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リ・バランスの摩訶不思議・・ その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ポートフォリオの【リ・バランス】は、
さまざまな人を、
さまざまな形で悩ませます。

たとえば、資産割合のズレ
どの程度【放置】してよいのか?

たとえば、ここに、
10月と4月に
『リ・バランス』をしている人(田畑さん)が
いるとしましょう。

田畑さんのポートフォリオでは
ほんらい先進国債券は15%の組入れです。
それが今(10月)、13.8% になっています。

「えーっと、
これも、やっぱりもとに戻さないとダメですかね?」

いいえ、【放置】してください・・。
??

わずか 1.2%のズレですから・・。


仮に、
田畑さんの運用資産が2000万円なら、
24万円分のズレですね。

わたしは、
運用資産が2000万円程度までで、
かつ、
ポートフォリオの資産割合がもともと
10%超の「投資対象」であるなら、

リ・バランス時の
上下2%程度のズレは、
【許容】してあげてよいと考えます


無理して、
割合が増えた投資対象を売り、
割合が減った投資対象を買い増す必要はありません。

(※ また、ポートフォリオの組入れ割合が
もともと10%未満であるなら、
上下1%程度のズレは許容してあげましょう・・)


『リ・バランス』のほんらいの目的は、
背中に背負うべき【リスク量】を
おおよそ維持することにあります。

あまり厳密になり過ぎないほうが
よいのではないでしょうか・・。
(何しろ、との付き合いは超長期に及ぶのです・・)


「でも、カンさん、
そんなこと言いますけど、

その、田畑さん、ですか?
その人の『例』でいうと、

10月時点で、先進国債券の
ズレは1.2%だけかもしれませんが、

もし、12月時点で、
3.4%のズレが発生したら、
どうするのですか??」


はい、それももちろん、
【許容】してあげてください。

なぜなら、田畑さんの
『リ・バランス』時期は
4月と10月ですから・・。


「そんなにアバウトでいいんですか?」
はい、いいのです。

この程度のアバウトさを許容してあげないと、
とてもとても、

10年、20年、30年と続く、
資産管理(メンテナンス)は
出来ないのではないでしょうか・・。

(私たちはなにも、
毎日毎日、
『リ・バランス』のことを気にして、
市場に張り付いている必要はないのです・・)

pie-chart.png

ところで、
教科書的には、
【リ・バランス】の実践方法
大きくふたつに分かれます。

1.一定期間(たとえば半年、1年)ごとに行う。

2.期間ではなく、当初定めた「資産配分」から、
  一定割合(たとえば5%、10%)ズレたら、適宜行う。

1.は俗に【定期型】、
2.は【かい離型】と呼ばれます。

当オフィスの考えは、
「1.で十分ですよ。」なのです・・。


仮に、2.を実践するとなると、
マーケットをこまめにチェックする必要が生じます。

また、マーケットのアップダウン如何によっては、
年に何回『リ・バランス』を実践することになるか
見当もつきません・・。


あのー、余談になりますが、
個別株のチャートで、
短期移動平均線、
長期移動平均線ってあるじゃないですか?

たとえば、野村ホールディングスの株って、
毎日、毎日株価が変動していますが、
1年、1年の【時間スパン】のみでその変化を捉えると、

『中期的な傾向』のみが、
浮かび上がってきます・・。

あなたのポートフォリオも
そんなイメージで管理してあげてください。

★ 『リ・バランス』でもっとも難しいのは、
【どの程度、
マーケットのアップダウンを無視できるか。】
なのです。



さまざまな市場の、
予期せぬアップダウンは、
まるで不規則に現出する「自然現象」のようなもの・・。

この「自然現象」を、
あまり近づきすぎず、ごくたまに、

しかし、しっかり規則的に
【定点】で見つめ続けることが出来るか否か・・。
それが【リ・バランス】のポイントなのです。

⇒ リ・バランスの実施に際しては、
執行月、(できれば執行日まで)
しっかり【固定】しましょう・・。


「自然現象」の連続であるマーケットを
【主人公】にしてしまうと、

あなた【= 脇役】は、
主人公が気まぐれに動くたびにあたふたして、

嗚呼、自分(ポートフォリオ)は
これでいいのだろうか・・?
と悩んでしまいます。

これ、間違いです。

⇒ 資産運用における【主人公】は
あくまであなた自身なのです。

あなたはただ、
『脇役』であるマーケットを
【定点観測】し、

定期的に、
自身のポートフォリオの『ズレ』を
直してあげるだけ・・。

(それ以上でも、それ以下でもありません。)


なんとも淡泊で、
仕事量もエネルギーも少量ですが、
長く続ける『根気』は要求されます。

ちょっと想像してみてください・・。

たとえ、年2回のみの【リ・バランス】でも、
それを継続して行うことで、

あなたは、高くなったモノを売り、
安くなったモノを買い増しする【機会】に、
定期的に遭遇することになります。

(たとえば、
20年間運用管理を続ければ、

計40回、高くなったモノを売り、
安くなったモノを買い増しする【機会】に
恵まれるのですよ!)

もう、お気づきかと思いますが、
長い資産管理(メンテナンス)の実態は、
【バイ・アンド・ホールド、時々、売買。】
なのです・・。

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