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投資信託の隠れたメリットは『倒産リスク』を隔離できること


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

(投資に限らず)
物事には【光と影】があります。

もう、10数年前の話ですが、
わたしが資産運用の相談業務を始めて間もない頃、

スーパーマーケットの「マイカル」の
経営破たんがありました。
(覚えておられますか?)

たとえばA社の【株式】を買った場合、
「その会社に万一のことがあると、
株式の価値がゼロになってしまうリスクがある・・」

というのは、
なんとなくイメージが湧くと思います。

会社が発行する『債券』
=【社債】についても同様です。

たとえば、今、あなたの目の前に
B会社が発行する【社債】があるとします。

<満期は5年、金利は年3.25%!>

「えっ、3.25%ですか! すごいですね!」
と歓喜したあなた。

要注意です・・。


たしかに、超低金利下で、
3.25%の金利は魅力的です。

⇒ しかし、
この【社債】という金融商品に、
「どうして年3.25%もの金利が付くの?」と
閃いてほしいのです。

★ 上記を(B会社の立場から見ると)

「わが社は、
3.25%の金利を付けないと資金調達ができないのです」
と言っているのと同じこと・・。

一般に、会社の信用力が低いほど、
『高い金利』を設定しないと
お金が借りられませんから・・。

つまり、
★ 年3.25%の数字は、
【リスクの大きさ】の表れなのです。


今でも鮮明に覚えていますが、
2000年から2001年にかけて、
『マイカル社債』を購入された個人の方は、

その後、会社の倒産リスクをもろに受け、
(マイカル社の更生計画によって)、

購入した社債の額面の
『30%のみ』が弁済される、
という結果となりました・・。

(なんと70%のマイナスです!)

これがすなわち【影の部分】、
⇒ 私たちは資産運用において
投資対象の『倒産リスク』を負う、ということです。


また、意外に思われるかもしれませんが、
生命保険商品も
(生保会社の)『倒産リスク』を抱えています。

たとえば、個人年金保険・・。

―「カンさま。カンさまが60歳になるまでの31年間、
毎月2万円の保険料をお支払いいただければ、

カンさまが60歳から80歳になるまで、
毎年50万円の年金を支給いたします」―

なんて言われたら、
ちょっと良さそうと思ってしまいますよね。

(でも、要注意・・)

実際は、
個人年金保険など貯蓄性の高い保険商品は、

生命保険会社の【倒産】によって、
支払われるはずの年金額が
削減される可能性があります・・。


実際、千代田生命、協栄生命等の
『破たん』が起こったとき、

個人年金保険を契約していた弊所のお客様で、
年金額を3割削減された、
4割近く削減されたという『実例』を
わたしは見ています・・。

★ 貯蓄型の保険商品は
 【超長期の契約】であるため、

下手をすると
契約をした保険会社の【倒産リスク】を、

30年先、40年先まで、
ずっとずっと、
背中に負い続けないといけないのです。
個人年金保険はゼッタイ買わない


そういう意味で云いますと、
投資信託は、
一種独特の『金融商品』といえます。

投資信託に関わる「3つの会社」は、

販売会社      ⇒ ファンドを販売する
運用会社(委託会社)⇒ ファンドを運用する
受託会社(信託銀行)⇒ ファンド資産を預かる

ですが、

投資信託のヘンなところは、
★ 販売会社、運用会社、受託会社とも、
ファンドの資産を【直接保有していない点】です。

??

なぜ、誰も『ファンド資産』を
直接持たないかといいますと、
それは【倒産リスク】をなくすためなのです・・。

シンプルに考えてください。

あなたが、どこで、
どんな金融商品を保有しようが、
その金融商品の『供給元』が潰れてしまい、

(そのせいで)
あなたの資産が大きく毀損するのは、
まさに最悪の事態であり、
とってもイヤなことですよね・・。

⇒ 資産運用で考えられる
『最悪の事態』が、
【倒産リスク】が現実化してしまうことなのです・・。


投資信託というツールは、
この【倒産リスク】をなくすために、
一種独特の【しくみ】(スキーム)を採用しています。

それが、
(委託会社)委託 → ファンド資産 → 受託(信託銀行)
という『仕組み』。

なぜ、運用会社のことを
「委託会社」と呼ぶかというと、

(運用会社)委託 → 【ファンド資産】 → 受託(信託銀行)
というように、

運用会社が、
【ファンド資産】を信託銀行に「委託」しているからです。

⇒ 信託銀行は
資産を「受託」している会社なので【受託会社】と云います。

「カンさん、これって?」
そう、この【仕組みそのものを】
信託 と呼ぶのです!

<「信託」の流れ>
委託会社(委託)→ 【ファンド資産】 →(受託)受託会社

上記のように、資産を【委託する】者、
資産を【受託する】者、
そして、そこから生じる
利益を受け取る者『受益者』からなる、

資産スキームのことを「信託」と呼びます。


★ つまり
(ここ、とっても重要なのですが、)

投資信託とは単なる「透明なフクロ」ではなく、
【信託のしくみを内包したフクロ】なのです。

「だから投資・信託って言うんだ!」
  その通り・・・・・!

この【信託のしくみ】があるからこそ、
投資信託は、

販売会社、運用会社、受託会社、
いずれの会社も
直接的にファンド資産を保有しない、
『ユニークな体系』を創り上げたのです。


ちょっとヘンな言い方になりますが、
【誰も直接保有しないから、
倒産リスクと無縁でいられる】のですよ・・。

とっても地味ですが、
とっても大きな「メリット」ですね。

従って当オフィスでは、
あなたのご資産のすべてを【投資信託のカタチ】で
保有されることを、おススメしております。
(投資信託の一種としてETFもお勧めですよ)

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