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ETFと投資信託の間にあるもの・・その2


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。 

最初に誤解がないよう、
『ひと言』だけよろしいでしょうか?

もし、あなたが今の段階で
『インデックス投資』をやってみようかな、
と思っているなら、

もうそれだけで、
投資の方向性の【角度】は
20度くらいに狭まっています・・。いい意味で。

(※ あらゆる投資のやり方、方向性を
360度とした場合)


仮にインデックス投資で、
きちんと分散をしながら
あなたの資産運用を実践していくとすると、

【難易度】は、

○ バランス型インデックスファンド
    ↓
○ インデックスファンドの組み合わせ
    ↓
○ ETFの組み合わせ

という順に、少しずつ高くなります。

(それと同様に、
あなたの『仕事量』も多くなってきます・・)

しかし、いずれを選んだとしても、
【大きな違い】があるわけではありません。

(※ すべて市場平均への投資ですし、
投資の方向性の【角度】
20度の中での些細な違いなのです・・)

     ココ、↑ 重要。


この、些細な違いをあえて
拡大解釈してお話ししますと、

【資産配分を自分で決めるのか、決めないのか】
という違いが、ポイントになるかと思います。

・バランス型インデックスファンド
(自分で資産配分を決めない)

・インデックスファンドの組み合わせ
・ETFの組み合わせ
(自分で資産配分を決める)


もしかすると、
資産配分を自分で決めないよりも、
自分で決めるほうが、
より【高度なこと】と思われていますか?

たしかに、一理あります。

しかし、
「異なった投資対象を
必ず自分で組み合わせなければいけない」と、
あまり思い過ぎないほうがよいと思いますよ。


なぜなら、
当オフィスのコンサルティングでは、

実は、
「自分で資産配分を決める。」
という方針から、

「自分で資産配分を決めない。」
すなわち、

資産配分そのものは運用会社に任せる
(= バランス型のインデックスファンド)に
【移行】されるお客様を
多数目にしているためです。

(意外ですか?)


たとえば、

・自分で資産配分を決めたほうが、
・自分で資産配分を決めない
(= 他者に任せる)より、

リターンが高くなるのでしょうか?

もちろん、
自分で資産配分を決めるのは、
運用の醍醐味のひとつです。

「自分で自分の方針を決めているんだ」という
実感も湧きます。


その点、バランス型インデックスファンドは
資産配分そのものを
他者に任せてしまいますので、

まあ、あまり面白くない、
はっきり言って退屈だ、
というのは(ある意味)その通りなのです・・。

が、しかし、

インデックスファンド、
あるいはETFの組み合わせを
自分で実践することで、
悩みのタネ』が発生することもあります。


たとえば、
インデックスファンドの組み合わせでは、

毎月の『つみたて』の中でも、
カンタンに
毎月の積み立て金額の変更が出来るため、

「ん?毎月の配分割合ってこれでいいのかしら?
ココ、ちょっと変えてみようかしら。」
という『誘惑』に駆られることもあります。

それとは別に、
積み上がった資産全体の、
『資産割合』についても、

「このままでいいのかなあ・・。
ちょっと新興国株式を売ってみようかな」
という思いに駆られるかもしれません。

このような悩みのタネは多くの場合、
ストレス』を引き起こす元となります・・。


たとえば、
自分で資産配分を決めるとは
自分で【リ・バランス】をする、ということです。

仮に、あなたが毎月の配分割合、
積み上がった資産の割合そのもので
悩んでいたりすると、

【リ・バランス】の前提そのものが
あやふやになってしまいますね・・。

(たとえば、株式が大きく値上がりし、
債券が少し上がった状態でも、
まあ、このままでもいいかな。」
と思いがちになります・・)

これは、
ETFの組み合わせでも同じこと。

balanced-mutual-fund.jpg

一方、
バランス型のインデックスファンドであれば、
【リ・バランス】は運用会社のほうで
機械的にやってくれます・・。

(この効用を過小評価すべきではありません)

自分で資産を組み合わせるということは、
それを厳格に守っていくという、
強い意思が必要なのです・・。


わたしは最近とみに思うのですが、
『バランス型インデックスファンド』は
必ずしも、
運用の初心者のための道具とは言い切れません。

さまざまに投資を試してきて、
悩み、喜び、焦りを繰り返す中、
紆余曲折のすえ辿り着く、
『究極の投資スタイル』でもあるのです・・。

その心は?

【自分でコントロールするスペース】を
極力ゼロに近付ける、
ということ・・。

たしかに、
そこには面白さや、
自分が決めてやっている感が(明らかに)欠けます。

しかし、長く投資というものを続けるために、
敢えて『資産配分を他者に委ねる』という
高度な戦略でもあるわけです・・。


先ほど、
インデックス投資のタイプとして、

○ バランス型インデックスファンド
○ インデックスファンドの組み合わせ
○ ETFの組み合わせ

を挙げましたが、
○ バランス型ETFという選択肢も(実は)可能です。

たとえば現在、
米国では複数のETFを詰め込んだETF
「ETF オブ ETFs」が存在します。
こちらの記事を参照)

しかし、
「ETF オブ ETFs」に仕立てたとしても、
昨日お話ししたように、

ETFの短所、
金額ベースでの売買が出来ないことと、
分配金が払い出されてしまうことは克服できません。


実は、
インデックス投資のひとつのカテゴリーとして、
『さまざまなETFを
内包したバランス型ファンド』

というのも可能なのです・・。

たとえば、

「バンガード 米国トータル債券市場ETF」(BND)
「iシェアーズ 世界国債(除く米国)ETF」(IGOV)
「パワーシェアーズ
エマージングマーケッツ ソブリンデッド」(PCY)

「スパイダー S&P500ETF」(SPY)
「バンガード FTSE 先進国株式 ETF」 (VEA)
「iシェアーズ コア MSCI エマージングマーケッツETF」
(IEMG)

を内包する
『バランス型インデックスファンド』なんて、
それなりのニーズがあると思うのですが・・。

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