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投資信託は倒産リスクが隔離される稀有な金融商品です


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

ご存じの方も多いと思いますが、

シティバンク銀行は
11月1日をもって、
SMBC信託銀行に事業譲渡されます。

仮にあなたが
シティバンクで投資信託を買っているとしましょう。

「ワタシが持っているファンド、
どうなるんだろう?」と、

ちょっと不安に思われるかもしれません。


でも、
「安心」してください。

シティバンクサイト上の
FAQのページ】を見ると、

商品ラインアップは変わるのか。
統合に伴い、
主な商品ラインアップを変更する予定はございません。

投資信託口座は継続されるのか。取引は引続き可能か。
統合後も変更はございません。
投資信託口座は承継され、従来通りお取引いただけます。


と、ちゃんと書いてありますよ。


それに、です。

あなたがシティバンクを通じて
投資信託を買っていたとしても、

別に、

○ シティバンクが
○ あなたの投資信託を
○ 保管している
○ わけではありません。

(伝わっていますか?)


⇒ シティバンクという『販売会社』は、
投資信託を売っている
「小売店」に過ぎません・・。

また、
(今回は事業譲渡ですが、)

仮に、シティバンクが
倒産するようなことになったら、
どうなのでしょうか・・?

その際も、
当然、
あなたの『ファンド資産』は守られます。

なぜなら、

○ 販売会社が
投資信託(ファンド資産)を
管理しているわけではないからです。


つまり?

つまり、
あなたの資産と、
販売会社の倒産リスクは
ちゃんと「隔離」されていますよ、
ということ。

(ここ、とっても重要!)


あまり思い出したくない方が
いるかもしれませんが、

たとえば、JAL、武富士、
エルピーダメモリ、インデックスなどの
個別株式』を保有していた人は、

個別株を発行している
企業の【倒産リスク】をもろに被りました・・。


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あるいは、
会社が発行する債券(社債)に
投資を行っていた人はどうでしょう・・。

2001年当時、
当オフィスのお客様に
【マイカルの社債】を保有していた方が
おられたのですが、


―マイカルは
2001年に民事再生法を申請、

その後、
個人の債権者に対しては

額面の30%を上限に
弁済が行われることとなりました。
(つまりは? ⇒ 7割の損失です(-_-;) ―


この方も、
社債を発行している
企業の【倒産リスク】を
被ったことになります・・。

※ 個別株も、社債も
「ひとつの銘柄」なのですね。
投資信託はたくさんの銘柄を詰め込んだ、
「パッケージ商品」です・・。


あっ、それに、
個人年金保険という名の、
「生命保険商品」もありますね。

―「ヤマモトさま。
ヤマモトさまが60歳になるまでの31年間、
毎月2万円の保険料をお支払いいただければ、

ヤマモトさまが60歳から80歳になるまで、
毎年50万円の年金を支給いたします」―

なんて言われたら、

「えっ、ちょっと良さそう!」
と思ってしまいますよね。

でも、ご注意、ご注意・・。


個人年金保険など
貯蓄性の高い保険商品は、
生命保険会社の【倒産】によって、

支払われるはずの年金額が
削減される可能性が「大」です・・。


実際、
1990年代末から2001 年にかけて、

東邦生命、第百生命、大正生命、
千代田生命、協栄生命など、
多くの生命保険会社が
破たん】しましたが、


tousan01.jpg


たとえば協栄生命で
個人年金保険に入っていた
当オフィスのお客様は、

年金額の『4割程度』が
削られることとなりました・・(-_-;)

つまり、
保険商品を販売している
企業の【倒産リスク】を被ったわけです。


わたしが個人的に、
保険商品って、
酷いなと思ったのは、

早期解約控除】
設定されていたことです・・。


もしも、ですよ、
あなたが契約している
保険会社が【破たん】してしまったら、

すぐにでも解約して、
資金を引き上げたいと思うじゃないですか。


でも、
弊所のお客様が保有していた
協栄生命の『個人年金保険』では、

破たん後、
一定期間内に【解約する】と、
解約返戻金が
(余計に)削減されてしまうという内容・・。

それが【早期解約控除】。


そもそも、
貯蓄性の保険商品は
保険会社との
【超長期の契約】であるため、

下手をすると
契約をした保険会社の【倒産リスク】を、
20年、30年、40年先まで、

ずっとずっと、
背中に負い続けないといけないわけです。



上記のいくつかの例に比べて、
投資信託は、
ちょっと変わった『金融商品』と云えるでしょう。


なぜなら、
★ 販売会社、運用会社、受託会社とも、
ファンド資産を【直接・保有しません】から・・。

??

なぜ、誰も『ファンド資産』を
直接・保有しないかといいますと、

それは、
倒産リスクを【隔離】するためなのです!


シンプルに考えてください・・。

あなたが、どこで、
どんな金融商品を保有しようが、

その金融商品の
『供給元』が潰れてしまい、

(そのせいで)
あなたの資産が大きく毀損するのは、
まさに【最悪の事態】であり、
とってもイヤなことですよね・・。



⇒ 資産運用で考えられる
およそ『最悪の事態』が、

【倒産リスク】が
現実化してしまうことなのです。


投資信託という金融ツールは、
この【倒産リスク】をなくすために、

一種独特の【しくみ】(スキーム)を
採用しています。

それが、
(委託会社)委託 → ファンド資産 → 受託(信託銀行)
という【しくみ】。

なぜ、運用会社のことを
「委託会社」と呼ぶかというと、

(運用会社)委託 → 【ファンド資産】 → 受託(信託銀行)
というように、

運用会社が、
ファンド資産】を
信託銀行に「委託」しているからです。


信託銀行って、
ファンド資産を「受託」しているので、
【受託会社】と云うのですよ・・。


そう、もうお気づきですね。
上記の【仕組みそのものを】
信託 と呼ぶのです!

(だから投資・信託)

★ つまり
ココ、たいへん重要なのですが、

投資信託とは単なる
「パッケージ商品」ではなく、
【信託のしくみを内包したパッケージ商品】なのです・・。

似顔絵




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