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ポートフォリオは『ロボ・アドバイザー』にお任せ?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

現在とは、
過去と未来がミックスした
刹那の瞬間なのだと思います。

たとえば、
資産運用の世界でいうと、
こんな感じになりますでしょうか。


忌わしい過去の遺物のような、
(かつ強欲商品としか思えない)

4階建ての毎月分配型ファンド
「日本株アルファ・カルテッド(毎月分配型)」
が堂々と売られている一方で、

かつては高給取りの、
CAPM(資本資産評価モデル)を
理解した専門家に依頼しなければならなかった
「最適ポートフォリオの算出」を、

いまや
ロボ・アドバイザー』が代わりに
やってくれます。

(これってけっこう未来っぽいと思いませんか?)

※ ロボ・アドバイザー
= 『自動投資サービス』とは、

あなたのポートフォリオ構築、リ・バランス、
それに伴う銘柄の売買など、
運用におけるほぼすべての作業を
代行してくれるサービスのこと。


「でも、カンさん。
ロボ・アドバイザーのサービスなんて、
まだ日本にないでしょ?」
と思われているあなた。

以前、このブログでもご紹介した
お金のデザインさんのサービス
「ETFラップ」が、

まさにその
『ロボ・アドバイザー』なのです。

(サイト上では、
「Financial Robo-Advisor」と謳っていますよ!)

あるいは、
エイト証券さんの
「8 NOW!」もそうです。

最先端のロボ・アドバイザーを用いた運用
と謳っています)


「8 NOW!」の
商品説明の部分を引用してみましょう。

8 Now!とは、
弊社とお客様が個別に締結する
投資一任契約に基づき、

弊社がMorningstar Investment Management社※の開発したアルゴリズムを用いてポートフォリオ
(米国上場E T Fを主体としたポートフォリオ)を構築し、

お客様は弊社の提案するポートフォリオへ
投資する取引であり、

リスク許容度に応じた
ポートフォリオの提案から契約までを、
すべてインターネット上で行うことのできるサービスです。


はい、このコンセプトは、
お金のデザインさんと同じですね。


では、
エイト証券さんの報酬体系を見てみましょう。

契約は88米ドル以上

投資顧問料(小数点以下第6位切捨て)
= 運用資産の日々の時価評価額 × 0.88% ÷ 365


と謳っています。

では、
一方のお金のデザインさんは?

投資一任運用報酬率 最高1.00%
最低運用額は500万円以上

運用額が3000万円以上を超える部分については
投資一任運用報酬率が0.5%となります。


と謳っています。


上記ふたつのサービスは
どちらも『海外ETF』をツールとして用いています。
(あっ、こんな会社もありますよ。『ウェルスナビ』)


ところで、お金のデザインさんや
エイト証券さんのサービスがどこから
来ているかというと、

やはりアメリカなのです・・。

bf1efe04df0083c02f56a3a601fad705-300x214.jpg


ロボ・アドバイザー、
つまり『自動投資サービス』における
最大手の会社はどこにあるのか?

シリコンバレーにあります。
ウエルスフロントという会社です。

サイトを見ると、
「あっ、こちらが元祖だ。」
とすぐに分かります(笑)

wealthfront-screen1.gif

試しにわたしは、
7つの質問に答えてみました。

すると、
わたしのリスク許容度等から、
以下のポートフォリオを提案されました。
(日本語訳はカンによるもの。)

アメリカ株式   Vanguard VTI ETF 35%
外国株式    Vanguard VEA ETF   21%
新興国株式 Vanguard VWO ETF   16%

高配当株式(米国)Vanguard VIG ETF 8%

エネルギー  State Street XLE ETF  5%
(米国)

直訳は↑天然資源ですが、
当該ETFはエネルギーセクターETFですので、
エネルギーと記しました)

地方債(米国) iShares MUB ETF 15%



実は、ポートフォリオを記したページ上に
リスク許容度の目盛(ゼロから10)があって
好きなように変えられます。

わたしのリスク許容度は7.5でしたが、
目盛を7、6.5に変えると、
地方債ETFの割合が増えて、
株式の割合が減ります。

(でも、該当ETFは変わりません。
ウエルスフロント社では、
同じアセットクラスでは、
すべてのユーザーに同じETFを推奨しているようです


pie-chart.png

そして、サイト上では、
上記ポートフォリオは
5.3%の期待リターンと記されています。
(けっこう保守的な数字です)

それにしても、
バンガードのETFが強いですね。

サイトでは以下のような説明が・・。
(日本語訳はカンによるもの。)

私たちは1400本以上のETFを
調査し、各アセットクラスについて
ETFをランク付けしています。

バンガードのETFはしばしばその
トップにきます。
私たちはバンガードの商品を推奨していますが、
いかなる報酬もバンガードから受け取っていません。


(ETFのランク付けにおいては、
コスト、トラッキングエラー、
流動性に留意しているようです・・)


そして(いよいよ)手数料です。
このように記されています。

Wealthfront Fee

Advisory Fee
0.25% / year

Third-Party Fees
ETF Expenses
0.11% / year ← ETFにかかる信託報酬

トータルコストは 0.36%
(スゴイですね・・)

わたしはサイト上で
運用資金を12万ドルと入力したのですが、

最初の1万ドル部分については、
手数料(Advisory Fee)を請求しないのだそう・・。


また、こちらの記事によりますと、

バンガードが
ロボ・ポートフォリオ・サービスに
人間のアドバイザーが行う助言を
一定割合組入れたサービス

(ハイブリッドサービス)を
年0.30%の手数料で導入する予定なのだそう


一方、チャールズシュワブは
「フリー・ロボオンリー・アセットアロケーション・サービス」
というサービスの導入を3月に発表しています。
(つまり・・・・・、これは無料!)


逡巡してみますと、
未来がこちらに
どんどん近づいてきている感がありますが、

これらのサービスが
もっと普及していけば、

大きく間違った、
道を逸れた投資を行う投資家が大幅に減り、
リスク管理が適切に為されるようになると思います。



(もちろん当オフィスも、
さらにカウンセリングに重きを置いた
コンサルティングサービスに邁進してまいります・・)

おまけ)
ブラックロックが、
ロボ・アドバイザーの会社を買収しています。
こちらの記事

【追記】
以下ブログ記事もぜひご参照ください。

アメリカのロボ・アドバイザー、ウェルスフロントのサービスを体験してみた
ロボ・アドバイザーは何をしてくれる?米国ウェルスフロントの7つの特徴

【追記 その2

16年7月2日より、
楽天証券もインターネット完結型の
投資一任型運用サービス(『楽ラップ』)を開始。

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