とは、
一大決心をせず、日常生活の範囲内で、
小さなお金をコツコツ動かしていく・・、

すなわち「つみたて型の投資」なのです。


つみたて投資の本質は、
投資の執行時期をわざわざ
【分散】させることにあります(ここ、重要!)

よく、分散というと、
投資対象である株式や債券といった銘柄の『分散』、
国、地域の『分散』が思い浮かびますが、

投資の時期を分散させることも
立派な『分散』のひとつなのです。


また、「つみたて投資」では、
文字通り、時間をかけて
元本を積み上げていきます・・。

長く投資を続けるという習慣と
つみたては、
本来的に馴染みやすいのだと思います。

たとえば、
一度に500万円の投資を行い、

「これを10年持っていましょう!」
と言われる場合と、

毎月5万円のつみたて投資を
「これを10年続けましょう!」
と言われる場合では、

投資家にとっての
『続ける難易度』は違ってくるのではないでしょうか。

(ただ、持っておくだけというのは、
相当の忍耐力を要するものです・・)

もちろん、
『分散』と『長期』はワンセットになって
はじめて力を発揮します。

高度に分散されたバランス型ファンドを
持っていても、
頻繁に売り買いすれば意味がないですし、

また、すべての資産を「日本株」だけで
保有し、それを長期で持つと云っても
ちょっと考えものでしょう・・。

『分散』は現に、株式、債券に分ける、
日本、先進国、新興国に分けることで
それが実感できますが、

『長期』はなかなか
腹に落ちにくい概念なので、
(難しく考えずに)

★ 要は、ほんとうに『そのお金』が必要になるまで、
金融商品をまとめて売る必要はない・・。

それが(結果としての)
【長期投資】につながるとお考えください。


ところで、
『長期』『分散』と並んで大切なルールが
【低コスト】です。

特に継続的にかかるコストの管理は重要でしょう。

投資信託の場合は、
「運用管理費用」(信託報酬)という言い方をしますが、

これは、ファンドを持つ限り、
ずっとかかってくる手数料ですから、

たとえるなら、
常に吹いている【向かい風】のようなもの・・。


仮に、運用管理費用が
年1.5%かかるということは、

あなたの前に1.5%分の【向かい風】が
常に吹いている状態なのです・・。

あなたが保有するファンドが、
年1.5%の【追い風】(リターン)を
コンスタントに挙げてくれて、

ようやくあなたは
『ゼロの地点』をキープできます。

(ですよね?)

明日のリターンはどうなるか分かりませんが、
手数料はある程度コントロールできるわけですから、
低コストを目指さない手はありません。

ところで、
『長期』『分散』『低コスト』の逆をいくのが、
『短期』『集中』『高コスト』です・・。

さまざまな金融商品や、
さまざまな投資スタイルをチェックする際に、

いつも『長期』『分散』『低コスト』という
リトマス紙を手元に置いておいてください。

どれかひとつでも当てはまらなければ、
その投資は笑顔で見送ってよいのですよ・・。

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