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下落相場を望む = 決してM体質ではありません・・



こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

わたしは生まれてこのかた
サーフィンはやったことがありませんが、
想像するに、

サーファーの人にとって、
「波」は【必要条件】です。

そもそも「波」(リスク)が存在しないと、
波乗りの爽快感(リターン)は得られません・・。

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これは【投資】も同じでしょう。

市場のアップダウンがあってこそ、
リターンという結果が導かれます。

ところであなたは、
どんどんと上昇する相場を、
「なんだか居心地悪いな・・」と感じ始めていませんか?

もしあなたが
「YES」と頷いているなら、
もう、あなたは
ホンモノの『長期投資家』と云えるでしょう。


あるいは、

「あーあ、ダダーンと
大きく下落する局面が訪れてくれないかな・・」

と待ち焦がれるようになったら、

(それも)
ホンモノの『長期投資家』の証しです・・。


今、米国において、
利上げの時期】が取り沙汰されていますが、
わたしは早めの利上げを決断すべきだと思います。

それはなぜか?
バブルの芽を摘むため』です。

金利を引き上げることは、
経済が好調である証拠・・。
(これ自体、『良いこと』!)

金利を引き上げるとは、
お金の行き来に
適度な【ハードル】を設け、

巡航速度内で経済が進むように
【調整弁】を付けることなのです。


たとえばこれが、

「短期金利を
2%から2.25%に引き上げるよ。」
という政策の変更なら、

【通常下における、通常の金利引き上げ。】
となります。

しかし、
今回のケースは(正直)・・、
かなり特殊】です。

何しろ米国において
短期金利がゼロ周辺に居座っていたというのは、

1940年代、
第2次世界大戦以来のことなのです。


当時は戦争の費用を賄うため、
多額の「アメリカ国債」が発行されていました。
(映画「父親たちの星条旗」に詳しいですよ。)

FRBは多くの短期国債を買い取って、
金利を意図的に低位に保っていたのです。

(その後、1940年後半から、
金利を引き上げていきました・・)


さて、
金利がゼロを這っている状況下、
このゼロから離れて
プラスの世界に戻る、
というのは、

【特殊状況】から、
【フツーの状態】にシフトさせる
最初の一歩となります。

これって、病人だった人が
久しぶりにフツーの服に着替え、
何年か振りに
病院の外に出る瞬間のようなもの・・。


この過程で、
過剰に『株式』に流れ込んでいたお金が、
債券や通貨などに分散され、
株式マーケットが下落する可能性があります。

また、
金利を引き上げたアメリカに
資金が回帰し、

たとえば、新興国のマーケット環境が
悪化する恐れがあります。

「えー、それって、悪いことなの?」

いいえ、
わたしは【良いこと】だと思います。


経済に適度な『ハードル』を設けて、
自律的な成長を促す・・。
(何事も甘やかし過ぎはよくないのです)


先ほど、
「ダダーンと
大きく下落する局面が訪れてくれないかな・・」

と言いましたが、

マーケットが下がるのを
そわそわしながら待ち焦がれるあなたは、
決して『M体質』ではありませんよ。


長期投資家にとって、
下落】は
チャンス以外の何ものでもありませんから・・。


今、
「ダダーンと
株式や債券が下落すると


あなたの保有するファンドは下がってしまい、
あなたは表面上、
『不納得』な状況になります。

Crash.jpg


でも、ですよ、
その月に積み立てる「5万円」は、
より多くの口数を買うことができます。

(その次の月も、下落が続けば、
また、より多くの口数を買うことが可能です)


「うわあー、そんなのが何カ月も続いたらイヤだ。」
あなたは今、思われていますか?

それとも、
「いや、もっともっと下がってくれていいよ。」
と思われますか?


「もっともっと下がってくれていいよ。」
という気持ちも、
決して『M体質』ではありません。


たとえば、アメリカダウ平均が
10%、20%調整するような局面になれば、

果敢なあなたは、
毎月の積み立て金額を
(逆に)増やしてしまうかもしれません・・。


「えっ、なんでそんなことするの?」

あっ、これも、
決してM体質ではありません。
(逆にS体質なのかも?)


★ マーケットがどんどん下がる状況には
【不納得】であっても、

将来の状況に対しては
納得】しているから、
あなたは下がったときに投資信託が買えるのです。


市場全体が
下がっていく過程で、
より安く買えることに
喜びを見い出せるようになれば、

あなたはもう、立派な【長期投資家】です。

リスク(波)を引き受けるとは、
「勇気があるか、ないか」という問題ではありません。

それは空気のように存在しますから、
「克服」するものではなく、
いかに「共存」していくか、という課題のものなのです。

似顔絵




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