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『バランス型インデックス・ファンド』はどれくらいアクティブなの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

たとえば、あなたが自分で
複数のインデックス・ファンドを組み合わせて
ポートフォリオを作ったとしましょう。

あなたが、自分の意図・思惑で、
「複数のインデックス・ファンド」を組み合わせている、
という時点で・・、


(実は)『アクティブ的な要素』を孕んでいます。

(具体的には、
各投資対象の、未来の変化を予想して、
あなたという主観が『配分割合』を決めているわけですから・・)


それでは、
『バランス型インデックス・ファンド』はどうなのでしょう?

世の中には多くの
『バランス型インデックス・ファンド』がありますが、

バランスの決定
=【資産配分の決定】という観点で見ると、
大きく【ふたつのタイプ】に分けることが出来ます。

1.運用会社の考え(予想)に基づいて
  資産配分を決定・変更を行う。

2.運用会社の考え(予想)に基づかずに
  資産配分の決定・変更を行う。

(これ、けっこう大きな違いですね)


1.に当てはまる、
『バランス型インデックス・ファンド』には
どんなモノがあるかといいますと・・。

●【楽天資産形成ファンド】(楽天525)

⇒ 当該ファンドの資産配分の決め方。

基本資産配分比率は、明治安田アセットマネジメントの
年金運用にて長年培われてきた
アセットアロケーション手法を活用し、決定します。
なお、基本資産配分比率は原則として年1回見直します。



●【マネックス資産設計ファンド<育成型>】

⇒ 当該ファンドの資産配分の決め方。

基本資産配分比率は、各資産のリターン、リスク等を推計し、
証券投資理論に基づいて決定します。
なお、基本資産配分比率は原則として年1回見直します。


※ 外貨建資産への基本配分比率は50%以下にしている模様。

●【SBI資産設計オープン(資産成長型)】(スゴ6)

⇒ 当該ファンドの資産配分の決め方。

株式40%、債券40%、不動産投資信託証券
(REIT)20%を基本組入比率として運用します。

基本組入比率には一定の変動幅を設けます。
基本組入比率は原則として年1回見直しを行います。


※ 保有通貨で見た基本組入比率は、
日本円建て資産50%、外貨建て資産50%の模様です。


偶然かどうか分かりませんが、
上記3本の「バランス型インデックス・ファンド」は
いずれも、一定割合以上、
円建て資産】を確保することに留意しています。

それと関連しているのでしょうか・・、
いずれのファンドも
【日本株式】の基本組入比率が高いですね。

上記事実は、
「良い・悪い」という問題ではなく、

上記事実に至った、
運用会社の【考え方】(スタイル)を、
あなたが「支持するか・しないか」という問題です・・。


特に、運用会社自身が組入比率を決め、
それを定期的に見直し、
変更させ得るという点について、

あなたが【同意する】、
【任せられる】と感じる必要があります。


一方、
2.運用会社の考え(予想)に基づかずに
  資産配分の決定・変更を行うバランス型ファンドとして、

●【セゾンバンガード・グローバルバランスファンド】
●【世界経済インデックスファンド】
●【eMAXISバランス(8資産均等型)】などが挙げられます。


pie-chart.png

まずは
eMAXISバランス(8資産均等型)」です。

各投資対象資産の指数を均等比率
組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果をめざして
運用を行います。


当該ファンドの発想はある意味単純、明快で、
8つの資産を均等に保有し続ける、というものです。

(割合がズレてくれば、8資産均等に戻す・・)

したがって、当ファンドでは、
定期的な割合の見直し、変更というものも
存在しません・・。


これも「良い・悪い」という問題ではなく、
運用会社の【主観】を極力排除する考え方なのです。

(⇒ アクティブ的な要素は、
8つの資産を均等に組み入れるという決定のみ?)


それに対して、
セゾンバンガード・グローバルバランスファンド」では・・。

①株式と債券の投資比率は、原則として50:50とします。

②各地域の株式及び債券の時価総額を勘案し、
投資先ファンドへの投資配分を決定いたします。
配分比率は適宜見直しを行っていきます。


時価総額を勘案し、
⇒ 時価総額の比重に応じて、配分割合を決める方針ですね。


一方、「世界経済インデックスファンド」では・・。

基本組入比率は、
地域別(日本、先進国、新興国)の
GDP(国内総生産)総額の比率を参考に決定します。

※世界経済に占める各地域のGDPシェアの変化に応じて、
原則として年1回地域別構成比の見直しを行う場合があります。


GDP(国内総生産)総額の比率を参考に
⇒ GDPの比率に応じて、配分割合を決める方針ですね。

つまり、
セゾンバンガード、世界経済インデックス共に、
【組み入れ比率】に変更はありますが、

それは、各運用会社の【主観】(予想)によって
行われるのではなく、

時価総額の比率、GDPの比率が
変わっていくために、
(自然と)実施される【変更】なのです・・


(伝わっていますか?)

これも「良い・悪い」という問題ではなく、
運用会社の【主観】を極力排除しているわけです


このように、同じような
『バランス型インデックス・ファンド』に見えても、
その主張(スタイル)は大きく異なります・・。

1.運用会社の考え(予想)に基づいて
  資産配分を決定・変更を行う。

2.運用会社の考え(予想)に基づかずに
  資産配分の決定・変更を行う。


あなたなら、
どちらのタイプのバランス型ファンドを選びますか?
わたしなら、2.のタイプを選びますよ・・。

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