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第54回 「アセアン好配当50ETNについて」(ETF解体新書)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

マネックス証券より許可を得て、
コラム【ETF解体新書】第54回目を転載いたします。

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こんにちは。
晋陽FPオフィス代表のカン・チュンドです。

外国株式ETFの中には、
いわゆる「アジア株式ETF」と呼ばれるものが
いくつか存在します。

しかし、アジア株式ETFの場合、
国・地域の括りが『東アジア+東南アジア』となり、
時価総額加重ベースによって指数が組成されるため、
どうしても東南アジア株の割合が小さくなってしまいます。

『東南アジア株式』にフォーカスした
ETF・ETNという意味でいうと、

今年の3月に国内市場に上場した
NEXT NOTES STOXXアセアン好配当50ETN
(2043)が挙げられるでしょう。

当該ETNは
「STOXX アセアン好配当50指数」との連動を目指します。
(STOXX社は「ユーロ STOXX 50指数」などで知られる、
欧州系の指数提供会社です)。

「STOXX アセアン好配当50指数」の
ファクトシートはこちら(2014年1月末時点)。

当該指数は、東南アジアの5か国
(シンガポール、マレーシア、タイ、
フィリピン、インドネシア)に上場する株式のうち、
配当利回りが高い50社を構成銘柄としています。

ファクトシートによると、指数の国別構成割合は、
1.シンガポール39.5%、2.マレーシア24.6%、
3.タイ20.4%、4.インドネシア9.6%、5.フィリピン5.9%となっています。

また、業種(セクター)別の組入れ上位は、
1.銀行29.5%、2.石油・ガス21.8%、
3.通信サービス20.7%、4.工業製品・サービス9.8%、
5.旅行・レジャー4.0%となります(いずれも2014年1月末時点)。


ただし、『アセアン好配当50ETN』は、
上記国々の株式を実際に組み入れるわけではありません。

ETNとは、Exchange Traded Noteの略であり、
Noteは『債券』を指します。

つまり、ETNは特定の指数や資産価格との
連動を約した「債券」なのです。
(ただし、上場指数連動証券という意味では、
ETFとまったく同じ仕組みです)。

したがって、ETNには
発行体の信用リスクが存在します。

当該ETNの発行体は
「ノムラ・ヨーロッパ・ファイナンス・エヌ・ブイ」ですが、
発行会社の保証を
野村ホールディングス株式会社が行っています。

また、ETNは債券のため、
あらかじめ満期が決まっています。
(当該ETNの満期は2034年2月6日)

加えて『アセアン好配当50ETN』の特徴は、
円建てベース、かつ配当込みの指数との連動
目指すことでしょう。

通常のETFであれば、定期的に分配金が出され、
その都度課税されてしまいます。

しかしETNには、そもそも分配金がありません。
また、配当込みの指数に連動することで、
配当というインカムを取り込んだ
「キャピタルゲイン」のみを目指すことになります。

「STOXX アセアン好配当50指数(円ベース・配当込み)」の
騰落率は、過去6ヶ月 -7.67%、過去1年+9.15%、
過去3年+55.47%となっています。

東南アジア株式に興味がある人にとっては
明快な投資対象であると云えるでしょう・・。

◆ 参照記事
ETNはETFの弟分? その1
ETNはETFの弟分? その2

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