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ETFって『直販』なのです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ETFの場合、
既存の投資信託と同じく
その中身は『ファンド』なのですが、

⇒ 商品の作り手(運用会社)が、
投資家に直接「プロダクト」を提供しています。

(ここには(販売会社)は介在しません・・)

本当は違うと思いますが、
ファンドの作り手(運用会社)が、
投資家と直接つながりたいがために、

『ファンド』をわざわざ市場に上場させて、
ETFに仕立てたとわたしは思いたいのです。

運用商品に限らず、
数多の商品・サービスにおいて、

【作り手】と【消費者】が、
一直線につながり、
直接、商取引をするという形態が拡大しています。

そもそも、
投資信託という商品において
主役』となるのは
作り手(運用会社)であったはず・・。

そして、私たち投資家も、
その商品の『個性』や『主張』が
もっとダイレクトに伝わったほうが、
金融商品の取捨選択がしやすくなりますよね?


しかし、既存の投資信託では
どうしても(販売会社)の影響力が強く、

また、その(販売会社)が
【購入時手数料】という、
ほんらい、ファンドという商品の特性に合わない
『手数料体系』を作り上げてしまったために、

投資信託がほんらい歩むべき道が
歪んでしまった感があります。

(たとえば、投資家にとって『高コスト』の
プロダクトになってしまっているなど。)

上場型ファンド=ETFとすることで、
ファンドの作り手(運用会社)は、

銀行や証券会社という(販売会社)に惑わされず、
直接、投資家に自分たちのファンドの【商品性】を
希求することができるのです。


つまり、販売会社が
「こういうのを作りましょう」と言っている声に
耳を傾けるのではなく、

数多の投資家の『潜在の声』を聞いて、
果敢に商品開発に打って出ることができるわけです。

そういう意味で、
ETFの商品性が【多様化】するのは
当然の現象なのでしょう・・。

(運用会社としては、
このETFは短期向きです、
こちらのETFについては
長期で持っていただきたいですと云った
【商品特性】をはっきり打ち出せますね・・)


もちろん、
運用会社間の競争も激しくなるでしょうが、

しかし、作り手側の
『競争』が健全に起こることで
商品のイノベーションが加速する例を、
私たちは他の商品・サービスでいくつも経験しています。

このような『大きな流れ』を意識してか、
米国では既存の投信会社の
ETFへの進出が相次いでいます。
(フィデリティ、フランクリン・テンプルトン、ピムコなど)。

フィデリティが10月24日、
米国市場で10本のセクターETF
『Fidelity Sector ETFs』を上場させたことは
こちらの記事でご紹介しました。

少し前までは、ETFといえば
「上場型インデックス・ファンド」のみでしたので、

アクティブ運用を行っている運用会社にとっては、
ETFに仕立てるメリットが見えにくかった面があります。

今では少しずつ
「アクティブ型のETF」も増加し、

アクティブ系の運用会社が、
「ETFで自分たちのノウハウを生かせるかも・・」
と感じ始めているのではないでしょうか。

(アクティブ型のETFにはまだまだ
『問題』もあります。たとえば、
日次ベースで「ポートフォリオ」を開示する
という規制は緩める必要があるでしょう・・)

消費者としては、

・その商品の作り手がより明確に見える、
・その商品の『特性』が分かりやすくなる、そして
・かかるコストが軽減されることは

もちろん「歓迎!」ですから、

10年というスパンで見ると、
非上場の投信からETFへの
資金シフトが起こる可能性があるとわたしは考えます。

少々堅い言葉ですが、ETFは
運用会社の復権を目指したプロダクト
でもあるのです・・。

◆ 参照記事
 【直販の理念 ヒストリー・オブ・信託報酬 その2)】

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