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インデックス投資の歴史 その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

『ナニワ金融道』で有名な漫画家
青木雄二さんは、こんな言葉を残しています。

~世の中には得をする側の人間と、
損をする側の人間がいる。~

(なるほど・・)

では、
株式市場という舞台では?

~市場では、
利益を得る人と、損失を被る人がいます。~

んー、たしかに・・。

でも、よく考えてみますと
上記は【当事者の視点】のみで
語られていますね。

得をしようとする人も、
損をしてしまう人も、
自分が(市場における)『主人公』で、

自身が市場と対峙しながら
上手くいくかどうかということのみに
注力しています。

仮に、
【当事者の意識】を排して、
物事を遠くから眺めてみると・・。

世の中そのものに、
損も得もありません・・。

あるいは、株式市場そのものに
損も得もありません・・。
(市場の成長があるか否か、だけです)


先日お話した
ユージーン・ファーマさんが云う、
『市場って、そもそも効率的なんですよ。』
という理論は、

あなたやわたしの【主観】で
自分の投資はなんとかなる!
という考え方とは
(ある意味)『真逆』です。

このファーマさんの理論が、

もしかすると自分が他者を出し抜いて
上手く投資を続けるのは難しいのかも・・」
と発想する『きっかけ』を作ったと、
わたしは思うのです。

友だちとお酒を飲んでいて、
そろそろ酔いが回り始めた頃に浮かぶ
『突飛な発想』のように、

もし、
他者を出し抜くのが難しいんだったら、
違う投資の方法論として、
市場の銘柄を全部保有したりするとどうなの?

つまり、
『市場の平均』を再現できるように、
マーケットの銘柄をすべて買っちゃうと
一体どんな投資になるの・・?

という【アイデア】が発露しても
おかしくはないですよね。

これこそ、
人間のピュアな好奇心です・・。


★ インデックス投資とは、
人がマーケットを深く知る中で見出された
投資の【ふたつ目の選択肢】なのです。

「市場平均」である、
ダウやS&P500は
ずいぶん前から存在しましたが、

『指数』というものは、
市場全体の体温を示す「物差し」であり、

それそのものが、
投資の道具となり得るなんて
誰も考えつかなかったわけです。



実際、ファーマさんの理論が触媒となって、
「市場平均」への投資を実践しようとする人が
現れました。

ジョーン・マックーンさんという人です。

マックーンさんは、
シカゴ大学のビジネスマン向けセミナーで
効率的市場仮説について学んでいました。

わたしはシカゴに住んだことがないので、
シカゴという街が持っている
『進取の気性』というものがどんなものか
理解できないのですが、

ちょうどこのとき、
マックーンさんはシカゴ大学内で、
同大学のビジネススクールの生徒だった
チャールズ・シュウェイダーさんと接点を持ちます。

(シュウェイダーさん自身も
効率的市場仮説に関心を持つ学生でした)

ここに、
ファーマ教授 → マックーンさん
→ シュウェイダーさんという
『つながり』ができます。


1970年、ウェルズ・ファーゴ銀行の
ジョーン・マックーン、ウィリアム・ファウス、
ジェームス・バーティンは、

初めて市場平均との連動を目指す商品の開発に
乗り出したのです。

(実はマックーンさんは
ウェルズ・ファーゴ銀行の人間でした)

ところで、
インデックス投資の誕生において、

チャールズ・シュウェイダーさんと
お父さんの【仲が良かった】というのは
とても重要なことです。

(おそらく)マックーンさんから
インデックス・ファンド開発の話を聞いていた
シュウェイダーさんは大いに興味を持ち、

父親に以下のような提言を
したのではないでしょうか。

「お父さんの会社の年金運用を、
インデックスでやってみたら?」


実はシュウェイダーという学生は、
旅行カバンで有名な
「サムソナイト」を経営する
シュウェイダーさんの息子だったのです・・。

似顔絵




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