PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

2001年9月17日、公共財としての市場はどう機能したのか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

天邪鬼な性格のせいでしょうか、
マーケットが好調なときほど、
予想外のことが起こる」という、
サッチャーの法則を思い出します。

株式市場でいえば、
2001年の9月11日(火)を思い出してしまうのです。
(そう、アメリカで起きた「同時多発テロ」ですね・・)

同時多発テロが起こった日、
アメリカ株式市場は閉鎖されました。

そして、
翌日の水曜日から金曜日までの4日間、
マーケットは閉じたままでした。

翌週の9月17日(月)に
株式市場が再開された時、
ダウ平均は684ドル81セントの下げ幅を記録しました。

以下はそのときの模様です。



(アメリカ市場にはストップ安、
ストップ高の仕組みはないのですが、
確かこの時は【値幅制限】が設けられたと記憶しています・・)


株価は17日以降も下がり続け、
一時ダウ平均は7,000ドル台 にまで落ち込みました。
(あなたは、覚えていますか?)

しかし、同年10月4日には、
9,123ドルまで回復しています。

株式市場とは、
さまざまな『企業価値』を決定する、
公の「いちば」です。

「いちば」で
『正常な取引』があってはじめて、

私たちは
A会社の株価は今、○○円だ、
また、○○円に上がった、下がったという情報を入手できます。

証券市場での『正常な取引』のおかげで、
投資信託の価格も日々、
つつがなく決定しているのです。


2001年の9月17日に、
取引再開にこぎつけた
市場関係者の皆さんには、

テロに対する強烈な
反骨心』があったろうと推察します。

「私たちは、テロに屈せず、
日常の生活を、普段通り、ちゃんと送っている。」
というメッセージを発することになりますから・・。

株式市場は、
「普段の生活スタイル」を象徴する場所なのです。


わたしは当時、
たまたまCNBCのライブ中継を見ていたのですが、
取引開始前に犠牲者を悼んで、
2分間の 黙祷 が捧げられていました。

その後、取引開始のベルを鳴らす前に
God Bless America が斉唱されたのです。
厳かな雰囲気でした・・。

God Bless America は、
第二次世界大戦が始まる直前の1938年に、
Kate Smithという歌手によって歌われ、

アメリカ国民の間では
「国歌」に匹敵する意味を持つ歌なのです。

その歌が、
証券取引所で歌われている・・。

国民の財産として
公正な市場(マーケット)を持っている
アメリカ人の「誇り」を感じました。

9月17日は、
半ば「下がることが当然視」され、
そして実際に「暴落」したのですが、

それでも、
「いちば」が開いている、という安心感を
多くの人々に植え付けたのです・・。

似顔絵




関連記事

| ヒトは1万年前からお金と付き合ってきた | 16:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/2117-21615d93

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT