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「i-mizuho インデックスシリーズ」は最初からボタンの掛け違いだった?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

それがどんなものであれ、
商品・サービスがこの世に広まるためには、

【商品力】×【販売力】×【同時代性】
必要だと思います。

「i-mizuho インデックスシリーズ」は
商品力そのものは
ポテンシャル(潜在可能性)があったにも関わらず、

【どこで】売っていくかという
「販売場所」を、
間違ってしまったのだと思います。

(※ 同時代性はもちろんアリ、です)


【どこで】売っていくのかを間違うと、

○ どのように売るのか、
○ 誰に向けて売るのかという
「大切なポイント」も
外してしまうことになります・・。


たとえば、
A子さんとB子さんが ←(昭和の喩えでスミマセン)

どちらも投資信託という商品を
持っているとしましょう・・。
(それ自体はまあ、微笑ましいことです)

しかし、
ふたりは【まったく違う景色】を
見ているのかもしれません。



たとえば、
A子さんは大和証券

「4階建ての投信」と悪評高い
日本株アルファ・カルテット』(毎月分配型)
を買っていて、

「分配金が毎月300円も出るんだよ!」
と喜んでいます。


一方、B子さんは楽天証券
eMAXISのインデックスファンド・シリーズ」を
いくつか買っています。

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残念ながら、
ふたりの投資に対する『基本姿勢』は、
ほとんど重なっていないのです・・。



(商品提供側から見ると)
どこで】売るかを決めることは、
その商品のコンセプトを
半ば決定するくらい重要なことです。

(【どこで】、の向こうには、
【誰が】、が待っていますからね・・)


「i-mizuho インデックスシリーズ」の
運用会社であるブラックロックのブランド

特にETF運用会社としてのブランドを
重視すれば、

みずほ銀行、みずほ証券のみで販売する、
というのは、
最初から大いなる
ボタンの掛け違いだったと言わざるを得ません。


(いっそ外資系運用会社として
しがらみが少ないという利点を生かし、
最初から【直販】するという手もありだったのでは?)


先ほど、
【商品力】×【販売力】×【同時代性】を挙げましたが、

(実は)
インデックスファンドという商品は
『商品力』のみで、他の競争相手と
差別化するのがなかなか難しいのです。

(特に、商品の【特性・機能】という点において)


なぜなら、
「外国株式インデックスe」も、
「野村インデックスファンド・外国株式」も、

どんなに個性豊かな衣をまとっても、
MSCIコクサイ指数との連動を目指すという、
機能は同じなわけです。


(ですよね?)

ですからインデックスファンドの場合、
(他の商品より)余計に【販売力】、

つまり、
どこで売るのか? どんなふうに売るのか?
が重要になってくるのです・・。

そのためには、
商品の【コンセプト】を
これでもか、
これでもか、というくらい固めることが大切。


(※ そういった意味で、
インデックスファンドの個性化に
もっとも成功している例が、
三菱UFJ国際投信のeMAXISシリーズでしょう)


(話は急に変わりますが、)
当オフィスのお客様の90%以上
ネット証券、あるいは
投信会社に直接口座を持っておられる方々です。

ほとんどの方は、
有店舗の大手金融機関を
投資のメインの窓口として選択していません。


この事実はけっこう重要で、
現実問題として、
投資信託の販売現場は、
大きく【二極化】してしまっているのです。

ざっくり言ってしまえば、

1.自分に不利にならないよう、
自身でファンドを選ぶ。

どこで?
【ネット証券】で。

2.自分に不利になることを感じず、
金融機関の人にファンドを選んでもらう。

どこで?
【有店舗の金融機関】で。

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この仕事を15年間続けてきて思うのは、
こと投資の窓口としては、

「有店舗の大手金融機関」から、
「ネット証券」へと、
投資家のシフトが続いているということです。

上記のシフトは
単純に【年齢】でカテゴライズできません。

30代の人でも安易に
給与口座がある銀行に行って、
そこで投資信託を買っている人もいますし、

70代の人でも
ネット証券を使いこなしている人が
たくさんいらっしゃいます。


要は、
自分に不利にならないよう、
自身で金融商品を選ぶ。

つまり、
自分で自分の投資スタイルを決定する

という、自立した考えを持つ方が
増えてきているのでしょう。

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この【大きな流れ】を変えることは
誰にも出来ません・・。


「i-mizuho インデックスシリーズ」は
カブドットコム証券での販売を開始するようですが、
(詳細はコチラ
これって「時すでに遅し」だと思います。

なぜなら、
(それがどんなたぐいの商品であれ)
商品の個性を塗り替えるのは、
そんなに簡単なことではないからです・・。

似顔絵




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