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童話「ニワトリとタマゴ」から毎月分配型ファンドを一考する


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

以前、弊所メルマガで募集した
投資信託に関する質問!』で、
読者の方からこんな質問をいただきました。

カンさん、私の父が毎月分配型ファンドを持っています。
これをまともなファンドに”お引っ越し”させたいのですが、
どうすればいいですか?


わたしは机の前でしばらく「んー」と考えて、
このように答えたのです。

難問ですが、
たとえば、童話「ニワトリとタマゴ」のお話を
して差し上げるのはいかがでしょうか?



< ここで、
 「まんが日本昔ばなし」的なイントロが流れる。>

3xxf.jpg


♪♪ 昔むかし、あるところに、
権兵衛さんと吉兵衛さんが住んでいました。

ふたりが住む村は
大きな山をいくつも越えた盆地の中にあり、
甲高い声で鳴くニワトリが名産でした。

そのニワトリが産むタマゴは
とても栄養価が高く、
近隣の村々でもたいへん重宝されていたのです。


村の中心部に住む権兵衛さんは強欲で、
小さなスペースに
たくさんのニワトリたちを押し込め、

「はよタマゴ産め!もっとタマゴを産め!」
急かしていました。

一方、村はずれに住む吉兵衛さんは、
大きな庭で
ニワトリたちに十分餌を与えながら、

気長に、
「まあ産みたくなったら、
無理のない範囲で産めばよいぞ。」
と云っていたのです。

(吉兵衛さんはこまめに
ニワトリを散歩させたり、
水浴びをさせたりしていました・・)


さて、ここ10年余りは、
タマゴの量でいうと、
権兵衛さんのほうが
圧倒的に多かったのですが、

権兵衛さんのニワトリは無理して
適正以上のタマゴを産み続けたため、

ニワトリたちは痩せ始め、
今では小さなタマゴしか産まなくなっています・・。


一方、吉兵衛さんのニワトリは、
相変わらず産むタマゴの量は少ないですが、

ストレスもなく、
十分栄養を与えているため、
ニワトリの体重がだいぶ増えてきています。

20140710135245b40.jpg


さて、それからさらに月日が経ち、
村では『長寿』が進みました・・。

権兵衛さんも吉兵衛さんも、
温暖な気候もあってとても元気です。

ところが、
権兵衛さんのニワトリは
タマゴの産み過ぎのためか、

痩せに痩せ、
もはや、米粒のようなタマゴしか産みません。

やせたニワトリ

権兵衛は今年79歳になり、
体は健康で食欲も旺盛なのですが、

今頃になって、
長く生きるリスク」をひしひしと感じているのです。


一方、吉兵衛さんのニワトリは
20年以上をかけてさらに大きくなり、

今では産み落とすタマゴが
村でいちばん大きいと
評判です。

(つい先日も、隣村からわざわざ
吉兵衛さんのタマゴを指名して
買いに来る人がいました・・)


吉兵衛さんは大きな庭で
元気そうに鳴き声を上げるニワトリたちを
嬉しそうに眺めています。

今から考えると、
権兵衛さんは『今、』という時間軸しか
持ち合わせていなかったのです。

(そのため、将来の成長を待ちきれず、
現在の「満足」に浸ってしまったのです・・)


一方、吉兵衛さんは
長めの時間軸を持っていたのですね。


吉兵衛さんは
自分が死ぬときには
子どもや孫に
ニワトリたちの世話を任せるつもりです。

「遺書」には
こう書こうと思っています。

焦らず、じっくり育てるんじゃ。
よいか。ニワトリが大きくなれば、
そのニワトリは大きなタマゴを産んでくれる・・。


(おしまい、おしまい)

◆ 追記)

権兵衛さんが「毎月分配型ファンド」から、
低コストな「インデックスファンド」へお引っ越しするためには?
塩漬けファンドはどうする?(投資信託の引越し作業とは?)】

似顔絵




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