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投資信託の『運用管理費用』にご用心!


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

世の中には
「家事代行サービス」というものがあります。

投資信託も、
言ってみれば『運用代行サービス』なのです。

??

通常、投資信託の中では
何百という「銘柄」(株式・債券など)が束ねられ、
運用会社の人たちがあなたの代わりに
「運用」を行ってくれています・・。

つまり、運用の実際を
専門家に任せているため、
私たちはそれなりの
『手間賃』を支払う必要があるのです。

⇒ それが【運用管理費用】です!

【運用管理費用】は、
私たちが投資信託を持つ限り、
『継続的に』かかってきます。

【運用管理費用】は
『信託報酬』という言い方もしますが、

報酬?と聞くと、
もらうモノだと勘違いする人が出てくるので、
このブログ記事では
【運用管理費用】で統一します・・。


さて、「運用」という仕事を代行してもらうので、
『継続コスト』を払うのは分かるのですが、

その『継続コスト』の支払いが、
私たちのリターンに、
【どの程度の影響を及ぼすのか】について、

あなたもわたしも、
あまりにも無頓着ではないでしょうか・・。

【運用管理費用】は
あなたが保有するファンドの『時価』に対して
年率○% という形で徴収されます・・。

たとえば、2013年の1年間、
ABCファンドの名目リターンが
「年8%」あったとしましょう。

このファンドの【運用管理費用】が
「年1.5%」だとすると、
ファンド保有者にとっての「実績リターン」は?

そう、
6.5%に下がってしまいます。(悲しい・・)
(※ ここではその他の継続コストは考慮していません)


つまり、
運用管理費用が年1.5%かかるとは、

あなたの前に「1.5%のマイナスリターン」が
【ハードル】として!
立ちはだかっているということなのです。


(ここの↑想像力、重要です・・)

【運用管理費用】は
ファンドを持っている限り、

(儲かっているときも)
(損しているときも)
継続して支払う『コスト』であるため、
私たちの収益に大きな影響を及ぼすのです・・。

次に、あなたがいったい誰に
【運用管理費用】を支払うのかを考えてみましょう。

「えっ、運用管理費用は
「運用会社」に払うんでしょ?」

ち、違います!

【運用管理費用】は「運用会社」だけでなく、
「販売会社」「受託会社」にも継続的に支払っています。

??

換言すると【投資信託に関わる3社】
(販売会社・運用会社・受託会社)さんは、

3つの会社で【運用管理費用】という収益を
分け合っている
ことになります。
(これって大切な真実です・・)


また、
「カンさん、運用管理費用って1年に1回、
請求書が来たりするのですか?」

という質問もよく受けますが、

(残念ながら)請求書は来ません・・。


実は【運用管理費用】は、
一種独特な「取られ方」をするのです。

??

あなたが吉祥寺駅前の
「フィットネスクラブ」に入会していたら、

月の会費は銀行引き落としとか
クレジットカード払いとかにしていますね。

あなたは銀行の通帳や
クレジットカードの「明細」を見れば、
自分が「会費」をいくら払っているかが【見えます。】

ところが、
投資信託の【運用管理費用】は、
いくら払っているかが「見えない」のです。
(どうも怪しげな雰囲気・・)

gctv-mistakes.jpg


具体例を挙げてみましょう。

今、ABCファンドの【運用管理費用】が
年1.62%(税込)とします。

仮にあなたが保有するABCファンドの時価が、
1年を通じて平均100万円だったとしましょう。

すると、【運用管理費用】の年額は
1万6200円になるはず……。
(ですよね?)

ところが、そんな「数字」は
ファンドの取引報告書にも、
クレジットカードの明細にも載ってきません。

(ストレートに申し上げますが、)

★ 実は【運用管理費用】は、
1年に1度支払う
システムにはなっていないのです。

また、あなたがあなたのお財布から
直接支払うしくみにもなっていません。

?????

その実態は・・?

★ 実は【運用管理費用】は、
あなたに代わって
「運用会社」が徴収します・・!

それも、
【運用管理費用】を365日で割って、

毎日毎日、その日の市場が閉じたあとに、
(多分午後4時ごろ、)
運用会社が【ファンド資産】から
こっそり差し引いているのです。


「えっ、そうなんですか!」
そうなのです・・。


新聞の株式欄のとなりに、
毎日の投資信託の「基準価格」が載っていますが、

この「基準価格」は、その日1日分の
【運用管理費用】を差し引いたあとの価格です。
(これも大切な真実ですね・・)

わたしは【運用管理費用】は
ふたつの意味で「特殊」だと思います。

ひとつ!

【運用管理費用】というコストは、
投資信託という「商品」の一部を削り取って、
【現物払い】している点・・。

これは、私たちが買っている商品(投資信託)が、
お金(資産)そのものだから為せるワザですね。

ふたつ!

【運用管理費用】は
運用管理費用をもらう側(運用会社)が、
【自ら計算し、自ら徴収している点】です。

腑に落ちましたか??

ほんとうは、
【あなたの資産】を削られていて、
つまりは、
あなた自身が払っている手数料なのに、

「ワタシ、年に1万6200円を払っているわ」と
極めて自覚しにくいタイプの手数料なのです・・。


【運用管理費用】によって、
あなたが保有するファンド資産が、
毎日削られるということは

あなたのおサイフからお金が出ていくのと
まったく「同じこと」なのです!

★ 銀行や証券会社に行ったら必ず、
【このファンドの運用管理費用は年何パーセントですか?】
と聞くようにしましょう。

この質問はおそらく、
販売会社側がいちばん触れて欲しくないトピックですから・・。

【おまけ!】

今年の4月から【運用管理費用】が上がります。
なぜなら、運用管理費用には『消費税』がかかるためです。

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