PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

投資は必要な人が必要に迫られて行うものです


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

コンサルティングの仕事を始めて
今年の7月で丸15年になりますが、

いまだに100点満点のコンサルティングを
したことがありません・・(-_-;)

わたしにとって
100点満点のコンサルティングとは、

『右脳』と『左脳』の両方で、
お客様が満たされる状態を指します。 


まず、
左脳(= 論理)のところで、

「お客様が納得される具体的なアドバイス」を行う。
それはもちろん、お客様が即、
実行できるモノでなければなりません・・。

また、
右脳(= 感情・創造)のところで、

「お客様がどうして投資を行うのかという
意義・意味付け・感情付け」が
しっかり為されている状態になることも大切です。


Topic_Passions_Homepage.jpg



意外に思われるかもしれませんが、

「左脳」のところでの納得より、
「右脳」(= 感情・創造)の納得のほうが、
ハードルは高いものです・・。


まあ、考えてみますと、
あなたもわたしも、
「論理」があって「感情」が湧くのではなく、

「感情」がまずあって、
それから論理的に事を進めていく生き物ですよね。


もう10年以上も前の話ですが、
当時、若かったわたしは
(かつ、経験不足だったわたしは)

年上のお客様に向かって
ずいぶんずけずけと、
【右脳】(= 感情・創造)部分の質問
投げかけていたのです。


仮に、大島さん(仮名)としましょう。
大島さんは
当時66歳になられる男性のお客様でした。

「大島さん!
毎月のフローで見ても、
ストックベースで見ても、

別に投資をされなくても、
セカンドライフのニーズは十分満たされます。
資金が枯渇する可能性もほとんどありません。



より多くのご資産を
次の世代に残したいという
明確なご希望がない限り、

特に投資の必要性、
―この場合は論理(数字)から見た必要性― は、
ないと思いますよ・・。」

こんな感じのことを、
大島さんにお話ししたのです。


「大島さんがどうして
投資に興味を持たれているのか、
心を惹かれるのか・・、

その辺りをよーく考えたうえで
投資を行うか否かを決めましょう。」



するとしばらくして、
大島さんから
以下のようなお便りをいただきました。


いろいろとお話を伺い、
自分の気持ちを整理するのに、
非常に参考になりました。

特に、クライアント個人の
運用の目的に対する率直なご指摘を
いただいたと思います。

確かに、資産を残す子供もなく、
リスクを最小限に止めたいならば、
何もしないというのも選択肢です。


現状の資産状況と
キャッシュフロー予測を見れば
もう十分ともいえます。

他の、もっと有意義な事をすればいいわけです。

では、なぜ、「資産運用」にこだわるのか、
決して綺麗事の「知的好奇心」ではなく、
それは「欲」です。

リスクを取っても、
資産を増やしたいからだと気が付きました。
(定年で、時間が余った老人が陥りやすい罠ですね。)


この気持ちがある限り、
カンさんのホームページに書かれている
長期的視点の運用方針には
合わないのではないかと思いました。

この気持ちが、現状、
自分の中でも整理し切れていません・・。

このまま工程に則って、
コンサルテーションを続行しても、

上記の気持ちがある限り、
うまく行かないような気がします。


従って、顧問契約については、
少し時間をおいて、
自分の気持ちを整理してみてから、
改めて考えてみたいと思っております。

以上、どうぞよろしくお願い致します。



・・・・・結局、
大島さんからその後、
ご連絡はありませんでした。

110510_095910.jpg

わたしは、
それはそれでよいと思います。

(おそらく、投資は行わないという
選択をされたのでしょう・・)


わたしの仕事は
あなたを投資に駆り立てることではありません。

あなたに投資が必要かどうかの
『リトマス紙』(触媒)の役割を担いたいだけなのです・・。

似顔絵




関連記事

| わたしのFP修行 | 13:13 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

TRACKBACK URL

http://tohshi.blog61.fc2.com/tb.php/2213-7a6f12d4

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT