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あなたの『感情リスク』を乗り越え、やっと合理性が見えてきます


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

相談業務(コンサルティング)を重ねる中で、
いつも気付かされることがあります。

それは、
私たちは、理屈ではなく、
気持ち(感情)で生きているということ。

(まあ、当たり前の話ですが・・(^^;)

投資に限らず、
人の意思決定は(最後は)『気持ち』で決まります。

マーケティングの世界ではよく、
「買おう!という気持ちにいかにスイッチを入れてもらうか」
という言い方をしますが、

最終的には『気持ち』が湧き立たなければ、
人は行動を起こさないわけです。

(そうですよね?)


しかし勿論
『気持ち』だけで行動していると、
とんでもないリスクに晒されたりしますから、

人は、その行為に
果たして合理性があるのか?】と、
自問自答します。
(これが『理屈』の部分ですね・・)

ズバリ、
理屈 VS.感情 です。

私たちはいつも、
このふたつの島の間で、
迷い、逡巡するわけです・・。


たとえば、保険業界などは、
「不安」と「安心」という
人の【気持ち】につけ込んで、

【理屈】(合理性)を隅に追いやる
類まれなマーケティング活動を行い、
手数料が非常に高い商品を
販売することに成功しています。

(決して騙されないように!)


では、資産運用はどうでしょう?

まず、運用を行う人そのものが
少ないのは一体なぜでしょうか?

「ああ、たしかに800万円定期預金に預けてあるよ。
でも、それでいいじゃん。何もしなくていいし。」

そうです、
私たちは「惰性の法則」に従って生きていますから、
『今の流れ』に乗り続け、それに逆らわない・・。

すなわち、
【現状維持】を続ける
強いインセンティブが
存在するのです。


逆に自分の中で『変化』を起こすことは
【現状維持】を否定することですから、
それなりのエネルギーが必要です。

(上記が『変わる!』ということの本質なのですが・・)

あるいは、
『現状維持』の動機付けとなっているものに、

「えっ、みんな、そうしてるんでしょ?
じゃあ、ワタシもそうするわ。」

という、私たちの
隠しきれない『気持ち』があります。

これは【多数派に従う】という
偏り(バイアス)ですね。
(これもけっこう強力です・・)


以前、こちらの記事
「私たちは馬(うま)です!」
というお話をしましたが、

高度に管理された資本主義社会では、
多数派に無条件に従うことは
危険ですらあるとわたしは思います。

⇒ こと、資産運用に関して云えば、
【我が道を行く!】という気概がなければ、
成功は難しいのではないでしょうか・・。

つまり、「うわーい、株高だ!」と
多数派が浮かれているときに、

「まあ、こんないいことは
長くは続かないだろう。」と、
ちょっとシニカルに独りゼリフを吐いて、
粛々と『リ・バランス』の準備をする・・。


また、悪いニュースばかりが聞こえてきて、
マーケットが急落しているとき、

すなわち、多数の人
市場から慌てて退散しているときに、
独り黙々と、買いを入れている・・。

これが『我が道を行く』ということです。

銀行に置いてある
800万円の定期預金を動かせないのは
他にも理由があり、

それは、私たちが、
損失の痛み】を、
利益の喜びの何倍にも感じてしまう生き物だからです。


たとえば、株式への投資など、
それを行う前から
「損したらどうしよう・・」と
不安に苛まれてしまいます。

『預金』にしておけば、
【損失の痛み】を経験しなくてよいわけですから、

1回きりで、
「田中くん。どうする?
株式ファンドを買ってみる?」なんて聞かれても、

たいていの人は
「いえ、いいです。やめておきます」
と答えるものです・・。

そこには、
なんと云いますか、
損をするのは『恥ずかしいことだ』
という、バイアス(思い込み)すら存在しています・・。


ところで、先ほど申し上げた
【現状維持】への偏り(バイアス)は、

あなたが投資を始めたあとにも
付きまとうものです。

たとえば、
一度買ったものは「持ち続ける。」

(あっ、今は悪い意味で云っていますよ・・)

⇒ (あなたは無意識に)
その投資対象について、
【変化】を加えることを避けたがります。

あなたが複数のファンドを購入していれば、
(それは自然と)
ポートフォリオを組んでいることになりますが、

あなたはそれをあまり意識せず、
アセットアロケーションを
アセットアロケーションとしてではなく、

単なる複数のファンドの塊(かたまり)として
『放置』してしまう・・。

(もちろん)【リ・バランス】も実施しない・・。

弊所のコンサルティングでも、
上記のような例はしばしば見受けられます。


端的に申しまして、
運用においては、買うことより、
『売る』ことのほうが何倍も難しいものです。

【リ・バランス】とは、
個人の資産管理においては、

あえて、投資対象について、
【変化】を施すことです。

そして、【リ・バランス】とは
あなたに、
売る機会を定期的に提供するために
存在するものなのです・・。(ここ、重要!)


長く続く資産管理の中で、
ともすれば、惰性の法則に陥り、

ただ、資産を
あるがままの状態で放置してしまうのを

(= リスクの総量がいたずらに変動してしまうことを)
避けるために、
リ・バランスはとっても重要な作業なのですね。

もちろん、
今お話ししたような【合理性】に辿り着くためには、
まずは自分の感情に対して「YES」と云い、

次に、
その感情(気持ち)のどこに問題があるのだろう?
と思いを巡らせていただく必要があるのです・・。

似顔絵




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