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まとまった資産が出来たら、そのあと、どうやって資金を引き出していくの?


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンド です。

昨日開催しました
ファンド特化コース』にて
参加者の方からこんな質問をいただきました。

「カンさん、今日は若い人が多いようですが、
わたしのような年になった人向けのセミナーって
なかなかないですよね。

つまり、
まとまった資産があって、

それを老後の生活の中で
取り崩しながら、
どんなふうに資産管理を続けていくのか。


そこに絞って、
そのやり方をちゃんと説いてくれるセミナーが
ないんですよ。」

はい・・、
おっしゃる通りだと思います。


資産運用という行いは、
ほんらい
人の生活実態に寄り添ってこそ、
意味を為すものです。


しかし、
多くの金融機関は
向こう500メートルくらいの視点しか持たず、

馬の前にニンジンをぶらさげるような思考で
「とりあえず売れる商品って何だ?」と考え、

たとえば、
毎月分配型ファンドみたいな安易な道具を
生み出してきました。

(嗚呼、恥ずかしい・・)


年齢に関わらず、
まとまった資産がある人が、

これから先の
膨大な人生時間の中で困らないよう、
【資金の引き出し】を行うためには、

1.【運用しながら】
2.【引き出す】

という、

行動としての
『大原則』を守る必要があると思います。


Tax-on-Provident-Fund-withdrawal-in-Budget-2015.jpg


ただ、残念ながら
このふたつの行為は
ベクトルとして『正反対』です。

(かつ、矛盾を孕んでいますね)

では、ほんらい
正反対な作業をこなしていくのに、
どのような管理を基本とすべきか?

もちろん、
ポートフォリオ
(異なる資産の集合体)が基本です。


たとえば、
資産が2億円になったからといって、

世田谷区桜新町の
「一棟マンション」を持っていればOK,
というわけではないのです・・。


また、
異なる資産の集合体、
ポートフォリオを管理する中で、
もっとも適した「素材」は何か?

わたしは
投資信託、ETFだと思います。


今年の6月に、
弊所メルマガで行った
『投資信託・大大質問大会』の中で、

以下のようなご質問をいただきました。

【質問!】
埼玉県  野里 嘉子 さん(仮名 50歳)

〇 早期リタイアして、
運用で生活を賄えれば、と考えております。
現在、14000万円の資金が手元にあります。

持ち家でローンはありません。
どのような運用の仕方をすればよいのでしょうか?


【回答!】

2000万円は
生活防衛資金として、MRF、普通預金で保有。

1億2000万円について
「バランス型インデックスファンド」を購入。
(今後24カ月をかけて・・)

毎年、運用資産の4%分、
バランス型ファンドを
『引き出し』ながら、『運用』を続ける。


balanced-mutual-fund.jpg


仮に長期の時間スパンで
バランス型ファンド自身が
年4%の運用を達成できれば、

20年、30年後も・・、
運用資産の【名目価値】は変わりません。


難しく考えず、
○ 資産が殖えた年も、
○ 減った年も、

変わらず4%分を、解約していく・・。

なぜなら、
お金を有意義に使うために、
資産運用は存在するわけですから。



ご存じの人も多いと思いますが、
今、SBI証券では
投資信託定期売却サービス】があります。

これは、
一定金額』を解約してくれるサービスですね。

ここから一歩進んで、
【投資信託・定率売却サービス】
というものが出てくれば、


より、
消費者の生活実態に沿った
金融サービス提供になると思います。


なぜ、【定率】に
こだわる必要があるかというと、

ほんらい、
1.【運用しながら】
2.【引き出す】

は、矛盾する行為であるからです。


運用する、ということは、

1年1年の「収益」は、
プラスにも、マイナスにも、
不規則に振れてしまいます。

仮に【定額】にこだわると、

1年、2年と連続して
運用の収益がマイナスになった場合、

同じ金額ベースで
資金の取り崩しを行うことで、
資産の毀損率が高くなってしまうのです。


これを【定率での解約】にすれば、

資産が増えた年は、
同じ3%の引き出しでも、
解約金額は増え、

資産が減ってしまった年は、
同じ3%の引き出しでも、
解約金額は減ります。

こうすることで、
資産の枯渇を防ぎながら、
長生きするリスクに対応していくことが可能になりますね。

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