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米国上場ETF 資金流入額&流出額トップ10(1月~9月)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

あなたが、
「あのETF、人気があるわね」と言うとき、
ETFの、どの指標に注目して言及するのでしょうか?

売買高、ですか?
たしかに、出来高が多いことは重要でしょう。

しかし、売買高とは文字通り、
売り買いの量の指標ですから、
そのETFに資金流入が生じているとは限りません。

(買いよりも売りが多い可能性もあります・・)

「このETFは人気があるよ!」という目安は、
一定期間内にどれだけ【新たな資金】が入ってきたかで
計られるべきでしょう。

英語では、
Inflows(資金流入額)という言い方をします。
(逆の場合は、Outflows(資金流出額)ですね・・)


ブラックロックが発表する
ETP LANDSCAPE』(9月末現在)の中で、

1月~9月末までの、
『資金流入額&資金流出額トップ10』が確認できます。

まずは「資金流入額トップ10」から見ていきましょう。


1.WisdomTree Japan Hedged Equity Fund(DXJ)
2.iShares Russell 2000(IWM)
3.iShares MSCI Japan(EWJ)
4.Vanguard Total Stock Market(VTI)
5.Vanguard European(VGK)

6.PowerShares Senior Loan Portfolio(BKLN)
7.Vanguard Short-Term Bond(BSV)
8.iShares Core S&P 500(IVV)
9.Vanguard S&P 500(VOO)
10.Vanguard FTSE Developed Markets ETF(VEA)


なっ、なんと、
資金流入1位と3位は、
日本株式に投資を行うETFなのです。

1位の
「ウィズダムトゥリー Japan Hedged Equity Index Fund」は、為替ヘッジされた日本株ETF、

3位の「i シェアーズ MSCI Japan」は、
ご存じ日本株ETFの老舗です。

今、日本の株式市場の売買の多くが
外国人投資家によるものですが、

外国人投資家はなにも
「個別株」のみを買っているわけではありません。

米国に上場する日本株ETFに資金流入が続くことで、
(間接的に)日本株の上昇に影響を与えているわけです。


それから6位に、
「パワーシェアーズ Senior Loan Portfolio」が
入っています。

これはいったい何かといいますと、
バンクローンETFなのです。

「バンクローン?」

はい。
銀行が企業にお金を貸す「債権」というものが、
米国では活発に売買されています。

これら「債権」を寄せ集め、
ポートフォリオとしているのが、
いわゆるバンクローン運用です。

通常、バンクローン・ファンドや
バンクローンETFが組み入れるポートフォリオは、
非投資適格(BBB未満)の大企業向け債権群からなります。

(これらの債権は通常、固定金利ではなく
変動金利で貸し出している債権であるため、
世の中の金利が上昇しても、
ポートフォリオの価値が崩れにくいのです・・)

あと、「資金流入トップ10」では
バンガードのETFが5銘柄入っているのが特筆されます。


続いて、「資金流出額トップ10」を確認してみましょう。


1.SPDR Gold(GLD)
2.iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond(LQD)
3.iShares Barclays TIPS Bond(TIP)
4.Vanguard FTSE Emerging Markets(VWO)
5.iShares MSCI Emerging Markets(EEM)

6.SPDR Barclays Capital High Yield Bond(JNK)
7.iShares MSCI Brazil(EWZ)
8.iShares J.P. Morgan USD Emerging Markets Bond(EMB)
9.iShares FTSE China 25(FXI)
10.db x-trackers DAX ETF(XDAX)


1位は(予想通り?)
金(ゴールド)のETFです。

金価格の下落に伴い「スパイダーゴールドシェア」の
流出が目立っています・・。

そして、2位、3位、6位は
米国債券ETFとなっています。
(金利上昇が嫌気されたのでしょうか・・)

また、新興国株式が軟調のため、
VWO、EEMの新興国株式ETFも資金流出となっています。

『ETP LANDSCAPE』を読むと、
世界のETF純資産総額のおよそ7割が
米国上場ETFであることが分かります。

まさに「米国のみ」に一極集中しているのが
今日のETFマーケットの姿といえるのではないでしょうか。

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