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あのー、ETFって誰のものですか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

(いきなりですが)
10月23日のETF売買状況(国内)を
ちょっと振り返ってみたいと思います。

業種別(セクター)ETFと呼ばれるものの中で、

建設資材ETF       3691口
自動車・輸送機ETF   1403口
情報通信サービスETF 2757口
不動産ETF        2301口

などが、売買高を伸ばしています。

まあ、「売買高を伸ばしている」と云っても、
まだ数千口のレベルなのですが・・(^^;)、

業種別ETFは(昨年までは)
出来高『二ケタ』が常態化していましたら、

少しずつ、
売り買いをする投資家が増えていることは
間違いありません。

個別株をトレードしてきた投資家にとって、
ETFとは(シンプルに)、
新しい種類の【玩具】!です。

これ、触ってみたら面白そう・・」と
感じていただけるか否かが
とっても重要なのです。

(※ たとえば、建設資材ETFは、
9月8日の2020年東京五輪開催決定から、
物色し始められた感があります・・)


別の云い方をすると、
『業種別ETF』って、
ちょっと背丈が伸びた個別株のことであり、

ほんらい的に、トレーダーの人たちに
触ってもらいやすいETFだと思うのです。

米国では業種別ETFが、
(ETF内で)
一大アセットクラスとなっています。

中でも
SPDR(スパイダー)の業種別ETFは
もっとも出来高が多いことで有名です。

一例を挙げてみましょう。
Financial Select Sector SPDR Fund(XLF)

(ファイナンシャルと謳っている通り、
金融セクターETFですね)

当該ETFは1998年の上場ですから、
老舗ETFのひとつであることが分かります。

純資産額は140億ドル。
(なんと1兆4千億円近いです)

そして、直近3ヶ月の1日あたりの
売買高は約3800万口です(スゴイ・・)

わたしのような長期保有派も
もちろんETFを用いますが、
―仮にこれを『左派』と呼びましょうー、

トレーダーの方もETFを嬉々として
用いているのです。
―仮にこれを『右派』と呼びます。ー


たとえば、わたしが貴方から、
【ETFって誰のものですか?】
と問われれば、
それは「みんなのモノ」です、と答えるでしょう。

ETFの正しい使われ方が
教科書の中で杓子定規に
書かれているわけではありません。

たとえば、トレーダーの方にとっては、
ETFは「ひとつの銘柄」です。

どんなふうに売り買いして
利益を出そうかという【投資対象】なのです・・。


わたしが先月参加してきた
ETF Asia 2013」というカンファレンスでも、

香港、シンガポールに拠点を置く
『私募ファンド』のマネージャーが
プレゼンを行っていました。

具体例を挙げますと、
Richmond Asset Management
Bibby氏は、

モメンタム運用の中で
ETFを活用していると述べていました。

(モメンタム運用とは、
過去に上昇した銘柄を買い、
下落した銘柄を売るといった、
いわゆる『順張り戦略』のことです)

Bibby氏は、たとえば、過去2か月の間で
一定割合以上上昇した銘柄から選択し、
ポートフォリオに組み入れると語っていました。

このような投資戦略に、
ETFを活用しているのです。

実際の例として、
『米国のセクターETF』や
『新興国の国別株式ETF』
(フィリピン、マレーシアなど)を
紹介されていました。


実際、大小さまざまなヘッジ・ファンドも、
ETFを自らの運用の
「一ツール」として活用しています。

参照記事:
Hedge Funds’Favorite ETFs』(ETF Trends)
(ヘッジ・ファンドが好きなETF)

米国のヘッジ・ファンドは
45日遅れでポートフォリオの公開を行うのですが、
最新の四半期報告書を見れば、
ヘッジ・ファンドが保有する主なETFが分かります。

・SPDR Gold Shares (GLD)
・iShares MSCI Emerging Markets Index (EEM)
・Financial Select Sector SPDR (XLF)
 (先ほど↑ご紹介しましたね)

・Market Vectors Gold Miners ETF (GDX)
・WisdomTree Japan Hedged Equity ETF (DXJ)


長期保有派のわたくしから見ると、
「えっ、このETFをトレード的に売買するの?」
という【驚き】があったりしますが、

それはわたしという思考の中での、
一種の『思い込み』です。

逆に、トレーダーのスミスさんから見て、
「えっ、このETFを長期保有なんてするの?」
という【驚き】も、

スミスさんの『思い込み』に過ぎないのです。

ETFはほんらい的に
『誰の・ものでも・ありません。』

右派、左派、中間派の皆さんが
それぞれの思惑の中で、
自分に合った使い方をしていけばよいのです・・。

ETF イメージ




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