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個別の債券を買うのは、個別の株を買うようなもの その2)


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ひとつひとつの株式、
ひとつひとつの債券の買われ方には
2種類』あります。

1.直接、個別の銘柄として買われる。
2.ファンドを通じて、買われる。

(※ ファンドとは、投資信託、ETFなどです)

もちろん、ファンドの形態は
わたしやあなたが買っている
「公募の投資信託」だけでなく、

企業年金など、
巨額の運用資金を持つ顧客用に
「オーダーメードで作られるファンド」もあります。

ともかく、
広く世の中全般に
【投資】という行いが広まれば広まるほど、

2.のカタチで保有される株式、債券の割合が
増えていくわけです。

そういう意味で、
たくさんの債券を
『束(たば)』にして買うやり方は
きわめて今日的であるといえます。


私たちは
債券マーケットの区分けを行う際に、
『先進国債券(日本除く)』と
『新興国債券』という分け方を想起します。

たとえば、
eMAXIS先進国債券インデックス」という
インデックス・ファンドがありますが、

これは正確にいうと、
実は【先進国債券】ではなく、
【世界主要国債券(国債)】なのですね。

なぜなら、
eMAXIS先進国債券インデックスが連動を目指す、
『シティグループ世界国債インデックス(除く日本)』には、新興国の国債も組み入れられているためです。

では、
『シティグループ世界国債インデックス(除く日本)』
との連動を目指すファンドを長期保有していたら、
いったいどんな成績だったのか・・。


実は当オフィスが10年以上
『ポートフォリオ管理のお手伝い』を
させていただいているお客様がおられます。

仮に加藤さん(仮名)としましょう・・。

加藤さんは
『資産ポートフォリオ』の一パーツとして、

中央三井外国債券インデックスファンド、
いや、今は名前が変わって、

外国債券インデックスファンド』を
12年余り保有し続けています。

(運用会社は
三井住友トラスト・アセットマネジメント)


このファンドは、
2001年の2月に運用を始めており、
基準価格は11月28日現在、22,335円です。
(運用開始当初から2倍以上になっています)

加藤さんが
当ファンドを12年余り保有し続ける中で、

当該ファンドは
【組入れ銘柄】だけでなく、
【組入れ国】も変遷させてきました・・。

(たとえば、ギリシャ、ポルトガルは姿を消し、
マレーシア、ポーランド、南アフリカなどが
組み入れられるようになりました・・)

以下、
『シティグループ世界国債インデックス(除く日本)』の現在の構成国です。

国旗

(もちろん、この構成国群も、
今後変遷していくわけです・・)


インデックス・ファンドの形で
広く『外国債券』を保有し続けるメリットって、
このような
【自動調整機能】なのだとわたしは考えます。


そして、以下が
トピックス(東証株価指数)と
『外国債券インデックスファンド』の
【過去10年間の値動き】です。

無題

過去の実績は
未来の成績を保証するものではありませんが、
緩やかながら成長を続けています・・。


10年とは、それなりの月日です。

ひと口に
【世界主要国債券】といっても、
ひとつひとつの国ごとの
『金利の上下』はまちまちでしたし、

また、『為替レートの動き』は
それ以上にダイナミックでした。

円という通貨ベースで見ると、
2006~2007年と、昨今の円安トレンド、

また、2011~12年の円高トレンドという
両極端を、
10年の中で何度も経験しています。


特に債券という資産は、
金利の変動、そして、為替の変動に
その収益が大きく左右されるだけに、

どこかの国の、
どこかの通貨建ての債券を
【選び切ってしまう】リスクは
大きいと言わざるを得ません。

長い時間スパンで見ると、
【世界主要国債券(国債)】は、

現在私たちがイメージする構成国よりも
若い国がずいぶんと増えているのではないでしょうか・・。

似顔絵


以下、【参照】となります。

『シティグループ世界国債インデックス』に
採用されるためには、
次の3つの基準を満たしている必要があります。

1.市場規模基準
⇒ 市場の額面総額合計が500億米ドル、400億ユーロ、5兆円をそれぞれ上回る。

(市場の額面総額合計が250億米ドル、200億ユーロ、2兆5,000億円を3ヶ月連続で全て下回った場合は、翌月から除外される)

2.信用格付基準
⇒ 組み入れ時は、発行体の自国通貨建て長期債務の格付けが
スタンダード・アンド・プア-ズと(S&P)ムーディーズ共に
A–/A3以上である。

(構成国の格付けがスタンダード・アンド・プア-ズ(S&P)と
ムーディーズ共にBBB–/Baa3未満となった場合は、
翌月から除外される)

3.市場参入障壁
⇒ 市場が海外投資家に対して閉鎖的な場合や、
方針に一貫性がない場合は、除外理由として考慮される。


シティグループ世界国債インデックスの
詳細情報はコチラです(PDFファイル)





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