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為替リスクって、投資信託の天敵なのでしょうか?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

(突然ですが)、
「旅行」と「投資」って似ていますよね。

どちらも昔は、
『超・お金持ちの人たち』だけがするものでした。

今は?
ちょっと頑張れば、誰でも実行できます・・。

それに、旅行も投資も、
今は【世界中に簡単にアクセス】できますし。


投資の場合は(旅行と違って)
パスポートもビザも
飛行機代も有給休暇の申請も要りません・・。

「世界中の株式、債券などに投資を行う」って、
あなたが思っている以上に
シンプルなことなのです。

「でも、カンさん。為替リスクがあるでしょ・・」
はい、そう来ると思っていました(笑)


たしかに、
海外に投資している資産の価値を
【円建て】で評価するとき、

(たとえ株式、債券の価格そのものが
変わっていなくても)、

その価値が上昇したり下落したりという
「変動」が生じます。
これを【為替リスク】と呼びます。


【念のための確認・・】

たとえ【円建て】で
先進国株式ファンドを購入し、

【円建て】で
ファンドの基準価格を認識したとしても、

ファンドの中身は
外貨建ての株式ですから、

【為替リスク】を負っていることに
変わりはありません・・。


広く世界に投資を行うということは、
日本人だけでなく、

フランス人も、
エジプト人でも、

マレーシア人も、
ニュージーランド人も、
等しく【為替リスク】を負うわけです。
(そうですよね?)

ちょっと深呼吸をして、
『大局』のみを捉える
心の広―い人になったと思ってください。


(あなたのお金を含め)
世界中の『お金』って、

必ず、
どこかの【通貨】で保有されますよね?

「はい、それはそう・・。」

たとえば、この世に
『10種類の通貨』しかないと仮定しましょう。

この『10種類の通貨』は毎日、
【美人コンテスト】に出場しているようなものです。
??


常に、
どこかの『通貨』が買われ、

(ということは・・?)

常にどこかの『通貨』が
売られたりしています。

たとえば、
【10大通貨、同時暴落!!】
なんてことは、起こり得ないわけです。

ん?
逆に、すべての通貨が
上昇してしまうこともありませんね。

そうです・・、
(そもそも)通貨の価値って
【相対的】なものなのです。



仮に、あなたが10万円を出して、

「SMTグローバル株式インデックスオープン」と、
「eMAXIS新興国株式インデックス」を
5万円ずつ買ったとします。

あなたの10万円は
先進国11の通貨に、
また新興国20以上の通貨に替わって、

そこから「各国の株式」を
買い付けることになります・・。
(イメージできますか?)


そのとき、
ちょうどあなたの友人が
百貨店の屋上で、

30以上のモグラが、
出たり入ったりする
【モグラ叩きゲーム】に夢中になっていたのです。



photo02.jpg

30以上の通貨建て株式を
同時に保有するあなたは、
こう呟きました。

「まあー、なんだかせわしないわね・・。」


ちょっと頭の中で想像してみてください。

30数種類の【通貨の顔】をした、
30数匹のモグラが、
盤面に規則正しく並んでおり、

ひとつひとつの
通貨の動きに注目すると、

○ ある通貨は地面から顔を出し(価値が上がり)、
○ ある通貨は穴の中に隠れます(価値が下がる)。

それが不規則に、
かつ、連続的に起こっているのが、
通貨という名のマーケット】なのです。


不規則に、
モグラが顔を出したり、

穴の中に隠れたりする一連の動きは、
そうです、
【変動相場制】が続く限り永続します・・。

risk-miscalculation-300x225.jpg


たとえば、
目先の金利が高いからといって、

豪ドルの顔』をした
モグラだけを保有し続けるのは
果たして健全なのでしょうか?

NO,ですよね?


たとえば、
「為替リスクがないよね」
ということで、

あなたの資産のほとんどを
円建て』で持って、
果たして健全なのでしょうか?

NO,ですよね?


ここは【発想の転換】で、

「あのさ、いっそ
長―い目で見れば、

モグラ叩きゲームの
【もぐら全部持ってしまったほうが、】
かえって安全なのでは?


と【思考】してみてほしいのです。

photo02.jpg

(伝わっていますか・・?)


つまり、

★ できるだけ多くの通貨を
保有してしまったほうが、
【為替リスク】に対して中立に近づける、
ということ・・。

ひとつの通貨(モグラ)を
狙い打ちするより、

モグラ叩きゲームの
【盤面全部を】持ってしまおう、という発想です。

oZ_2730417b.jpg


為替リスクのことを
必要以上に気にすることがない
【理由】のもうひとつは、
『時間』です。

あなたはすでに、
隠れたアドバンテージ【時間】を持っています。

また、ちょっと深呼吸をして、
『大局』のみを捉える、
心の広―い人になってみてください。


あなたの【ザ・運用人生】は、
どんな軌跡を描きますか?

「山を登って、山を下る。」

そう、ちょうど、
富士山のような感じですね。

山


【登り】
長―い時間をかけて、
【毎月定額で資産を積み上げる。】

この途上では、
当然、円高傾向になったり、円安傾向になったり、
どっちつかずだったり、

さまざまな『場面』を経験しますよね。


そして、

【下り】
リタイア後の資金の取り崩しです。

長―い時間をかけて、
【毎月定額で資産を取り崩す。】

※ もちろん、半年に一回、
定率で取り崩すというのもOK。


特に重要なのは、「下り」です。

あなたがセカンドライフにおいて、
ファンドを解約するとき、
【為替リスク】が「現実化」するからです。

でも、
それとて、
何十年にもわたって続く【継続的な作業】ですよね。


その途上で、日本円が
他の通貨に対して概して高くなったり、

逆に安くなったり、
あるいはニュートラルであったりと、

さまざまな【為替状況】を
経験すると考えるのが、
「現実的」ではないでしょうか・・?


つまり??

つまり、
解約を少しずつ、長―く続けるという
【時間の分散】が、
為替状況の「多様化」を促すわけです・・。


為替リスクを
過度に恐れる必要はありません。

○ 広ーく、
たくさんの通貨建て資産を持つ、

そして、
○ 長―い時間スパンで
資産管理を続けること。

『為替リスク』のことが気になったら、
【モグラ叩きゲーム】のことを思い出してください(笑)

似顔絵




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