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バークレイズがMSCIへ指数ビジネスの売却を検討


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

上記、ゆうきさんが管理人を務めるブログ
【ホンネの資産運用セミナー】のコチラの記事で知りました。

元記事はこちら(ロイター)
英バークレイズ、MSCIへの指数ビジネス売却を検討=関係筋

ETFという金融ツールは
最低3つの関係会社がタッグを組まないと、
めでたく運用を始めることが出来ません。

1.運用会社(プロバイダーと呼ばれます)
2.指数提供会社
(文字通り、連動する指数を提供してくれます)
3.証券取引所(上場する舞台そのものですね)

皆さんにとって、
もっとも馴染みがうすいのは、
指数提供会社ではないでしょうか・・。

MSCIや、S&Pダウ・ジョーンズや、
FTSEなど、名前は聞いたことがあるけど、
具体的にどんな役割を担うんだろう・・
という印象をお持ちかもしれません。


指数提供会社は、
ETFが連動を目指す「指数」の組成・管理を
一手に引き受けており、

ETFを生身のカラダとすると、
【指数】とはまさに、
そのカラダがまとう『衣服』そのものです。

別の視点から申し上げると、
どんな『衣服』に合わせるかをまず決めないと、
実際のETF(カラダ)は作れないわけです。


(そういった意味で、指数の役割は重要です)

そして、たとえば、
先進国株式指数という
「衣服」をまとうことを決めても、

じゃあ、どの指数提供会社が提供する
先進国株式の「衣服」にするのか、
これも決定しなければなりません。

なんとなく嗅ぎ取ってもらえましたか?

ETFマーケットの隆盛によって、
指数提供会社も
自らのライセンスビジネスの規模を
拡大させているのです・・。

今では、
指数提供会社側から積極的に、
「多種多様な市場平均」を提案することで、
更なるETFの組成を促している側面があります。

つまり、指数提供会社が
ETFの企画担当のような役割を
担っているのです。



株価指数は
「市場平均を表す物差し」ですが、
ひと口に市場平均と云っても、
その概念は、限りなく【拡大解釈】できます。

具体例を挙げてみましょう。

指数提供会社「S&Pダウ・ジョーンズ」のサイト内で、
『S&Pダウ・ジョーンズ指数ハンドブック』を
閲覧することが出来ます。

そこには、
さまざまな指数の具体例が載っており、
株式指数だけをとっても実に多種多様です。

・S&P500
これ、有名ですよね。
米国市場に上場する代表的な500社からなる株価指数です。
(いかにも「市場平均」という感じがします)

・S&P500 低ボラティリティ指数
S&P500構成銘柄のうち、
最もボラティリティが低い100銘柄をピックアップしています。
(これも一種の「市場平均」なのです)

・S&P グローバル総合シャリア指数
イスラム法(シャリア)に適合した会社のみを組み入れ、
指数を組成しています。

・S&P 日本地域別指数 -東海-
少々マニアックですが、
日本株式の中で、東海企業に本社を置く企業を
ピックアップしています。

・S&P 高配当貴族指数
S&Pコンポジット1500の構成銘柄の中で、
25年以上毎年必ず増配する方針に従っている企業のうち、
配当利回り上位の60銘柄から構成されます。


上記に挙げたのはあくまで一例ですが、
たとえば【債券】にも
実に多種多様な『指数』が存在します。

ということで、ようやく?
【本題】に戻るのですが、

バークレイズは業界第2位の指数提供会社であり、
『債券指数』においては最大手です。

バークレイズのサイトをご覧いただくと、
Benchmark Index Returns」というページがあります。

(実にさまざまな『債券指数』がありますね・・)

仮に、MSCIが
バークレイズの指数ビジネスを手に入れると、
(指数提供会社の)勢力図が一変することになります。

ETFの運用会社(プロバイダー)のほうは
出来るだけリーゾナブルな価格で指数を利用したいですし、

一方、指数提供会社は、
自らの指数提供の付加価値を維持したいと
考えています。

(ここに『激しい攻防』が存在するわけです)

指数提供会社としては、
ライセンスの主導権を握るために、
規模の拡大を図っていきたいのが本音なのでしょう。

ゆうきさんもブログ記事で書いておられますが、
私たち投資家としては、

指数提供会社側と、
ETFのプロバイダー側の間で
『健全な競争原理』が働き、

ETFの経費率が低下する余地が生まれることを
期待したいものですね・・。

◆ 参照記事
ETFをめぐる苛烈な戦い?(証券会社 VS. 運用会社 VS. 指数提供会社)】

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