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信託報酬が安いファンドがどんどん出ていますが、新しいファンドに乗り換えたほうがよいのですか? その2


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

これだけ『インデックス投資』が
世の中に広まってくると、
この投資手法を「誤解」する人も出てきます。

「カンさん。とにかく
インデックス投資をしていれば大丈夫でしょ。」

いいえ、違いますよ。

インデックスファンドを供給しているのは、
利益を上げることが目的の
運用会社」と呼ばれる株式会社です。

インデックスファンドも
ひとつの『商品』ですから、

(供給側から見て)
「なんだ、コレは思ったより儲からないな・・」
と判断したら、

運用会社が
(インデックスファンドという
マーケットから)撤退する

(= 繰上げ償還する)
ということもあり得ます。


これはわたしの私見ですが、
現状、インデックスファンドという
『マーケット』を俯瞰すると、

明らかに、
供給 > 需要 になっていると思います。

(ただ、インデックスファンドを買えばよい、
というわけではないのです)


特に、販売会社が
1社、2社に限られている
インデックスファンドは注意が必要です。

また、たとえ
『繰上げ償還』にまでは至らなくても、
思ったほど純資産額が伸びず、

したがって運用効率の悪さが改善せず、
(見かけの信託報酬は安くても)、
『トータルコスト』はそこそこ高いまま、
という可能性もあり得ます・・。


index-funds.jpg

ところで、
今となっては遠い昔のような話ですが、

わたしがFPになりたての頃、
ステート・ストリート外国株式インデックス・オープン
(信託報酬:年1.026%)
をウォッチしていた時期があります。

そのあと、
2000年代に入り、

日興アセットマネジメントの
インデックスファンド海外株式(ヘッジなし)」
(信託報酬:年0.9072%)や、

三井住友トラスト・アセットマネジメントの
外国株式インデックスファンド
(信託報酬:年0.864%)が登場し、

うわぁ、本当に信託報酬って下がるんだ
と歓喜したのを覚えています・・。


それから10数年を経て・・、
インデックスファンドの『継続コスト』は
さらに下がってきていますが、

もうこれで、
インデックスファンド間の【競争】は
終わりなのでしょうか?



たとえば、
SMT グローバル債券インデックス・オープン
(信託報酬:年0.54%)
(純資産額 約132億円)と、

(※ マザーファンドベース純資産額
2014年11月末現在 約2499億円)

<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国債券インデックスファンド

(信託報酬:年0.4104%)
(純資産額 約20億円)を、

(※ マザーファンドベース純資産額
2014 年11 月20 日現在 約75億円)

比べた場合、

これって、
コスト競争の
最終局面】と呼べるのでしょうか?

(あなたはどう思われますか?)


CreativeDestruction4.png

わたしはぜんぜん
『最終局面』とは思いません。

【業界的に見れば】
まだまだ、
インデックスファンド間の「競争」は
始まったばかりだと思います・・。



もし、あなたが、
これからの『積み立てベース』でも、

そして、これまで
『積み上がったご資産ベース』においても、

「SMT グローバル債券インデックス・オープン」
から、
「ニッセイ外国債券インデックスファンド」
への【乗り換え】を検討されているなら、

1.インデックスファンドをめぐる
コストの【競争】は最終局面である。

2.そして、
両ファンドの【継続コストの差】は
相当高い確率で
このまま存在し続ける。

上記のふたつに関して、
『確信』を持たれる必要があると思います。


(もし、上記について
『確信』がおありなら、
かつ、あなたがまだ
資産形成世代であるなら、

税金を支払ってでも、
ニッセイ外国債券に
乗り換える価値はあると思います・・)

【あなたはどう思われますか?】


個人的には、
ベビーファンドベースで
ニッセイ外国債券インデックスファンドの
純資産額が、

同じくベビーファンドベースの
「SMT グローバル債券インデックス・オープン」
の純資産額を上回るのは難しいと考えています。

なぜなら、
インデックスファンドという商品は、

(コスト以外での)
性能・効用面での【差別化】が
ほとんど出来ないためです。

したがって、
最初にマーケット内で
ある程度のポジションを築いたプロダクトが
優位に立つという、
先行者利益】が存在すると考えます。

◆ 参照記事
インデックス・ファンドには「先行者利益」があるの?】


5年、いや10年くらいの
【時間軸】を持てば、

★ 「どのインデックスファンドを選ぶべきか?」
という【問い】に対して、

「もっとも『純資産額』が
伸びていくであろうインデックスファンドを
選ぶ」という【答え】が、
導かれるのではないでしょうか・・。

なぜなら、
長期のスパンで見れば、

もっとも『純資産額』が
伸びていくインデックスファンドこそ、
もっとも『信託報酬』(けいぞくコスト)を
引き下げる「余地」が生まれるファンドであるからです。


似顔絵

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