PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

海外に口座を開設するより、先にするべきことがあります


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

時々、コンサルティングの中で、
海外の銀行口座開設について
質問を受けることがあります。

「カンさん。
海外の銀行に口座を開いたほうが金利も高いし、
日本の銀行より格付けが高かったり、
サービスがよかったりするんじゃないですか?」

えーっと、
ちょっとアイスコーヒーでも飲んで
ひと息入れませんか?

慌てて海外の口座を開く必要はありませんよ・・。


資産運用の方法論、戦略の基本は、
どんな金融ツールを、
どのように活用するかであって、

どこの金融機関を利用すべきか、
ではありません・・(ここ、重要!)

この金融ツールを
こんなふうに利用しようと決定し、
(その結果として)、
使うべき金融機関が(ただ)決まるだけなのです・・。


まあ、たしかに、
昔から「となりの芝生は青く見える」と云います。

海外の銀行に口座を開いたら、
少女マンガの主人公のように、
何か素敵なことが起こって、

自分の運用がうまく行くのではないかと
夢想されるお気持ちも分かります。

しかし、
海外の銀行に口座を開くとは、
日本語が通じない、ということですよ。

たとえば、
香港HSBC銀行のコールセンターに電話をして、

「もしもし、あのー、
半年複利と1年複利の違いについて
教えてもらえませんか?」
と、英語で、聞くことが出来ますか?


口座開設そのものは出来ても、
海外にお金を送金するには、
「送金手数料」がかかります。

また、多くの銀行では、
お金を預けているだけで、
「口座管理手数料」がかかります。

何より、
万一、トラブルがあったときに、

日本の銀行にお金を預けているあなたは、
日本のサービスを受けている
日本人(本国人)ですが、

外国で、
外国の銀行にお金を預けているあなたは、
その国でサービスを受ける
【外国人】になるわけです・・。


たとえば、香港は
1997年に中国に返還され、
50年間は『一国二制度』として、
独自の「自治権」「資本主義」が保障されていますが、

逆の見方をすると、
2047年に向けて着々と、
『一国一制度』に戻っていく過程にある、
とも云えるのです。

よーく考えてみてください。

あなたは
海外の銀行というインフラを利用して、
【何をされたいのですか?】


銀行にただお金を預けているだけでは、
140円の入場券を買って、
JR田町駅のプラットフォームに立っているのと
ほとんど変わりません・・。

つまり、
どこにも行っていないのです!



たとえば、
4つの「外貨」を保有して、
3つの「株式ファンド」「債券ファンド」を
こんなふうに組み合わせて、

「ワタシは
こんなポートフォリオを作りたい!」

という、

投資のポリシーを
まず決めるべきだと思いませんか?


Challenge-1024x584.jpg


(ただし、
4つの「外貨」を保有して、
3つの「株式ファンド」「債券ファンド」を
組み合わせることは、
日本の金融機関でも出来ます。

一例ですが、
香港HSBC銀行の投資信託(Unit Trusts)で
『日本株式ファンド』を検索すると

該当ファンドが多数出てきますが、
すべてアクティブ・ファンドです。

また年間経費率は1~1.5%程度ですが、
多くのファンドが
購入時手数料(Initial)として
5%程度手数料を徴収しています・・)


また、
これからの長い人生時間を考えると、
海外に移住したい、
あるいは、

「日本に住み続けるけれど、
1年のうち1/3ぐらいは海外で住みたいなあ。」
という人もいると思います。

そういう人にとって大切なことは、
自分自身がその国に行って、
その国の空気を吸ってみる
ことでしょう。

最初は観光旅行でもいいですが、
(2、3回旅行を経験したあと)
出来ればアパートを借りて、
現地人として『試し・住み』してみるのです。


そして、
いろいろな国に行ってみて
「やっぱりフィリピンのセブって最高だな」

「50歳すぎたら、
セブで長期滞在したいよなあ・・」
と真に思えたら、

正々堂々と、
フィリピンの銀行に行って、
フィリピンペソで銀行預金する、
というのはアリだと思います。


なぜなら、この場合、
フィリピンペソはあなたにとって
「実需がある通貨」であり、
実際に使用するお金ですから、

(ポートフォリオの中で)
立派な安全資産になるのです・・。

運用に限らず、
何事も【目的】を明確にしないと、
その商品、サービスが
ほんとうに有用なのかどうかは分かりません・・。

◆ 参照記事
海外ファンドを長期で積み立てることが流行っているようですが、ズバリどうなのですか? その1)】
海外ファンドを長期で積み立てることが流行っているようですが、ズバリどうなのですか? その2)】

似顔絵




関連記事

| ポートフォリオ運用 | 18:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/2113-344e1e70

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT