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SMTくん、eMAXISくんをお勧めする理由 その3)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

現在、運用されている投資信託の多くは
『マザーファンド方式』になっています。

マザーファンドって一体何かと言いますと、
ズバリ【母体】なのです。

たとえば、私たちが
「SMTグローバル株式インデックスオープン」を購入するとき、
それは「ひとつのベビーファンド」を買っているにすぎず、

そのベビーファンドは
【先進国株式インデックスのマザーファンド】を
買い付けているのです。

「SMTインデックスシリーズ」も
「eMAXISインデックスシリーズ」も
『マザーファンド方式』となっているため、

純資産額はベビーファンドベースではなく、
マザーファンドベース】で見てあげて欲しいのです。

以下、両インデックスシリーズの
主なインデックスファンドの
【マザーファンドベース】の純資産額となります。

<SMTインデックスシリーズ> (13年11月時点)

日経225         約493億円
TOPIX           約1467億円
先進国株式       約1673億円
新興国株式       約228億円
国内債券         約2521億円
先進国債券       約2294億円
新興国債券       約257億円
国内リート        約185億円
先進国リート       約233億円

合計           約9351億円


<eMAXISインデックスシリーズ> (*13年5月時点)

日経225         約840億円
TOPIX          約2211億円
先進国株式       約1991億円
新興国株式       約240億円
国内債券         約2692億円
先進国債券       約1951億円
新興国債券       約34億円  
国内リート        約59億円  
先進国リート       約61億円  
新興国リート       約7.4億円 

合計         約10086億円
  
* TOPIXは、13年3月時点。
新興国債券、国内リート、先進国リート、
新興国リートについては14年1月時点です。

なお、上記には記していませんが、
全世界株式は、先進国株式マザーファンドと
新興国株式マザーファンドの合成となります。


上記の数字を見ると、
両ファンドシリーズとも、

もともと機関投資家向けの運用などで
純資産額が積み上がった
『マザーファンド』が多いことが
分かります。

(特に四大基本アセット
(国内株式、先進国株式、国内債券、先進国株式)に
おいて・・)

今後も、マザーファンドベースでの
純資産額が順調に積み上がっていくことで、
運用効率がよくなると考えられます。


さて、わたしがSMTくん、eMAXISくんをおススメする
3つの目の理由は?

3.先行者利益です。

前回、スマートフォンのお話をしましたが、
IT機器はどんどん新しいモノが出てきます。
その『性能』の差は、顕著です。

でも、インデックスファンドの『性能』は、
ほとんど変わりません。

従いまして、マーケティング的に見ると、
最初に『市場』に登場した商品が強い
という特徴があります。

(これを「先行者利益」といいます・・)

以下、インデックスファンドではなく
ETFの例ですが、

米国初の金(ゴールド)ETFは、
2004年11月18日に上場した   
「スパイダー ゴールドシェア」です。
(14年3月末で純資産額が約337億ドルあります)

これに遅れること約2ヶ月、
2005年1月21日に米国で2番目の金ETF
「iシェアーズ ゴールドトラスト」が
上場を果たしました。

(14年3月末時点での純資産額は約69億ドルです)


上場した時期が、
たった2ヶ月しか違わないのに、
両者の純資産額の開きは5倍近くもあります・・。

(最初に市場に登場した商品の強さを示す
「典型例」ですね)

当初は「iシェアーズ ゴールドトラスト」のほうが
信託報酬が高かったのですが、
「ゴールドトラスト」は「ゴールドシェア」に肉薄すべく
信託報酬を途中で引き下げました。

現在は「ゴールドトラスト」の信託報酬が
年0.25%、
「スパイダー ゴールドシェア」の
信託報酬は年0.40%となっていますが、

ゴールドシェアの優位は揺らいでいません。


さて、このような
先行者利益の存在を考えると、

eMAXISインデックスシリーズ」は
たいへん健闘していると思います。

なぜなら、
「SMTインデックスシリーズ」が始まったのは
2008年1月ですが、

「eMAXISインデックスシリーズ」のスタートは
それから遅れること1年と9ヶ月、
2009年10月であったからです。

「eMAXISインデックスシリーズ」は
頻繁にブロガーミーティングを開いたり、

ネット上のイベント
「投資にチャレンジ!ポートフォリオの達人」
を開催したり、

潜在ニーズ層に働きかけるように
熱心にマーケティング活動を行っています。

それに比べると、「SMTインデックスシリーズ」は、
地味と云いますか、ちょっと大人しいのかも・・。


さて、時は流れて、
「eMAXISインデックス」に遅れること
1年と1ヶ月、

2010年11月に、
「野村 Funds-iシリーズ」が運用を開始します。

16本あるファンドは(ベビーファンドベースで)
純資産額が伸び悩んでいます。
この劣勢を覆すのは極めて難しいと思われます。

(それは「先行者利益」が存在するためです・・)

あるいは、
2013年9月に運用をスタートさせた
「i-mizuhoインデックスシリーズ」は、

商品ラインナップには
素晴らしいものがあるのですが、

販売会社が2社のみであり、
純資産額が積み上がっていくのは
極めて困難と思われます・・。


⇒ 消費者の利便性を考え、
「インデックスファンドシリーズ」なるものを立ち上げ、
主なネット証券ですべてノーロード扱いとした。

まさに、
新しいタイプの 『マーケット』を創造し、
それを最初に立ち上げた、
上位2社の【優位性】は変わらないのではないでしょうか。

ただ、逆説的になりますが、
「eMAXISインデックス」が登場したからこそ、
「SMTインデックス」は継続コストである
運用管理費用を引き下げてくれたのです。

(「SMTインデックス」は2010年7月に、
1回目の運用管理費用引き下げを行いました・・)

続いて、
「野村 Fundsi シリーズ」を意識したからでしょうか、
「SMTインデックス」は2012年に
二度目の運用管理費用引き下げを行っています。


わたし自身、一投資家として、
はじめて投資信託の継続コストが引き下げられるのを
目の当たりにし、


「ああ、資産運用の世界でも、
ちゃんと消費者のほうを向いてくれる会社があるんだ。
競争原理はちゃんと働いているんだ。」

と実感した次第です・・。

インデックスファンドを選ぶ上で、
もっとも重要なことは、
今後も消費者に支持される
『サービス戦略』を有しているかどうかでしょう。

たとえば、
「このファンドは、
20年後も元気に存在しているだろうか?」
と自問自答してみて欲しいのです・・。

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