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ETFに乗って、アジアを一周してみると・・


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしの中で、
前から疑問に思っていたことがありました。

「あのー、オーストラリアって
なんというか、アジアの一部なのですか?」

より正確に云いますと、

「オーストラリア人って、
自分たちを、
アジアの一部と思っているの・・?」

わたしは9月25日、
ETF Asia 2013」というカンファレンスに出席するため、
香港に滞在したのですが、

そのとき、
オーストラリアから来た参加者に
上記の質問をぶつけてみました。

彼は幾分はにかみながら、

「んー、僕たちはアジアになろうと努力して、
その結果、今はアジアの一員だと思っているよ。」
と答えてくれました。

(なるほど・・。)

「ETF Asia 2013」では、
ETF運用会社や指数提供会社、
私募ファンドのマネージャー、

プライベートバンクの運用担当者など、
アジア各地からさまざまな人が参加していました。

わたしはこのカンファレンスで
大きく2つのことを学びました。

1.アジアにおけるETFマーケットは
まだまだ発展途上であること。

2.ETFという金融ツールは
すでに【ひとつの銘柄】として、
多様に使用されていること。

まず、1.から見ていきましょう。

インベスコ香港の方が
アジア、欧州、米国、

それぞれのETF概況について
解説されていたのですが、
「なるほどな」と思いました。


○ ETFマーケットは
『アジア』⇒『欧州』⇒『米国』と、

それぞれがまったく違う
ステージ」にあるとのこと。

まず、『アジア』は
(ETFマーケットが)まだまだ発展途上・・。

欧州』は(ETFの)商品が多様化し、
流通(販路)も拡大している。

米国』は(ETFに関して)
新たなイノベーションを模索しており、
コスト競争も激しい・・。


次に、
アジアの【国別】について
詳しく見ていくと・・。

中国
(ETF市場は)まだ緒に着いたばかり。

ETFの本数は30数本あるが、
その需要者のほとんどは機関投資家。

香港 ⇒ AUM(純資産額規模)は、
アジアの中では日本についで第2位。

しかし、
意外とレギュレーション(規制)が厳しい。

たとえば、まだ
「レバレッジ・インバース型」は存在しない。

あるいは、2012年3月の
リクソーETFの上場廃止は記憶に新しいところ。

上記については当ブログでも
こちら】で以前取り上げましたね。


そして、香港ETF市場の最大の特徴は、
中国株式ETFの豊富さにあります。

とくに「A株」に
投資を行うETFが多いのです。
(3月末時点で28銘柄も存在します)

特に注目すべきは、
2012年に香港市場に上場した

現物株を裏付けとした
ふたつの「A株ETF」でしょう。

ChinaAMC CSI 300 Index ETF(03188)と
南方 FTSE 中国A株50 ETF(02822)です。

CSI 300は一日の出来高が400万口程度、
A株50のほうは5,000万口程度あります。

香港の投資家、
または香港市場を経由する外国人投資家の
「A株」に対する関心の高さを伺わせますね。

(実は、上記ふたつのETFは、
日本市場にもJDRのカタチで上場しています。

ChinaAMC CSI 300 Index ETFは
日本での銘柄コードが1575、
南方 FTSE 中国A株50 ETFは1576となります)


あと、香港市場では
「外国株式ETF」で

インド株、韓国株が
それぞれ4銘柄上場しているのも特徴でしょう。

台湾 ⇒ 国内株式(台湾株式)に
偏っているのが気になるところ。

韓国 ⇒ 売買高でいうと、
アジアでいちばん多い。

しかし、取引が
「レバレッジ・インバース型」に偏重している。

シンガポール ⇒ 重複上場のETFが多い。
(これは香港も共通・・)

オーストラリア ⇒ 海外のETFについては、
日本と並んで預託証券(DR)の形での上場が
多い。

※ オーストラリアの方が、
機関投資家が(オーストラリア市場を素通りして)

直接、アメリカ上場のETFを売買する傾向にある
と言っていたのは、
「まさに日本と同じだ」と思いました・・。

たしかに、
欧米の株式ETFをアジアで上場させると、
(欧米と)「時差」があるために、

ETFの理論価格と
市場価格の間にかい離が発生しやすい、
というアジア共通の悩みがあります。

しかしこれは、
アジア株式ETFを欧米のマーケットに
上場させるときにも生じる悩みであり、

普遍的な現象であるとわたしは思います。

★ それよりも、世界各地の「市場」で
同じETFを
【つないで・上場させる】ことで、

24時間、いつでも「市場価格」が付くことを
目指すほうがよいのではないでしょうか・・。

続きは次回に・・。

ワンチャイ




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