FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

新型の円定期預金は買ってはダメです


あなたのお金が 世界を旅します... zuto zuto

ある朝、会社の近くでふと あなたは足を止めます。
この間まで営業していた「文房具店」が解体され、
何やら新しい店舗に建て替えている最中なのです。

3ヶ月もするとそこには
「10分 1,000円ヘアカット専門店」が出来ていました。

そしてまた3ヶ月もすると、
あなたはそのヘアカット専門店の前に、
「どんな店舗があったのか?」ということさえ、
忘れてしまうのです・・。

(そんな覚えないですか?)
【人の記憶】というものはかくも 短命 です。

もちろん、
金融商品の名前 や、世の中の金利 についても、
同じことがいえます。

あなたは今、
2年モノの定期預金 でもらっている
0.1%とか、0.08%の 金利 が
「ふつう」と思ってしまっていませんか?

(長い時間の尺度から見ると、
これは決して「ふつう」ではありません。
【異常な状態】なのです・・)

例えば、1990年の12月、
皆さんはいったい何歳で、
どこで何をしていましたでしょうか?

その頃 世の中の金利 は(実は)こんな感じだったのです。

・普通預金        2.08%
・2年モノ定期預金    6.33%
・ワイド(5年)       8.00%
・10年モノ国債       7.90%
・中期国債ファンド    6.50%(予想利回り)   
・住宅ローン(変動金利)8.50%

 「ワイド」なんて懐かしいですね・・。

ちょうど1990年は
固定金利型の金融債「ワイド」の人気が沸騰して、

(今はもう潰れてありませんが)
日本長期信用銀行の窓口に
「ワイド」を購入するために 長蛇の列 が出来たそうです。

2006年7月に戻りますが(笑)
たとえ【異常な状態】でも、
それに慣れてくると
「えっ!? これって普通じゃん」
と思ってしまうのが 人間の性 なのでしょうね。

(ところで最近)
銀行さんがちょっと変わった
「円定期預金」を発売しています。

例えば、

あおぞら銀行
エクセレント定期預金シリーズ

新生銀行
パワード ワン プラス
パワーステップアップ預金

東京スター銀行
右肩上がり円定期預金

中央三井信託銀行
オアシス
という名の 商品名 で紹介されています。

これらは(実は)
ただの「定期預金」ではありません。

■ 預金 と 金利のオプション取引 が
  セットになったものなのです。

詳細は 7/22 名古屋 8/6 東京 の
【これがマネー広告の落とし穴です】でお話しますが、
 
要するにあなたは、
これら 金融商品 を購入することで、

【これから世の中の金利は大して上がらないでしょう】
という「賭け」に参加することになるのです。
(ナント!)

その「賭け」の相手は 銀行 かというと、
実はそうではありません。

「賭け」の相手は 金融のプロ です。
(機関投資家と呼ばれる類の人たちです・・)

金融のプロ は、
【これから世の中の金利は上がるだろう】という
「賭け」に(もちろん)
儲けることを目的として「参加」しているのです。

じゃあ、この金融商品で 銀行 は
いったいどんな「役割」を担っているのかというと、
銀行は この賭けの【元締め】なのです・・。

「賭け」の相手方である 金融のプロ は、
向こう4年、7年、8年 で
【世の中の金利は上がるだろう】と予想しています。
(そういう予想のもと、賭けに参加しているのです)

彼らはおそらく向こう4年内くらいで
消費税 が引き上げられること】も
織り込んでいるのでしょう・・。

「消費税」が上がれば、どうしてもその分
物価 が上昇してしまいます。

物価 が上昇すれば、
金利 が上昇する可能性が高くなるのです。

「インフレ は忘れた頃にやってくる」
と言いますが、

上記「新型円定期預金」は、
購入者である私たちにとっては
期待できるリターン は限られる一方

(アドベンチャーに満ちた)過大なリスク を
引き受けることになる 金融商品 です。
わたしなら 決してお勧めいたしません・・。



関連記事

| 金融機関にモノ申す | 12:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/20-55979bea

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT