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相続を『争族』にしないためには、現実的な感触を確かめ合うことが必要


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

コンサルティングを行っている中で、
(ふと話題を変えて)

お客様の『ご両親』について
お話を伺うことがあります。

どちらにお住いになっているのか。
健康状態はどうなのか。
経済状況は・・?

「えっ、なんでそんなこと聞くの?」
とあなたは思われるかもしれませんが、

これも
『運用相談の一部』と考えています。


また、
コンサルティングの際にお答えいただく
【あなたとお金の親密度を測る55の質問】の
中でも、

「あなたは親の財産をあてにしていますか?」
という質問をご用意しています。

カンさん、いったい何が云いたいの?


はい、
当オフィスでは
お客様が資産を相続する
可能性がある場合、

(それは)
ご本人の資産運用に影響を与える
重要なイベント』であると認識します。


『相続』とは(文字通り)
バトンを引き継ぐ、ということですが、

親御さんの走り方と、
あなたの走り方はもちろん違います。
(また目指す場所も違うはず・・)

従いまして、
引き継いだご資産については、

○ 家のリフォームに使ってもいいですし、
○ お子さんの教育費に使ってもいいですし、
○ あなたなりのやり方で資産運用してもよいわけです。

 <それは、あなたの自由です。>


もし、
資産運用に用いるのであれば、

あなたがベストと考える
資産のカタチ』に変換させ、
運用を続けていけばよいのです。

それが、資産を引き継ぐ、
ということの『本質』・・。


タコ


少しシリアスな話になりますが、
現実の『相続』では、

○ 2000万円の投資信託とか、
○ 1000万円の現金とか、
○ 不動産とか、株式とか、
○ 金・貴金属という『遺産』を

どう分けようかと・・、

その【分け方】を巡って、
【問題】が発生するわけです。



そうです、実は、

相続税がかかる or かからない、
というのは、
『結果』としての話 に過ぎず、

相続の【問題】の、
もっともムズカシイところは、
「どう分けるのか・・」、


より正確に云うと、

【どう分けるのかという点について、
複数の人間の間で
どのように合意するのか・・。】


この点に尽きます。

(俗に『争続』とも云いますし・・)


もちろん、
被相続人が
【遺言】をきちんと残してくれれば、

それが親の意思(メッセージ)であり、
相続人たちも、
その気持ちを尊重しやすいと思います。


あっ、それから、
資産を『分ける』という点で、
【主導権】を握っているのは

(もちろん)
資産を遺される人、ですよ。

つまり、被相続人の
【考え方・スタイル】がまず、ありき!
ということ・・。

もし、あなたが
『遺す立場にある人』なら、

自分の考え方・価値観に則って、
しっかり、分け方を
指定】してあげてください。

(メッセージも忘れずに・・)

sub_kojin_souzoku02.jpg


たとえば、
「毎年、遺言書を書き換えている。」
公言することは、

親子間のコミュニケーションを密にする
効果があります。

えっ?


なんと云いますか、
「毎年、遺言を書き換えている。」
という【発言】そのものが、

子 に対する、
メッセージ』なわけです。

○ おい、
ちゃんと自分たちで頑張って生活しているのか。

○ おい、
親のことをちゃんと気にかけているか。

○ 孫の顔をちゃんと見せに来いよ。
ちゃんと見てるぞ。。

というような、
無言のプレッシャー』になるわけです。

尾瀬


繰り返しになりますが、
相続における【主導権】は、
『遺す立場にある人』にあります。


そして、
【資産のポートフォリオ】とは、

あなたの資産運用の
「設計図」であると同時に、

自身が
この世からサヨナラするときには、
次世代に遺す、
マネー・メッセージ】にもなります。


たとえば、
子どもさんやお孫さんが

被相続人の資産内容
(ポートフォリオ)を見て、

「なんでじーじは、
しんこうこく株式ファンドなんて、
持っていたの・・?」


とか、言わせてみたいと思いませんか?


続いて、
『子どもの立場』からのお話になりますが、

たとえば、
資産を引き継ぐ人、

つまり、
相続人になる予定の人が、

「あのさ、父さん、
ぼくは不動産にはまったく興味がないんだよ・・

とか、

ワタシ、投資とかぜんぜん興味ないから、
株、債券のたぐいは
出来れば「なし」にして欲しいなあ・・」

なんて言うことは、

やっぱり【タブー】で、
決して言ってはいけないことなのでしょうか?


あなたはどう思いますか・・?
(やっぱり、ためらいます?)


あのー、
重々承知しています、

親子の間だからこそ、
【お金の話】をするのって、
とっても難しいと・・。

だいたい、

⇒ 子供のほうから、
親の資産について、

「何が好き、何がキライ」なんて言うと、
ヘンな目で見られそう・・。

なんか、
資産を当てにしていると思われるのも
心外ですしね・・。


⇒ 親御さんのほうは、
どうなのでしょう・・・、

子どもから、
自分の資産について、

「何が好き、何がキライ」なんて言われると、
やっぱり気分が悪いモノなのでしょうか?


PodcastCover260.jpg


わたしは、
敢えて申し上げたいのですが、

「父さん、
ぼくは不動産にはまったく興味がないよ・・」
とか、

「株、債券のたぐいは
なしにして欲しい・・」というのも、

一応、
【親子の会話】ですよね?


★ わたしは、
仲のいい親子ほど、

ある程度突っ込んで、
【その種の話】をしたほうがよいと思います。

(要するに、お互いが
現実的な感触を確かめ合う、
ということ)


兄弟間でも、
親子間でも、
【その種の話】をあまりにもしないため、

かえって『トラブル』になるケースが
増えているのではないでしょうか・・。


つまり、こういうことです。

資産を遺す人から見ると、
○ 「まあ、よく話し合って、
うまく(資産を)分けてくれるはずだ・・」

という【希望的観測】を抱きがち。


資産を引き継ぐほうから見ると、
○ 「わたしの親は、
ワタシの立場や、希望を汲んでくれるはずだ・・」

という【希望的観測】を抱きがちです。

(あっ、もちろん兄弟間でも、ありますよね)


この種の、
『希望的な観測』は
捨てたほうが 賢明 だと思うのです。

出来れば、
親子間でも、兄弟間でも、
お金について話し合う機会を持って、

『希望的な観測』ではなく、

『現実的な感触』を、
確かめ合ったほうがよいのではないでしょうか。
(それがお互いのためです・・)


カギを握るのは、
やっぱり【コミュニケーション】なのです。

自分の嗜好とか、
考え方をなにげに言っておくのは、
悪いことではないと思います・・。

そして、
【現実問題】として、

親子間よりも、
兄弟間のほうが、

『相互に理解するための道のり』は
長くなりがちだ、
ということは覚えておいたほうがよいでしょう・・。

似顔絵




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