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指数が会社の寿命を縮めている?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ご承知の方も多いと思いますが、
9月23日から、

アメリカダウ平均(30社)の組み入れ企業が
一部入れ替わりました。

新たに組み入れられたのは、
ゴールドマン・サックス、クレジットカードのビザ、
スポーツ用品のナイキです。

そして、
30社の組み入れから除外されたのが、

バンク・オブ・アメリカ、ヒューレット・パッカード、
非鉄金属のアルコア・・。

(たとえば、ヒューレット・パッカードが
世に送り出しているパソコンやプリンターは
まさに“普通の商品”となってしまい、

消費者の興味はすでに
スマホやタブレットに移ってしまっていますよね)


さて、ダウ平均と同じように、
S&P500指数』に採用されている企業の中でも
栄枯盛衰が繰り返されてきました。

MIT Technology Reviewの、
Technology Is Wiping Out Companies Faster than Ever
という記事によりますと、

技術革新に伴い、
S&P500に採用される企業の「賞味期限」が
どんどん短くなっているのだそう・・。

※ ここでいう賞味期限とは
S&P500に採用され続けることを指します。

“創造的破壊理論”で有名な
リチャード・フォスター氏は

1958年当時は、
S&P500指数に採用される企業は、
その後61年間、指数に留まると期待できた。

しかし、今日では
その平均年数は18年に縮んでいるとしています。


たしかに、S&P500指数の採用基準は
以下に掲げる通り、厳しいものがあります。

○ 修正前時価総額が46億ドル以上
○ 浮動株調整後の時価総額に対する
年間売買代金の比率が1.00以上であること、

○ 各半期の売買高が最低25万株あること。
○ 4四半期連続の黒字決算
(財務健全性という観点から)

また当然、
吸収・合併によって上記基準を満たさなくなった、

あるいは上場廃止となった場合は指数から
除外されます。


上記記事内では、
企業の変遷スピードが早くなった本当の理由は
誰にも分からないが、

技術革新』がひとつの理由だろうと
述べられています。

一例として、

2002年以降、グーグル、アマゾン、
ネットフリックスなどがS&P500指数に採用され、

コダック、ニューヨークタイムズ、
パーム、コンパックなどが
除外されたことを挙げています。

(ネットフリックスとは、
オンラインDVDレンタルや
映像ストリーミング配信事業を行う会社)


個々の企業の変遷を通じて、
移り変わる「市場平均」という目印を、
常に更新していくのが指数の役割であり、

決して、指数が会社の寿命を
縮めているわけではありません。

指数は、会社の寿命が縮まるという社会の変化を、
(結果として)映している鏡に過ぎないのです・・。

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