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第51回 「米国上場ETFを用いればグローバル投資がしやすくなる」(ETF解体新書)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

マネックス証券より許可を得て、
コラム【ETF解体新書】第51回目を転載いたします。

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こんにちは。
晋陽FPオフィス代表のカン・チュンドです。

投資にも、
情報の偏在というものがあります。

日本に住んでいると、
受け取る情報の多くはどうしても
国内資産(日本株、日本債券、日本の不動産など)に
関するものになります。

「国際分散」と唱えてはみても、資産構成が
自国の資産に偏ってしまう可能性があるのです。

これは日本に限りません。
たとえば、ドイツ人はドイツ国内の資産に偏り、
アメリカ人はアメリカ国内の資産に偏る傾向があります。

(投資を行う際に、自国の資産に
偏ってしまうことを『ホームバイアス現象』と呼びます)。

実は海外ETFを用いると、
この『ホームバイアス現象』に陥りにくくなるのです。


私たちはポートフォリオを構築する際、
無意識に「日本の資産」と「海外の資産」という
区分けを行っています。

しかし、
米国上場ETFでは勝手が違ってきます。

米国上場ETFはアメリカ人投資家を想定して
商品が作られているため、国・地域の区分けが、
「米国」「米国以外の先進国」「新興国」となるのが
一般的です。

ETFの具体例とともに見ていきましょう。

債券)

米国債券「バンガード 米国トータル債券市場ETF」(BND)
先進国債券(除く米国)「iシェアーズ 世界国債(除く米国)ETF」(IGOV)
新興国債券「マーケット・ベクトル 新興国債券(現地通貨建て)ETF(EMLC)

株式)

米国株式「スパイダー S&P500ETF」(SPY)
先進国株式(除く米国)「iシェアーズ MSCI EAFE ETF」 (EFA)
新興国株式「バンガード FTSE エマージングマーケッツETF」(VWO)

REIT)

米国REIT「スパイダー ダウ・ジョーンズ REIT ETF」(RWR)
先進国REIT(除く米国)「iシェアーズ 先進国(除く米国)REIT ETF」(IFGL)


上記の区分けでは、
「先進国(除く米国)」の中に日本の資産が含まれます。

たとえばIGOVの中には
約20%「日本国債」が組み入れられ、
EFAでは「日本株式」の組入れ割合が
約21%となっています。

ちなみにEFAは直近3ヶ月の1日あたりの売買高が
19,655,900口と圧倒的な流動性を誇ります。

純資産額はおよそ539億ドル(約5兆5000億円)で、
米国上場ETFの中で2番目の大きさです。

(米国上場ETFの魅力はこの流動性の高さと、
マーケット規模の大きさにあるのです)。

そして、IFGLの中に25%程度、日本のREIT、
不動産会社が含まれます。


そもそも「日本資産」というカテゴリーがないため、
ポートフォリオを構築する際に
国内資産に偏重することがありません。

通常「海外投資」と云うと、
国内資産に投資を行いつつ、海外の資産も
組み入れるというニュアンスになりますが、

「グローバル投資」では、無国籍人的な感覚で
世界に資産を散らばらせるイメージとなります。
米国上場ETFを用いれば、
誰でもグローバル投資がしやすくなるのです。

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